2009年04月29日

4/29神奈川・浜川崎 若木屋


wakagiya.jpgホームに降り立つと、集う鉄道マニア達に驚き!みんな駅舎やら電気機関車やら時刻表やらを激写している。しかし外に出るとそこは閑散とした工場地帯。目指すお店は果たしてあるのだろうか…半ばあきらめムードを漂わせつつも、右へ右へと進んで行く。高速下のトンネルを潜り踏切を渡って『市電通り』へ…素晴らしい名前の通りだ。かつてはここを市電が行き交っていたのだろう。交差点を左折すると、歩道橋のたもとに壁棚を備えたお店が見える。ある!しかもやってる!この祝日によくぞっ!壁棚には50円均一の文庫・コミック・ハーレクイン。ふむふむと眺めつつ中に入ろうとすると、入口が開かない!戸がピクリとも動かない!ガラス越しには様々な古道具が見えている…おかしいな…店主が出掛けているのか?ふと左を見ると、一軒先の店前に古本が詰まった箱らしきものが。もしや?と思って行ってみると、何とこちらも古本屋。…ん?しかも店名が同じ?…何と二軒の店舗をぶち抜いたお店で、こちらが正式な入口だった。豪快な店舗である。最初に見た店の日除けには良く見ると『うまいラーメンショップ』と書いてあるな。店正面に立つと、目の前には角地の入口、上にはスノコ状の巨大な日除け。その下にはロッカーに詰められた50円単行本とCD、それに古着。ちょっと離れたところには20円の廉価コミックもある。とにかく色々な物が売られているようで、窓に貼られたチラシには『気分はフリーマーケット』なるキャッチコピーが…しかし店内は薄暗く活気とは無縁なようである。中に足を踏み入れると、広く暗く複雑。入ってすぐ左にレジがあり、ここを中心として何本かの狭い通路がのびている。通路はすべて行き止まり形式。右スペースは古着や古道具、真ん中辺りにアダルトの通路が見えている。レジ横から左奥まで壁をコミック(絶版あり)が埋め尽くし、暗さと相まって洞窟的風景。右側CDの棚を過ぎると一本目の通路。VHSビデオ・コミックなどに混ざって、文学・民俗学・歴史・ノンフィクション・詩歌・エッセイなどが曖昧に並んでいる。コミック関係のムックも目に付く。二番目の通路は、真ん中に古着&古道具の島があり、右側に実用・海外文学・音楽・社会・コミック。通路の最奥には紐で括られたコミックの揃いが、産地直送的な雰囲気で積み上げられている。最奥通路の左壁には、新書・日本文学文庫・時代劇文庫・ノベルスが古い本も含め並んでいる。足元には大量のLPレコード。通路奥には辞書と大判本。色々な物が混ざり合い、本も新旧混ざり合い、ジャンルも緩やかに正にフリーマーケット状態!自分的宝探しにはもってこいである。漫画はプレミア本にはしっかりとした値が付けられているが、文庫や単行本は安め。レジでは仏のような微笑の店主が応対してくれます。軽井沢町「軽井沢文学散歩」集英社漫画文庫「ウは宇宙船のウ/原作:レイ・ブラッドベリ 漫画:萩尾望都」を購入…あ!家に帰って見てみたら落丁&乱丁本!を購入してしまった事に気付く…。
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4/29神奈川・東門前 大師書房


taishi.jpg土手沿い・民家の間・木造駅舎・巨大な水門・工場街…短時間に目まぐるしく景色が変わる大師線に乗り目的駅へ。この辺りは、ほとんどの道が川崎大師へとつながっている。駅を出て踏切を渡り『東門前駅通り』をひたすら南へ。やがて賑やかな『子育地蔵通』とぶつかる交差点。その脇にお店はある。この祝日によくぞ開いていてくれました!割と新しめな緑の日除けの下には、ガチャガチャが六台と雑誌ラックが三台。この雑誌はどうやら全て新刊で、日除けにも『古書 新刊』としっかり書かれていた。右のサッシから中に入ると、帳場のおばさんと知り合いらしき男性が大声で話している。会話内容はごくごく日常的な事。この状態は、暖簾の奥の姿を見せないオヤジさんも巻き込みつつ、十分以上も続くのだった…。壁はすべて本棚、真ん中に平台付きの背中合わせの棚、入口側中央には木枠のガラスケース。中央奥に帳場があるがこちらは通り抜け不可。入口側の棚とケースの間を通り、左右を行き来する。右の壁際には、時代劇&歴史小説が文庫も含めて並び、実用・実用ノベルスと続き、角を曲がると文学全集を集めた棚。中心は「日本文学全集」で、結構しっかりな品揃え。とは言っても抜けてる部分やダブり本もあり。足元には単行本類が積み重なっている。向かいには、思想・エッセイ・新書・全集類が並び、平台にはアダルト雑誌が平積みに。ガラスケースの中には文庫の揃いが大量に詰まっているが、横積みされているのでタイトル等はよく見えない。左側通路の壁際は、日本文学・ノベルス・ミステリー・コミックと並ぶ。向かいは文庫棚で、右に海外文学、左に日本文学と言う構成。平台には、右が文庫、左にコミックが平積みざれている。古い本が多めで源氏鶏太と松本清張が頻繁に目につく。古い本は上段に集められているので、文庫などは背文字が読みにくい状態。状態が良いものは少ないが、そのためでもないだろうが値段は安い。典型的な街の古本屋さんではあるが、新刊雑誌と棚上段に集まる古本が突出事項となっている。大西書店「不忍界隈/木村東介」を購入。
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2009年04月28日

4/28東京・西荻窪 古書・花鳥風月


kachyofugetsu.jpg最近は陽が長くなり、夕方に出かけても余裕を持って行動出来るのが嬉しい。しかし自転車を漕いでいてふと気付くと、身体に多数の羽虫が取り付いている…虫の活動も活発になってきたようだ。そんな風に虫を身体にくっつけながら西荻窪へ。駅北口の『西荻一番街女子大通り』を道なりに進む。その通りの終わり付近右側にお店。整備された通りにマッチした、小奇麗な店構え。店頭には小さなワゴンが二台、カゴが一つ、椅子が一脚。50円の文庫・コミック、100円のコミック、100〜300円の単行本が売られている。中に入ると明るく整頓されているが、意外と複雑な店内。表の道に対して、店舗がナナメに展開しているのもそう思わせる一因か。カップルや女性のお客さんが結構入って来る。壁はグルリと棚で、奥へ行く度に壁が折れ曲がり、たくさんの棚が連なっている。右手前には柱を取り巻くように木製のラックと小さな棚、右奥に島状のテーブルが一台、真ん中に背中合わせの棚が二本、左壁中央にレジ、奥に狭めのスペースが続き、真ん中に低めの重厚な棚が置かれている。入口周辺には低い平台があり、雑誌類が新旧取り混ぜ表紙を見せて、丁寧に積み上げられている。柱の木製ラックには古いグラビア誌や洋雑誌が。右の壁際は文庫棚で、海外文学・日本文学・推理・時代劇・岩波&ちくま&中公&講談社文芸などが並ぶ。絶版文庫が棚上段に少量あり。上部を見る時は奥にある踏み台を使わせてもらおう。柱の裏側には、阿佐田哲也の文庫や児童書実用のプレミア本なども。そのまま右奥に進むと、充実した動植物関連・探検・山岳・登山がびっしり。終わりに辞書の棚が置かれている。向かいの背中合わせの棚には、日本文学・幻想文学・古本関連・出版・詩歌・全集類・海外文学などが収まり、手前の島状テーブルには周りの棚に即した本が並べられている。棚の裏側は、江戸・東京・民俗学・ノンフィクション・文化が並ぶ。左側の背中合わせの棚は、映画・タレント・芸能・戦記・スポーツ・趣味(「仮面」の本ってスゴイ趣味…)・歌舞伎・落語・音楽と細分化&バラエティに富んでいる。左奥の通路は壁際がすべてコミック(一部絶版漫画あり)で、向かいには料理・児童文学・新書・ポケミスが収まる。レジ前を通り最奥のスペースへ。レジ横には未整理本の棚、壁棚には陶芸・美術・建築・染物。真ん中の低めの棚には、美術図録と大判の美術本がズラッと並んでいる。そして店内のいたる所に、額装された版画や絵画、古い映画ポスター&パンフなどが飾られている。棚から生命感が溢れているお店。非常に店主の目と気持ちが行き届いている感がある。いい本も多いが、その分しっかりとした値付けがされている。と言うわけで全体的に値段は普通〜高めだろうか。通路は少し狭いので、棚下段が見難くはある。ところでお店の前の通りを、下校時間なのだろうか女子中学生達が、駅方向に向かって歩いて行く。この彼女達がとにかく、かしましいことこの上ない!あの世代特有の高周波音的な「キャーーーーッッッ」と言う金切り声を、通る一団通る一団叫んで行くのだ!何だ学校で『下校時は金切り声を』とか決まってるのか?お店の中にいても耳元で叫ばれてるみたいで…今度は違う時間に来よう。ちなみにレジに置いてあるお店のチラシには、詳細に描かれたお店の見取り図が付いている。上記の文を読むより遥かに分かり易くなっております。東京創元社「アルバム東京文学散歩/野田宇太郎」時刻堂「古本ぐらし 古本屋探訪/魚住まや」(スゴイな、これ同人誌だ)を購入。
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2009年04月27日

4/27千葉・船橋で派手めな二店!

船橋と聞いて連想するのは…船橋ヘルスセンター…まだあるのだろうか。北に東武デパート、南に西武デパート…まるで池袋のよう…。とこのようにボンヤリとした印象しか持たず、古本屋探し…。


bookbook.jpg●船橋「BOOK POWER」
駅南口を出るとロータリーの向こうに『FACE』と言う巨大な複合ビル。その裏手に回り込むとお店が姿を現す。その姿はまるで城砦…下品で派手な本の城である。強烈な色彩、色褪せた上階の看板、一部がカレー屋、桜の造花、巨大なまねき猫…。店名が見当たらない…あの赤い看板「BOOK POWER」がそうだろうか。近付くと入口と壁際に店頭ラック。すべてエロ週刊誌や美少女漫画誌が並んでいる…アダルト専門店か?しかしよく見ると左にも出入口があり、どうやらそちらがアダルト部門への扉らしい。迷わず右の扉から中へ。最近刊の週刊漫画誌平台を横目に進むと、そこは広く複雑極まりない店内。何故か芳しい肉を焼く匂いが濃厚に漂っている。乱雑ではないのだが、中央のレジを中心にして、棚が複雑な構成で並んでいるのだ。ここでサバイバルゲームでもやったら、さぞかし盛り上がるだろう。しかし本は少なく、左奥から先ほどの扉とつながるアダルト、中央奥にコミックと写真集、レジ横にゲーム機&ソフト・絶版漫画、そして右壁に沿って古本の棚が並んでいる。文学・実用・タレント・エッセイ系の単行本と少量の文庫本・ビジュアルムックなど。フロアの所々にはフィギュアやおもちゃ、様々な雑貨類が隙間を埋めるようにディスプレイされている。これだけなのか、と思っていると右奥に二階への階段。階段は途中で二手に分かれており、その壁には廉価コミックと手塚治虫全集。左は事務所に通じているようなので、右の階段を上り詰める。おぉ、本棚が並んでいる。バルコニー状に入口付近まで床が続いており、吹き抜けなので一階が丸見えである。こう言う景色は「LOS PAPELOTES」「稲尾書房」「南洋堂書店」でも見ることが出来るが、やはりいつ見ても壮観である。壁に沿って棚が置かれ、手摺り際に背中合わせの棚が三本置かれている。壁際には実用系単行本やガイドブックなどが並び、ちょっと奥に絶版漫画を含んだ棚。その横にスィングドア…どうやら向こうは隣りのカレー屋の厨房らしい。先ほどから漂ういい匂いはここが原因か。すると突然ドアが開き、インド人のコックが飛び出して来た!私をジロッと一瞥すると、店内をそのまま階下へ…オープンだなぁ。ここは古本屋でもあるが、カレー屋の裏口でもあるのか。背中合わせの棚二本は、作家50音順日本文学文庫。70〜80年代の本も混ざっており、中々見甲斐がある。壁際は文庫の続きと、奥に雑学文庫。右に短く迫り出した部分に、もう一本の棚。表に日本文学&ミステリの単行本、裏にノベルスと海外文学文庫。奥の壁には少量の愛蔵版コミックが並び、その横には結構広い鳩小屋のような金網が張られたディスプレイゾーン。絶版漫画や高価なフィギュア類が『むき出し』と言う感じで飾られている。構造が面白い。そして何だかとっても自由。値段は普通だがプレミア物にはしっかりとした値段が付いている。ちなみに店名は店内の注意書きに書かれていたものである。徳間文庫「明治残侠探偵帖/光瀬龍」を購入。


wakabadou.jpg●船橋「わかば堂書店」
駅南口から『FACE』左側の大通りを進むと、京成電鉄を越えた所に『仲通り商店街』と言う細い路地。ほぼ飲み屋街のその道を進み(途中魅力的な畳屋さんあり)、路地終わりを左に曲がるとお店にたどり着く。こちらもまた派手なお店である。中はほとんどコミック&ゲーム屋さん。左奥の一棚に文庫と少量の単行本が並び、右奥にゲーム攻略本(53円コーナーあり)があるくらい。ここでは何も買えず…すまん!

むぅ〜、市川を過ぎると古本屋さんが少なくなるなぁ。街はいい雰囲気なのに、新古書店が幅を利かせている…。この辺りはもう少し綿密な調査が必要か…。店を出るといつの間にか頭上には黒雲。あげく気温も急降下…早く帰ろう。
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2009年04月26日

4/26業平橋追記


nagashima_atochi.jpg実は業平橋ではなく、ご近所の隅田川を渡った浅草にて追記。雷門から国際通りまでの途中に、かつて洋菓子店『ナガシマ』と言うお店があった。地元でも有名であったが、今はお店も無く跡地はモスバーガーに。ここはその昔、永井荷風ひいきのお店だったのだ。晩年の荷風の浅草徘徊は有名。そのためアマチュアカメラマンのターゲットにもなり、閉口していたとか…まぁあれだけ長身でトレードマークな格好をして頻繁に出没すれば致し方ないことか。木村伊兵衛が撮った、仲見世の十字路で荷風と女学生の一団が擦れ違うスナップを見れば、彼がどれだけ目立っていたかは一目瞭然である。しかし彼はアマチュアだけではなく、プロにも追い掛けられている。そのプロとは野田宇太郎!詩人…と言うより『文学散歩者』と言う肩書きが正しい。圧倒的に正しい!私は日本全国をここまで文学散歩している人を他に知らない…それはもはや限度を超え、『散歩』ではなく『調査』である!その彼が気まぐれで、荷風が訪れると言うストリップ劇場に入り、程なく後から入って来た荷風を発見。その後、浅草の街を尾行して行く。そして最終的に行き着いたのが『ナガシマ』なのである。コーヒーとショートケーキを注文する荷風、精算時に金額を間違える荷風、それに老齢の哀しさを感じ取る野田。何と豪華な光景なのか。新旧散歩者の一方的なる邂逅…。そう言えば同じ散歩者の冨田均も、偶然見かけた野坂昭如の後を追って蕎麦屋に入り、晩酌する後姿を写真に納めている(この写真は「東京私生活」に掲載されている)。あぁ、いつか私もそんなスリリングな尾行をしてみたいものだ。荷風の言葉「裏道を行こう。横道を歩まう」が一層胸に染み入る浅草の雑踏なのだった。
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2009年04月25日

4/25東京・中目黒 combine books&foods


combine.jpg改札を出て目の前の高架下山手通りを右へ。すぐに目黒川沿いへ進み、そのまま東へ。駒沢通りを歩道橋で渡り、川沿いに八重桜に覆われた小道を進むと、マンション一階の飲食店の並びに目指すお店を発見…あぁ、オシャレ…。窓際ではキャップをナナメに被った白人達がトーク中。えぇい、ままよ!と階段を上がり店内へ。壁はコンクリ打ちっ放し、右にカウンターとDJブース、テーブル席は“L”字型に配置されている。左壁際に目的の本棚…性懲りも無く、またもやブックカフェに来てしまった。このお店は下高井戸にあった古本屋「バラード堂」が移転&コンセプトを新たに始めたお店らしい。前身のお店に一度も行ったことが無いのが返す返すも残念。席に着くと目の前には、プロジェクターで壁に投影され続けるスケーターの映像。注文を済ませた後に、早速席を立ち本棚の前へ。棚はかなり横長で、全部で七段。下から三段目のみ、本が表紙を見せて飾られた余裕のディスプレイ。内容は、写真集・雑誌・幻想文学・デザイン・グラフィック・映画・思想・宗教・文学・文学評論・美術・海外文学・植草甚一・国枝史郎…く、くにえだしろうっ!?このブックカフェはオシャレです。お客さんもオシャレな方ばかりがたくさんいます。しかし誰一人として本を手に取ろうとしません(たまたまかも…)。とにかくオシャレです…しかしこの作家がすべてを吹き飛ばしてくれたのです!ありがとう、国枝史郎!そしてこの本を並べてくれた店主に感謝!おしゃれだけに気を取られていたら、決して並べない本でしょう。しかし、相変わらずブックカフェには難点が。棚の本が見づらい!お客さんが席に着いてしまうと、その後ろの棚はもう見られない。さらに棚を見ている者は、店内では少数派…居心地悪く落ち着けない(気のせいと言われればそれまで)。こう言うとこから考えると、「火星の庭」「BOUSINGOT」「magellan」は確実に古本屋寄りな展開でよかったなぁ…。と言うわけで国枝史郎の本を買おうと思ったら、値段が書いてない。飲み物を頼むついでに店員さんに聞いてみると、後ろの見返しに値札が付いているものだけ販売しているとのこと。仕方なくあきらめ別の本を購入。あぁ、私がもっとあんな場所で落ち着ける性格で、棚を心置きなく見られたらきっと楽しめるんだろうなぁ。ちなみに常連になると、古本(お店のカラーに合ったジャンル)を持ち込めばドリンクと交換してくれるとか…あぁ、ビール二杯でほろ酔いです。カルチャー出版「天の手袋 レーモン・ラディゲの生涯/江口清」を購入。
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2009年04月24日

4/24神奈川・溝の口 明誠書房 溝の口店


meisei_mizonokuchi.jpg駅西口の階段を降りると、そこは小さな広場…ちょっと、クセのあるオヤジたちが花壇の縁に腰掛けている…何かディープな雰囲気。目の前の低い位置に『お買物は皆様の店 溝の口西口商店街』と書かれた巨大な看板。入口からして実に味のある商店街だが、そこを潜るとすぐに空が見え、その先に切断されたアーケードの屋根が無残な姿をさらしている。実はこの商店街は2007年2月に火事に見舞われ、一部が延焼してしまったのだ。現在は新しいビルが建ったり整備されたりしているが、注意して見ると傷跡をそこかしこに発見することが出来る。アーケードはツギハギでいいので直すの希望!そのまま奥に進むと、屋根が出現しこちらは往時のまま。まさに闇市的な雰囲気である。なんてカッコいいシチュエーションなんだ…そんな素晴らしい場所に『古本』の文字!…あぁ、軽く夢でも見ているようだ。す、素晴らし過ぎてクラクラする!すぐ横を轟音を立てて通り過ぎる南武線が、眩暈に拍車を掛けてくれる。店の看板は通路の屋根裏と軒下に取り付けられている。広めの外壁棚には、単行本&ノベルス100円〜200円、文庫&新書100均、コミック100均。入口左横には一本200円三本500円のビデオが並んでいる。通路の向かいにはラックが四台置かれ、雑誌・ムック・おもちゃが並べられている。中に入ってまず目に入るのは、そこかしこに飾られているおもちゃ類。特撮やアニメのレア物が多いようだが、中々しっかりした値段が付けられている。続いて目に入るのは左のレジ。オバQの小池さん的雰囲気を持つ店主が、ラベラーでガチャガチャンと値付け中。店内は右横に広がり、手前と奥に分かれている。壁はすべて棚、手前ゾーンは横向きに背中合わせの棚が二本、右奥ゾーンに同様の棚が三本置かれている。ゴーーーッ…電車が通ると少し揺れる…。右の壁際には日本文学文庫が並び、下方には旺文社文庫を中心に絶版文庫もチラホラ。向かいにも文学文庫が出版社別に揃っている。二番目の通路はすべてコミックで、よく見ると棚の端々に絶版漫画も。三番目の通路もコミックだが、壁際に本のように並ぶ絶版プラモが目をググッと惹き付ける。レジ横の左奥はアダルトコーナーとなっている。右奥ゾーンに進むと、手前の通路にはスポーツ&特撮&鉄道などの趣味性の高い雑誌・ムック、それに海外文学・宗教・京都・詩歌・サブカル・世界ミステリー全集などの雑多な棚。向かいは海外文学文庫・ちくま・河出・ハヤカワ・創元が収まる。二番目の通路はコミック文庫と少女コミック、三番目の通路はコミックと新書、四番目の通路はハーレクイン・ノベルス・映画・音続・文学・歴史と言った並び。右奥の壁には最近刊の日本文学&ミステリ・選書・実用などが。各通路には、おもちゃ・レコード・本など様々な物がカゴに入って置かれているので、棚を見ている時は蹴飛ばさないよう注意が必要である。古い本はそれほど無いが、棚には充分こだわりあり。しかし本以上に充実&こだわりなのが、おもちゃや棚脇に下がる児童雑誌付録類…よく見ると懐かしい双六なども。本の値段は安めから普通。レジで本を差し出すと「ハイ、いらっしゃい!」と受け取り表紙を眺める。そして「難しいよね〜〜埴谷雄高」「そうですね〜だからこう言う本を…」。袋を取り出しながら「今度教えてっ。テヘッ!」…おぉ、何とお茶目過ぎるオヤジなんだ。自分が売ってる本なのに…楽しい店主と場所のシチュエーションが、魂を揺さぶるお店でした。深夜叢書社「埴谷雄高論 多加野透」を購入。
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2009年04月23日

4/23茨城・牛久で古本の神に感謝二店!

かっぱの里…牛久。東京から一時間で着けるとは意外だった。お店を目指して街を進むが、駅周辺を離れると人影はパッタリと絶え、動いているのは車ばかり…進めば進むほど不安になってくる…この街には古本屋が必要とされているのだろうか…。それにしても牛久市のマークである漢字の『牛』の字を図案化したものは、ただひたすらカッコいい。


takashima.jpg●牛久「高島書店」
駅東口を出てロータリーを直進。『牛久駅東口』交差点を右折し、ひたすら一キロほど南下。周りは自然と新興住宅街…果たしてこんなところに古本屋があるのか、いやこの土地で商売が成り立つのか?…あっても開店しているのか?…様々な不安が胸に渦巻いたままトボトボ。すると十字路交差点の脇に白い建物。壁に『古本』の文字。おぉ!あった…しかしやっているのだろうか。交差点を右折して表に回り込むと、何と開いている!スゴイぞ!と同時に驚きの店構えが目に飛び込んで来た。屋根の看板文字『古書買入』の一部が壊れ『古書貝入』になっている…読み的には間違ってないかな…。やけに足の広がった立看板。店頭棚は無く、縛られ積み上げられた未整理本が風に嬲られている。真ん中のガラス扉から見える店の中の風景は…これは入れるのか?ちょっと入りたくない気持ちも…それほど乱雑であった。ドアを引き開け中に入ると、独特な匂いが漂う広い店内。正面レジに座る店主と視線がかち合う。間髪入れず「いらっしゃいませ!」と元気な挨拶…少し気分が楽になる。ちょっと不思議な髪型をした店主は、そのままラジオに聞き入り、時折笑い声を上げている。落ち着いて店内を見渡すと、乱雑ではあるが一応各通路に足を踏み入れられる状態に。壁は一面棚、真ん中に背中合わせの棚が二本、中央奥にレジがあり、その横にはガラスケースが置かれている。各通路には未整理&販売本・コミック揃いの山が屍のようにホコリを被っている…。右壁はコミック(古い本あり)・文芸・雑本・哲学、そして箱入りの全集類が奥まで並ぶ。向かいには、思想・禅・コミック、そのコミックと共に横積みされた大量の「アララギ」の不思議な景色。真ん中の通路は教養系文庫・社会・文学・松本清張・歴史など。左奥の通路は、児童文学・ノベルス・文学・文学全集・古典・文学文庫と収まっている模様。タイムカプセル化進行中と片付けない進行形な感じで、店内はスゴイことに。文庫や一部の本は動いているようだが…。そして全集が多い!ほとんどお店の主と化している。レジ周りがまた大変なことになってるなぁ…。ガラスケースには何やら高値の和本が並べられている。まぁ色んなことが起こっているみたいだが、とにかくこの場所にお店があって開店しているのがスゴイ!古本の火を絶やさぬよう、ちょっとお店を片付けてがんばって下さい!岩波書店「デュシャン/宇佐美圭司」を購入。


shobundo_usiku.jpg●牛久「古本 尚文堂」
続いて駅東口から真っ直ぐのびる『けやき通り』をひたすら進む。『下柏田』交差点を左折し『ふれあい通りを』一キロほど(またか…)北上。『栄町三丁目』交差点左手前の住宅街へ。車通りから離れ、静かな道を進んで行くと、突然柵越しに吠え掛かる二匹のチワワ!すると伝染したかのごとく、あちこちの家から小型犬の咆哮がっ!突如として住宅街は大騒ぎになってしまった…何なんだこの住宅街は…しかしこんなところに古本屋があるのだろうか?地方によくあるパターンだが、住宅街のお店は大抵看板を降ろしていたなぁ。と半ばあきらめムードで目的の場所に到着…あ、ある!しかも開いているようだ!何なんだ牛久っ!もうほとんど人の家的なお店。店頭棚は無し、中の様子もよく分からない、頼りは『OPEN』の札のみ。戸に手を掛けると…開いた!中は薄暗く、と同時に遠くで鳴り響くチャイムの音。足音が聞こえ、続いて部屋の電気が点る。どこかでガサガサと新聞を読み始める音。恐ろしくキレイに整頓された店内&棚。びっしりと林立した棚から、完璧主義的な雰囲気…美しい。壁はグルリと本棚、真ん中に背中合わせの棚が三本、その各棚脇にも細めの棚、両端の通路には本がピッチリ詰められた衣装ケースも置かれている。真ん中奥にレジ、その横の住居への通路にも棚が並んでいる。入口右横には海外文学文庫&SF、壁際には女流文学と日本文学の単行本が大衆寄りな感じでズラリと並ぶ。70〜80年代を中心とした面白い棚である。そのままレジ横に移り、文学評論・詩歌・純文学古本、80〜90年代のTV・タレント・サブカル本と続く。二番目の通路はすべて文庫本。日本文学&ミステリが作家50音順が、丁寧に細心に揃えられている。棚脇細棚には岩波文庫や古めのコミック文庫が収まっている。レジ前をすり抜け真ん中の通路へ。ここには絶版文庫・旺文社文庫などがズラリ。向かいにはアイドル写真集・実用&趣味&怪奇ノベルスの棚。入口左横には児童文学(ポプラ社文庫が多!)・海外文学文庫・ハヤカワポケミス、棚脇細棚に河出やPHP文庫。左の壁際は、社会・文化・戦争・映画・幻想文学・海外文学・美術・大判本。向かいには、新書・出版・古本・文学評論が収まっている。この通路の奥は“コ”の字に棚が並び、地方史や古い文学本・歴史が並んでいる。棚脇細棚には中公・教養文庫と官能文庫が収まる。レジ横の住居通路棚には、文庫・コミック・劇画などが。いやはや、住宅街の中にこんなお店があるとは!文庫がとにかくスゴイ!それほど古い本は無いが、棚の作り方が丁寧でスゴイ!しかもよっぽどの絶版・品切でなければ、定価の半額〜100円。棚にはよっぽどではない絶版・品切(それでも安い値でよっぽどなものも…サービスか?)も並んでいるので、棚を見るのがとにかく楽しい。精算を済ませ、思わず「おじゃましました」と心の中でお辞儀。文春文庫「諫早菖蒲日記/野呂邦暢」岩波文庫「照葉狂言/泉鏡花」を購入。

よもや二店とも現存し、しかも開いているとは思わなかった(すみません…)。牛久市スゴイぞ!古本の神がもしいたならば、感謝の念を捧げてやみません。非常に両極端な二店ですが両店とも訪ねると、大地と空の広さと共に、牛久の懐の深さが味わえるはず!大仏見物のついでにぜひ!
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2009年04月22日

4/22東京・吉祥寺 古本センター


huruhoncenter.jpg駅公園口から外に出ると、そこは狭いバス通り。かつて江口寿史が、ホイッスルで喋りながら通行人を注意する、バスの誘導員がいることを漫画にしていた通りである。右に曲がると賑わう通り沿いに雑居ビルが続く。するとすぐ右上の看板に『古本買入』の文字…昔からこの場所にお店があることを違和に感じて早や二十年。明るい通りから暗いビル通路を通り、一階奥の店舗へ。仕切りや扉などは無く、そのまま店内となる。先ほどまで通りで目にしていた軽やかさは微塵も無く、時間の重さが纏わり付いてくる…いいなぁ、この異空間の雰囲気。壁は棚とガラスケースで覆われ、奥の方が広くなっている。手前と奥に背中合わせの棚が一本ずつ、奥の棚は壁にピッタリとつけられ、左右に部屋を作り出している。中央に左壁にくっつく形でレジスペース。結構大きく高く、周りに本が無ければちょっとしたバーカウンターのようである。そこには若者が一人座り、通路では女性店員が棚の整理をこまめに行っている。入口横にはテーブルがあり、雑誌や雑本が乗せられている。棚脇にはビデオやDVDの回転ラックも。右の壁棚にはビデオや文学系の本、その横にはガラスケースが置かれ、古雑誌・風俗資料・絶版漫画が高値で飾られている…「オバQ」はやっぱり高いなぁ…。向かいには文庫がズラリと並ぶ。SF・時代劇・海外文学・日本文学・岩波・中公・ちくま・講談社文芸&学術、そして上段に『プレミアム』と名付けられた(ビールみたい…)絶版文庫が並んでいる。その裏には、科学・歴史・民俗・趣味・オカルト・サブカル・ビジュアルムック・東洋文庫・古いエッセイ&自伝が収まっている。左の壁際は、城・日本刀・文化・思想・心理学・文学評論・音楽・演劇・映画・美術・エッセイ・演芸・戦争と細分化された棚。足元には図録類がズラーリ。レジ下には、自然・植物・新書・ノベルス・官能小説が並ぶ。右の壁際続きは、写真集・写真評論が揃い、右奥スペースがコミック専門となっている。ここにも絶版漫画が多く並び、右に永井豪・梅図かずお系、奥に劇画、左に手塚治虫・白土三平・松本零士・石森章太郎などが目を惹き付けまくっている。左奥のスペースはアダルト専門となっている。古い本が多いがそこまで専門的ではなく、あくまでも深い街の古本屋さんと言う感じ。値段は安め〜普通。天井から酔っ払いのオミヤゲのような、ビニール紐で縛られた本や紙物が、たくさん下がっているのが印象的である。中公文庫「東京埋蔵金考/角田喜久雄」を購入。
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2009年04月21日

4/21埼玉・武蔵藤沢 茶々文庫


chacha.jpg駅西口を出ると、雨に煙り白く新しくポカンとした光景。突然頭上から響く轟音…見上げると軍用機が巨大な腹を見せて旋回していた。…そうか、基地が近いのか。線路沿いを北上すると国道463号線に行き当たる。そのまま国道を飯能方面にひたすら進んで行く。むぅ〜、ここまで来るともはや地方と変わらない雰囲気…。藤沢十字路を越え、不老川を渡り、緩やかな坂を上がって行くと左手に白いマンション。その一階端に『古本買います』の看板がっ!おぉ、しかも開いている!強くシャワーのように降り始めた雨を忘れ、お店の手前まで駆け寄ってみる。駐車場が前にあるマンション一階の店舗。ガラスサッシの前に、左に一本右に三本のスチール棚。左は安売りの単行本、右は一冊100円三冊200円の文庫・単行本・新書…古い本も混ざっておりしかも状態の良い本が多い…これは期待出来そうだ。入口ガラスには『マンガは取り扱っておりません』の貼紙。サッシを開けて中へ入ると、こじんまりとしているが凝縮の空間。レジのご婦人がジッとこちらを見つめている…お、落ち着け!俺は何もしていない、大丈夫だ。視線に気付かぬふりをして店内を精査する。壁はぐるりとスチール棚、真ん中横向きに三本の背中合わせの棚、左奥オレンジの壁の前がレジ兼作業場、正面奥の壁には関係者以外立入禁止の暖簾。通路には所々本が積み上げられており、中には未整理本も。左側壁際には実用系のビジュアル本・大判本、入口左横にエッセイ&雑学系の文庫棚がある。一番手前の通路・窓裏には、最近刊の文芸本・ハーレクイン・海外文学文庫、向かいには日本ミステリ&エンタメ文庫が作家50音順に並ぶ。右の壁際にはノベルス・大量の新書・学術&技術書、最奥は文学・児童文学・社会・哲学などが混り合ったカオス的な棚となっている。二番目の通路は作家50音順文庫の続き・中公・ちくま・雑学・教養・時代劇・岩波文庫が並んでいる。こちらは絶版文庫も多く、小林多喜二などのプロレタリア系文庫がまとまっていたりする。三番目の通路は、美術・音楽・古典・文学・辞書・語学・思想が収まる。四番目の通路には、全集類・九州本・戦争関連などなど。レジ横にも棚が二本あり、歴史・タレント本・少量のマンガが収まっている…入口の貼紙は子供避けか…?いいお店です!ここまで来た甲斐があると思わせてくれた棚でした!本が安い!そして面白い本たちも安い!もうこれだけでノック・アウト!と言うわけで三冊の本を手にレジへ。パソコンの前に座っていたご婦人が「いらっしゃいませ」と高い声で立ち上がり、こちらへ来て「お待たせしました」と超丁寧!全然待ってないっス!本を受け取りレジに値段を打ち込もうとしたところで、突然のフリーズ!…どうしたんだろう?固まってるぞ?…すると両手を顔の前で振り「ごめんなさい!全然準備出来てなかった」と照れ笑いを浮かべ店の奥へ。レジの鍵を手に戻り、ようやく精算。青木文庫「キャラメル工場から/佐多稲子」中公新書「空とぶカメラマン/山田照夫」中公文庫「ぼくだけの東京ドライブ/田中康夫」を購入。さて、この先にもう一軒お店があるはずだが…と、やけに水はけの悪い道を進んで行く。小学生の傘の花に囲まれながら、お店にたどり着くと、ドンピシャの定休日…またこの地に来なければならんのか…次回は晴れの日にしよう。
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2009年04月20日

4/20東京・業平橋 古本 業平駅前書店


narihiraekimae.jpg高架ホームから見えるのは、建設中の新東京タワー。こんな場所にあんなド高いものが建つことになるとは…大丈夫か?業平橋…。回れ右をしてホームを浅草方向に先端辺りまで進むと、すぐ近くの家並みに『古本』の文字が見える!急いで階段を駆け下り、改札前の言問通りを北上。するとすぐにお店である。外壁の看板・立看板・日除けなどがすべて黄色で統一されている。店名がまるで支店のようだが、紛れも無く一国一城である。入口横のエアコン室外機の上に、50円均一のダンボールが置かれ、単行本・文庫・コミック・新書が詰め込まれている。ここの本は地の部分に赤い線が引かれている。一段上がる感じで店内に入ると細長な構造。左右の壁は棚が奥まで続き、真ん中にも長い背中合わせの棚が一本、その棚の足回りを小さな平台が取り巻いている。入口左横には100円均一のワゴンが二台あり、ちょっと汚れた本が背を上に積み重なっている。最奥にレジがありご主人がパソコンと格闘中。右の壁際はほとんどがコミックだが、レジ近くに大判ビジュアル本・社会・考古学・海軍よもやま話・文学復刻本などがある。向かいには推理文庫と銘打った棚が奥まで続き、ミステリ&エンタメの他に文学・官能を取り込み、新しめの本を中心に50音順に文庫が並んでいる。棚上には劇画集やビジュアル本、足元には趣味の雑誌・ムック・写真集が並ぶ。左側通路、壁棚にはノベルス・戦争関連・実用・演劇・宗教・科学・歴史・江戸・アダルト・文学・演芸・芸能…奥の方はアダルトと古い本が混ざり合い不可思議な光景に。向かいには、民話・地方史・民俗学・戦争、そして時代劇文庫・官能文庫と続く。棚上には様々な本、足元はほとんどがアダルト雑誌となっている。ジャンル分けはあまり明確ではなく、前後して多様なジャンルの本が混ざり合っている状態。ネット販売しているので、本の位置は動かさないで欲しいとの貼紙がある…実際の店舗とネット上では、異なる顔を見せていそうである。また、店の中ほどには段差があり、棚にばかり目を向けていると確実につまづく結果に…私はつまづいてしまいました。場所柄にマッチしたお店ではあるが、左側通路はおいそれと侮れない並び…しっかりしているのかしてないのか…店主の本心が読めません。値段は新しいものは定価の半額が中心。古い本には安いものも。ところですぐ横にある東武線の駅名は『業平橋駅』。そして店名は『業平駅前書店』…調べてみても駅が『業平駅』だったことはない。むぅ〜…まさか間違えた訳でもあるまいに…。近くにある『業平駅』交差点がヒントであろうか?淡交新社「跡 続カメラ京ある記」を購入。
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2009年04月19日

4/19神奈川・反町 ひだ文庫


hidabunko.jpg深い地下駅を出て改札を抜けると、目の前には太い国道一号線。左へトコトコ進んで行くと、やがて巨大な三叉路に行き当たる。その交差点横にお店はある。黒地のテント看板に巨大な極太明朝白ヌキ文字で『古本買入』……市川崑映画のオープニングタイトルみたい…。その下は真ん中に入口があり、両側壁は本棚となっている。右は『一冊200円三冊500円』の単行本と廉価コミック・コミック揃い。左は100円均一のマンガ・文庫・ノベルスとなっている。外棚を眺めていると、本を手に何処かへ向かう女性が「いらっしゃいませ」と声を掛け通り過ぎた。店の方だろうが近くに倉庫でもあるのだろうか。中に入ると案の定誰もいない…。入口両脇には棚が据えられ、ここには最近刊の文庫や単行本が並べられている。店は横に広がり、左右にスペースを持つカタチ。壁はほとんどスチール棚で覆われ、右スペースに背中合わせの棚が二本、左スペースに一本置かれている。左はマンガスペース+レジ。レジ後ろの壁には80〜90年代のアイドル写真集が飾られ、レジ下には絶版漫画が集められている。先ほどの女性が戻って来て再び「いらっしゃいませ」。右スペース手前の通路へ。壁際には海外文学文庫やノベルス(きだみのるコーナーあり)、向かいには文庫揃いと実用本が並ぶ。右奥の壁際はミステリ&エンタメ・時代劇・官能・教養系の文庫が並ぶ。古い本は無いが、ミステリなどは変化球的な棚造りで目を惹きつける。真ん中の通路には。ハーレクインと新書、アダルト雑誌・古本関連・エッセイ本が収まっている。一番奥の通路には、日本文学・文学評論・幻想文学・戦争関連・歴史・民俗学・学術書が並び、レジ横には再びアダルト。各棚の上には手作り感満載の増設棚があり、学術書・全集類・横浜関連本・サンリオ文庫などが板をたわめている。途中店主らしきオジサンが飛び込んで来て「もういいよ。急いで食ってきちゃった」と店番を交代。手早く仕事を片付け、劇画の「鬼平犯科帳」を読みふけっています。中々興味深いお店である。機能としては街の古本屋さんなのだが、新しい本でもツボを突く品揃えに(少ないスペースなのに平山夢明がまとめられたりしている!)好感が持てる。奥の文芸には古めの本もあり。値段は普通〜高め。文春新書「ドリトル先生の英国/南條竹則」集英社文庫「荒野へ/ジョン・クロカワー」を購入。
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2009年04月17日

4/16東京・旗の台で商店街的迷路二店!

この辺りは複雑に敷設された鉄道と共に、大小商店街が縦横に駆け巡っている。探索のしがいがあり過ぎるのと、古本屋への期待に胸が張り裂けそうになりながら、奥へ奥へと足を進める…。


uchusen.jpg●旗の台「リサイクルショップ 宇宙船」
複雑極まる駅の南口から外へ。線路沿いに進むとすぐに踏切に行き当たる。それを渡り『旗の台ふれあいろ〜ど』に入ると、すぐに路上に出た立看板が目に入る。白いプラ製の日除けに『リサイクルショップ』とある…新古書店系なのだろうか…。店頭には雑誌ラックが二台、ワゴンが一台、ダンボールが一箱。ラックには『プレイボーイ』や写真週刊誌・アダルト雑誌、それに何故かストラップ…。ワゴンには漫画雑誌、ダンボールには100均本が詰まっている。店内に入ると何だか親戚の家的匂い。白で統一された什器、壁は左右とも棚、真ん中に背中合わせの棚が二本、入口側の窓際にも棚が並べられている。右奥にレジがあり老夫婦が店番中…森田健作に関して怒りを露にしながら激論を交わしている。右端の通路は一部の女流作家文庫以外はすべてコミック。そして足元にはすでにアダルト雑誌が氾濫している。窓際のコミックを眺めながら真ん中の通路へ。右棚は実用系の単行本とタレント本(バンドブーム時の音楽本が目に付く)・海外文学文庫・時代劇文庫、下には美術系ビジュアル本と共にアダルト雑誌。左棚は日本文学文庫。窓際のハーレクイン&ラノベを眺めて最後の通路へ。ところがこの左端の通路は、真ん中に置かれた背の低い棚で行き止まりとなっている。そして丸見えの向こうに広がるのはアダルト地帯…隠すんならもっとちゃんと隠して欲しい。こちらには少量の文学&歴史単行本があるのみ。文庫やコミックは新しい本が中心だが、単行本はあまり動いていない気配。値段は普通。そして気になるのは、レジ後ろの大量のビデオの白箱。一体この老夫婦は何をどんなシステムで運営しているのだろうか…店名と共に非常に気になるところ。幻冬舎アウトロー文庫「広島ヤクザ伝/本堂淳一郎」を購入。


miyako.jpg●旗の台「みやこ書房」
先ほどのお店から『ふれあいろ〜ど』をさらに進むと、右の角地に一種異様なお店が姿を見せる。まずは日除けがスゴイ!特に正面ではなく横の通りの奥へ、店舗部分以上に長く続いているところがスゴイ!さらに近付くと、文庫・コミック・単行本の詰まった棚と共に四台のゲーム機が!さぞかし子供で賑わうのだろうと思いつつ覗き込むと、『花札』『麻雀』などのギャンブルゲームばかり…。気を取り直し正面に回ると、コミックと単行本の並ぶ棚が三本、雑誌ラックが二台、四台のガチャガチャ(横に『接着剤の付いたお金や紙で作ったお金を入れる方がいます』などの注意書き…ある意味スゴイな…)、そしてDVDなどの販売機を改良した『BiGBOX』と言う宝物自販機…他にも保険の募集代理店、8mmからDVDを作成など様々な貼紙…手広いと言う言葉が生ぬるいほど色々やってます。しかし中に入るとそこは普通の古本屋だった。奥行きのある店内、両壁は本棚、真ん中に背中合わせの棚が一本、壁棚だけになった最奥にレジがありちょっとコワモテの男性が座っている。左奥には小部屋的スペースが作られており、アダルト関係が集合している。左の通路はコミックばかりなので右通路を進む。入口横にアイドル写真集、右壁に日本文学文庫・ハーレクイン・戦争関連本が並ぶ。向かいには時代劇文庫・文学単行本・実用・サブカルなどが収まる。さらに奥に進むと壁際は、辞書・映画・スポーツ・美術・経済・選書など細かく分類された棚。終わりには文学復刻本も揃う。ここで壁の向こうから、ダンダン!と言う何かを打ち付ける音と「何でだよ!」と悪態をつく声…心なしか壁もグラグラ揺れている。何っ!?一体この古本屋では何が起こっているの!?レジ前にはコミックと単行本の混ざり合った棚とゲームソフトの棚。本を手にレジに近付くと、店主は外見とは裏腹な丁寧な対応。しかし再び「どうなってんだよ!」と荒げた声とダンダンダンッ!何事かと思い振り向くと、壁と棚の隙間にパチスロ機が一台設置され、男が一人プレイしている…かなりイラついている。あぁ…何故?ますますこのお店が分からなくなってきた。本は新しいものが中心。値段は普通。そして本当に色んな事をやっています…ハッキリ言ってやり過ぎです!岩波文庫「中谷宇吉郎随筆集」を購入。

商店街を抜けるとまた向こう側に新たな商店街。実際開いていなかったのだが、他にも何軒かの古本屋さんを見つけることが出来た。要再訪プラスさらに奥へ…人間の生活の場はどこまでもどこまでも続いているのだなぁ。
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2009年04月16日

4/16東京・中延 源氏書房


genji.jpg駅近くの第二京浜を南下、二葉四丁目の交差点を右折すると、すぐにお店を見つけることが出来る。緑の日除けの下に洞穴のような薄暗い入口。左には雑誌ラック、右には壁内臓型の棚と細い平台。ここには単行本・文庫・ノベルス・廉価コミック・漫画雑誌がキレイに並ぶ。その前にはカバー無し50円文庫を積み上げたワゴン。戸には『図書券は使えますがお釣りは出ません』の貼紙…知らなかった、古本屋で図書券が使えるとは…。中は薄暗く、昔の造りそのままの店内。表と同様、整頓が行き届いている。ラジオから流れているのは『火サス』のテーマ…そして店主のオヤジさんの視線が鋭い!久々の遠慮ない貫き感である。壁は両側とも棚、真ん中に背中合わせの棚が一本、足元には小さな平台が続いている。奥に帳場があり、オヤジさんがタバコを吸いながら、ナイフのような視線で通路を切り刻む。右の入口横は雑誌ラックで、アイドル写真集が飾られている。壁棚は、上二段に揃いのコミック、下段に不規則にアダルトが並び、中間に実用・文化・エンタメ小説・日本文学が集まる。角を曲がった帳場横の棚には古い本がドッサリ!江戸&東京・文学系の本が多い。通路棚には実用ノベルス(怪奇系多し)・新書・官能小説が並ぶ。レジ前を通るのはコワイので、入口側から左通路へ。通路棚は最近の日本文学文庫が中心。棚の脇にはコミック文庫の棚もある。左壁棚には入口横からコミックが続き、終わり近くに美少女コミック。そして帳場横には、パラフィンとビニールに包まれた絶版漫画の棚…サンコミックスがたくさん並んでます。どちらの通路にいても、店主の研磨された刃物のような視線から逃れることは出来ない。覚悟を決めて堂々と見るべし。新しい本が中心だが、古い本もしっかり混ざり目を惹きつける。その白眉は帳場の両翼に集約されている!値段は安め〜普通。ふぅ、緊張した…。二見書房「日本怪奇案内/平野威馬雄」を購入。
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2009年04月15日

4/15東京・世田谷代田 PAPER JAM


paperjam.jpg下北沢から三軒茶屋に向かう途中、偶然に見かけたお店。その時は閉まっていたので、本日改めて訪問してみた…開いててよかった。下北沢からは遠いな、と思っていたが世田谷代田駅が一番近いようだ。環七を南下し、梅丘通りを東に進むと、代田一丁目のバス停前にお店がある。陶器のタイルで覆われたマンション一階に、木枠にガラス張りがファサードの店舗…オシャレである。そして店名が何処にも無い…ドアには『OPEN』の札のみ。中に入ると狭い廊下のような店内。右の壁に低めの棚が一本、目の前に七列のボックスのような棚、向かいの窓際にはこれも低めの五列の棚が一本。左奥がレジになっており、若いオシャレな店主がパソコンに向かっている。右の棚には、まず上に梅佳代などの小判写真集が飾られている。下には雑貨・生活・旅・ガイド・小判写真集(長野重一本ダブリあり)などのオシャレ系ビジュアルムックが。正面の棚には雑誌が白い背を見せズラリと並び、relax・STUDIO VOICE・TITLE・coyote・SWITCH・カメラ日和・POOKA・ku:nelなどなど、こちらもオシャレ系でまとめられている。背後の窓際棚は、日本文学ミステリ&エンタメ系単行本が並び、向かいの雑誌棚とは対照的なカラフルな輝きを放っている。まるで装丁で選んで並べているよう。美容室や雑貨屋のようなキレイなお店である。当初はやたらと緊張したが、お店が狭いので終いには気にならなくなった…。雑誌はレジ後ろにバックナンバーも揃い非常に多いが、本は非常に少ない。古い本も無い。雑誌を買うついでにお店の名を聞いてみると、印字されたレシートを差し出し「ペーパージャムと言います。1月20日から始めました」とのこと…PAPER JAM…紙詰まりか……。非常に渋い場所に店舗を構えておられるが、これからもぜひがんばってください!スイッチ・パブリッシング「coyote No.1/特集・森山大道」を購入。
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2009年04月14日

4/14東京・江古田 根元書房 本店


nemoto.jpg駅南口から線路沿いに西へ。ひとつめの大きな踏切を過ぎ、しばし線路と別れて次の踏切にたどり着くと、まさに線路際にお店。店頭には道路に沿って七本の棚。線路沿い横のブロック塀には巨大なブリキ看板と、テープで補修され不安定に傾いだ状態の電灯看板…これが灯るかどうかは定かではない。実はこのお店は、店舗としては店頭棚がすべてと言える。後述するが、店内は本の山で埋め尽くされているのだ!棚は左から、実用・ガイドブック・ノンフィクションなどの単行本、日本文学文庫・雑学文庫・時代劇文庫・海外文学文庫・岩波新書・歴史系学術雑誌などが大量に並ぶ。下の小さな平台には、文庫・新書・ノベルス・辞書などが。本を抜き出すとジャリジャリするのは、道路際なのでホコリ以上のものが降りかかっているのだろう。間に立つシャッターの支柱には『古物商法令講習終了証』なる車検証のようなシールが、年度別に七枚ほど貼られている。左の入口脇に棚がもう一本あり、実用・エッセイ・紀行・大判本・ビジュアル本などが収まっている。棚の所々には『お会計はレジまで』の貼紙と、レジ方向を示す店内誘導矢印。指示通り自動ドアを潜り店内へ。そこにあるのは奥へと続く通路…そしてそれを取り巻くダンボールの山、頭の高さまで横積みされた本の山脈…。棚もしっかりあるが、本の山に遮られ見ることは出来ない。入店と同時に響き渡るチャイムの音。奥の住居部分からそれを聞きつけたのか、ダスダスとこちらに向かって来る足音…本と財布を手に待ち構えるが、中々姿を現さない…足音は続いているのだが。ようやく現れた店主と精算を済ませている間、チラッとだけ見える棚を覗くと、ブルーバックスや沖縄関連の本が並んでいた。本は安めだが古い本もチラホラ。しかし外棚のせいか中には状態の良くないものもある。角川文庫「カポネ大いに泣く/梶山季之」を購入。

nemoto_south.jpgこのお店は日芸前店(2008/10/07に紹介)と、千川通り沿いの武蔵大学前に南口店を持っているのだが、南口店は最近は定休日でもないのに閉まっていることが多い。今日も堅くアコーディオンカーテンが閉じられている…そう、シャッターではなくアコーディオンカーテンが。さらに店の防犯システムは南京錠と自転車荷台用ロープ…何だかバラック風な心意気なのである。また開けて下さい!
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2009年04月13日

4/13千葉・松戸で幻となるか古本通り二店!

江戸川を越えるとそこは千葉県。その江戸川にある県境を越えても、街並みはいつもとさして変わらぬ光景…。しかしこの街のある通りには『古本通り』を作るという野望が渦巻いているのだった…。


dva.jpg●松戸「Amusing Media Shop D:Va」
駅西口、ロータリーを越えた高砂通り沿いにある。ビルの壁面に大きく『古・本・庫』の看板…最初はビル全体がお店なのかと思ったが、実際は一階部分だけである。蛍光緑の看板の下には、コミック・文庫・単行本・雑誌が棚に並んでいるが、スゴイのは足元に背を上にして積み上げられた本!まるで野積みの石垣のようである。さらに100円VHSビデオを満載したワゴンが三台置かれ、雑然さに拍車を掛けている。おじさんが「犬夜叉」のビデオを両手に悩んでいる…。自動ドアから中に入ると、ちょっとスーパーのような店内。壁は一面棚、真ん中に背中合わせの棚が五本、入口左横の壁際にレジがある。右の壁際は音楽本から始まり、美術・料理・ゲーム攻略本・日本文学・句集・パソコン・資格・ハーレクインと並び、新しめの本ばかり。向かいは、女性実用・手芸・お金の本・雑誌・言語・戦争関連が並ぶ。本に値段の付いてないものは、定価の半額となっている。店奥の壁には右から順に、ティーンズ文庫・科学・学術書・新書・史学・法律・哲学・思想、そして左端に文学系の古本や全集類が集められている。岩波・角川・新潮の絶版文庫も多数あり。通路棚は、第二第三通路はすべてコミック。第四通路は右にコミック文庫、左にノベルス・ちくま・中公文庫が並ぶ。第五通路は右に出版社別文庫、左に時代劇&歴史・SF・ミステリー、再び出版社別文庫となっている。ここにも絶版文庫あり!50音順にしっかり並んでいたり、棚終わりにまとめられている場合も。最後の通路はアダルトのみとなっており、ハンター達が次々と吸い込まれて行く。新しい本が中心だが、よく見ると古い本・面白い本も発見出来るので楽しめる。値段は普通。感じとしては、新しい本の多い「古本大学」がイメージ的に近いところか。所々に店頭同様、野積み石垣風本の山が出現している。創元推理文庫「地球幼年期の終わり/アーサー・C・クラーク」を購入。実はこの本、以前から探していたのだが、中野ブロードウェイの「ワタナベ古書」で探しているのを伝えたところ「創元推理では出ていない」と言われ、勘違いか?と半ばあきらめていたのだった(この時はハヤカワ文庫の「幼年期の終わり」を購入)。あぁ…あってよかった、出会えてよかった!精算を済ませて店を出ると、『近所の古本屋』と言う地図が貼られているのを発見。どうやらこの先にも古本屋があるようだ。間髪入れず向かうことに…。


timeword.jpg●松戸「タイムワードG」
高砂通りを北へ。松ノ木通りを横切り西口公園通りを進むと、右にお店が見える。黄緑・黄・青の派手な立看板。軒にも同様の看板。そしてシンプルに『本』の一文字!店頭棚は無く、ひたすら凝りに凝った手書きPOP類が一面に貼られている。こちらにも地図が…さっきのお店と雰囲気が似てるな…。ドアを開けて中に入ると目に入るのはコミック。そして足元に本の背を上に積み上げられた野積み石垣風本の山が…やはり系列店か?分類の紙も一緒だな…。壁は一面棚、真ん中に背中合わせの棚が四本、左側には少し奥まった通路がある。入口横にレジがあり、正面を向かず横向きにおじさん(声が平泉成似)が座っている。右端通路はすべてアダルト、第二第三の通路はコミックで占められている。入口から真っ直ぐ進める第四の通路には、ゲーム攻略本・音楽・パソコン・コミック文庫、向かいにもコミック、そしてビニールに入った文学系古本・新潮文庫と続く。さらに奥に進むと短めの背中合わせの棚。そこには出版社別文庫と、それを超えて集められた赤川次郎&西村京太郎棚。裏にも文庫がズラリ。左奥の隠れた通路には、出版社別文庫・お金の本・女性実用・旅・ホビー系雑誌・新書などが並んでいる…ほとんど先ほどのお店の『ミニ版』といった様相である。もちろん値付けも同様です。講談社文庫「小石川の家/青木玉」を購入。

「D:Va」の外壁には近辺の地図と共に『松戸駅西口の古本屋通り 3店まわれば欲しい本がきっと見つかる』と書いてある…欲しい本見つかりました!しかし残りの一店「二階の古本屋」はすでに閉店した模様…そして駅前には巨大な「BOOK OFF」…負けるな!古本屋通り!
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2009年04月12日

4/12神奈川・読売ランド前 をーりー古本夢幸堂


worie.jpgホームに降りると、そこは何だかシンプルな駅。上りホームにいたってはホームと同じ高さに道路が走っており、間には金網があるだけである。跨線橋を渡り北口から出ると、目の前は先ほどホームから見えていた、車の往来が激しい津久井道(世田谷町田線)。中々変わらぬ信号を待ち続けていると、すでに30mほど左にお店が見えていた。店名ではなく買取り品について書かれた巨大な黄色の日除け。その下には緑のパトランプを備えた黄色の立看板、そして五本の店頭棚。コミック・文庫・雑誌・単行本が収まっている。右の二本は『二冊100円・五冊200円』の棚、左三本は本が面出しされており『一冊50円〜200円』となっている。入口は貼紙で覆われており、中の様子を伺うことは出来ない。この貼紙に初めて店名が登場している。不安に駆られるが、サッシを開けて中に入るとラジオの音、電話中の女性店主…中は雑然としており、見るからに複雑な構造をしている。店内は横長で、右奥部分には更なるスペースと、裏道から入れる入口専用扉がある。右壁は棚、レジの右横には棚が置かれ、さらにレジ前には放射状に背中合わせの棚が三本置かれている。正面壁には巨大なラック、レジ左側には背中合わせの棚が斜めに二本、前にも棚が一本、左壁際もスチールで覆われている。右奥スペースには壁際の本棚と、一本の背中合わせの棚、そして右壁から本棚が一本突き出ている…すべての通路はほとんど行き止まりである。抜けられるのは入口専用扉がある通路と、レジ前くらい…複雑怪奇である…もはや何を書いているのか分からなくなりつつある…。入口付近にはコミック・ゲームソフト・おもちゃがひしめき合っている。レジ前の棚を眺めると、美少女コミック・日本文学文庫・CD・カセットテープなどが並んでいる。右奥スペースには、コミックの続き・ビデオ・児童文学・辞書・料理・詩歌・日本文学文庫・コンピュータ……とこのあたりまではまとまっている部分が多いのだが、段々と各棚のジャンルが滲み始めて来る。文学・ノンフィクション・社会・文化・美術・サブカル・ガイドブック・文庫などが各棚に登場し始めているのだ!棚にはアルファベットと数字が振り当てられ、恐らくこれを元に本の位置を把握しているのだろう。変色した古い本もかなり多く、自然と本の背に顔を近付けることが増えてゆく。左側のスペースに進むと、壁に掛けられたゲームの横に巨大な透明ラックが広がり、70〜80年代の雑誌・漫画雑誌・グラビア誌などが面出しで収まっている。レジ前の棚はビジュアル本。背中合わせの棚には滲みジャンルとアダルト。レジ横にアダルト雑誌…先ほどからおじさんが全力を尽くし、この棚を探索中。後ろから声を掛けて通してもらい、通路の最奥へ。ここにはパラフィンに包まれた古い本と未整理本が詰まっている。基本の値段は『定価の六割引』と書いてあるが、これが適用されるのは新しめの本。古い本にはしっかりと値段がつけられているが、それでもいたって普通の値段である。先ほどのアダルトハンターがレジで精算をしている。買っているのはもちろんエロ本だが、女店主はバンバンと話し掛け春について爽やかな会話を交わしている…す、すげぇ。ハンターに続いてレジへ。粛々と精算をしていると、おばさんが何かの液体を取り出した。そしてそれを布に付け、本を拭き始めた。「今キレイに化粧し直しますね。ホントは全部キレイにしとかないといけないんだけどね。ほら、怠ってる人がいるから…ホホホホホホ」。本からあっという間に汚れが落ちてゆく。ピカピカになった本を間に挟み、思わず笑顔を交わした多摩丘陵の午後でした。秋元書房「全国秘境案内/柞木田龍善」エディシオン・アルシーヴ「BOOK REVIEW 特集・東京を読む」を購入。
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4/11埼玉・西川口で本店と支店の外見に驚き二店!

降り立った場所は川口。しかしよく調べて見ると行くべき場所は西川口。トボトボと土手の名残りのような道を、強い日差しの中ひたすら北へ。目指すは「ミステリーファンのための古書店ガイド」で目にして以来、ずーっと行きたかったお店。ようやくたどり着いてみると、現地でしか分からないことが盛りだくさんなのです!


aoi_kamiaoki.jpg●西川口「古書専門 葵書店 上青木本店」
駅の遥か東、川口オートレース場近くの『川口中央通り公園』横の中央道路沿いにある。まずはその外観に驚き!派手な看板、オレンジ色の巨大な日除け、所々に貼り付けられた銀色に輝くステンレスのパネル!いや…派手と言うか…このいかがわしいオーラは何なのか!?店前に立つと真ん中に入口、右側に二冊100円のコミック棚、左に二冊100円の文庫棚…ここもやはりステンレスに覆われている…未来と言うよりは台所的?それ以外にも『駐車場あり!Pあり!』『まんがマニアの店!』『古本市セール』などの貼紙。中に足を踏み入れると、最初に目を惹くのは右端の通路。アダルト専門らしく手製のスィングドア状のものが設置され、20歳未満進入厳禁の但し書きが。壁際は本棚、真ん中にすべて遥か天井までの背中合わせの棚が三本、入口両脇にレジ、左レジの横には荷物置場のロッカー、各通路は行き止まりとなっているが、奥にハシゴ状の階段がそれぞれあり、頭の上に張られたネットの上の通路に上がれるようになっている。その階段には『勝手に上がらないでネ。ご希望の方はレジに声をかけて』との事……ひたすら楽しみである。右端通路は前述通りアダルト。二番目の通路は右にアダルト、左に単行本・新書・エロ系雑誌が並ぶ。単行本は雑本的に社会・文化・文学が混ざり合う。三番目の通路は右に文庫がズラリと並び、出版社別ミステリ&エンタメと時代劇文庫がほとんどである。左はコミック、そして左端の通路もコミックで埋め尽くされている。圧巻なのはレジ周りの絶版コミック棚!神保町でもここまで揃えるのはなかなか、と言う貴重な漫画が目白押し!そして恐ろしい宝のような値段が付けられている。また、入口上の天井にも漫画の原画見本が手塚治虫をメインに飾られており、こちらもさらなる宝物のような値段が提示されている。一通り店内を見たところで、本日のメインイベント『二階通路に上がる』ために、レジにいるお化粧バッチリのマダムに声を掛ける。「二階に上がってもいいですか?」「えっ?」「ちょっと見てみたいんですけど」「どんなのをお探しですか?」「日本文学系を…」と言うと首を傾げながら「この上はコミックですよ」「じゃあ向こうの通路は?」「あっちは文庫になりますけど」「じゃああっちの通路を見たいんですけど…」「う〜ん、えーと…」と少し落ち着きを無くした様子…一体どうしたと言うのか!?そして「でも…あっちは文庫の揃いだけで…」…う〜ん、何かめんどくさくなってきたな。どうも上に入るのを渋っている、と言うか半ば困っているような様子。「じゃあいいです…」と仕方なく上階への侵入を断念。この必死の問答の最中、漫画を買いに来た若者が「この男は何を言っているのか!」と言う驚愕の目線でこちらをガン見…それでも上がってみたかった。構造がとっても楽しい街の古本屋さん。絶版漫画はとにかくスゴイの一言!途中、店に入って来た子供達が右側通路に行きそうになり、レジのマダムが「そっちはダメ!そっちの二列はダメ!ハイ、左の二列ね」と児童を守るために必死で誘導しているのが印象的でした。現代教養文庫「日本剣豪列伝/江崎俊平」を購入。


aoi_ekimae.jpg●西川口「古本専門 葵書店 駅前店」
駅東口、ロータリーから続く、新オートレース通りが並北通りとぶつかる所にある。こちらも外観がとにかくスゴイ。壁を覆うのは、上青木本店の宣伝と地図、鉛筆の下書きが浮かぶコミック買取の短冊、『当店のコミックセット本はクリーニング済みです!バースディのお祝いに、病院のお見舞いなどプレゼントにどうぞ!!』…古本屋で見る初めてのタイプのキャッチコピー…お見舞いって…。店頭右にはコミック棚、左には小さな文庫ワゴン。中に入ると左側にレジ、右側に横向きに棚が設置されている。通路は三本ですべて行き止まりとなっている。手前の棚はすべてコミック。真ん中の通路は文庫・コミック・ノベルス・単行本。文庫は、女流作家・海外文学・ミステリ&エンタメとなっている。コミックはゴルゴ13・美味しんぼ・山口六平太・クッキングパパが集中的に揃っている。最奥の通路にはコミック・コミック揃い・アダルト。そしてレジ後ろにはまたもや絶版漫画。店の構成はほぼ本店と変わらない。云わば本店のミニチュア版と言ったところか。とにかくその外観は本店と共に一見の価値あり!ちくま文庫「おたくの本懐/長山靖生」を購入。

川口近辺は徳川家に所縁ある街。東照宮に参拝する徳川家が、宿として使ったお寺があるのだ。そのためか何だか『葵』と付いたお店が目に付く。やはりこの古本屋さんもその流れなのか…西川口&川口にはまだまだお店がありそうなので、要再訪!
posted by tokusan at 01:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 関東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月10日

4/10東京・新小岩 栄和堂


eiwado.jpg駅南口を出て東方面へ。平和橋通りを歩道橋で越えて、直線道路が北東へ美しくのびる商交会末広通りを400mほど進むとお店が見えてくる。ここは二月に来た時は閉まっていた…しかしその店構えを見た瞬間に、ぜひとも近い内再訪せねばならない!と心に誓ったお店なのである。何故なら明らかに定食屋かお蕎麦屋を改造した古本屋だからだ!入口左にあるショウウィンドウ、これは絶対に食品サンプルが並んでいたに違いない。右は格子となっており、この向こうには厨房があったに違いない…。ちなみに今現在ウィンドウ内には、ゲームソフトと映画DVDが飾られている。サッシを開けて店内へ。白い棚で構成された、コンパクトで整頓された空間である。静かな店内に響くのは、エプロンを着けた店主がパソコンを操作する音と、冷却ファンの音のみ。だが目の前の道路をバスが通り過ぎると、ゴウゴウガタガタと激しい振動が襲い掛かって来る。右にレジ兼作業場、左壁と奥の壁に本棚、ウィンドウ裏には一列の棚があるのみ。そして手前と奥に背中合わせの棚が一本ずつ置かれている。天井近くの壁には、ゲームやDVDのポスターがズラッと貼り出されている。ウィンドウ裏の棚には文学を中心とした単行本が少量。目の前の通路棚にはコミック、左壁棚にもコミック・廉価コミック・コミック文庫が並んでいる。真ん中の通路は両面とも文庫で、ミステリ&エンタメ・100円文庫・特価文庫・海外文学文庫・時代劇文庫となっている。最後の通路はアダルトDVDコーナーである。レジ横には辞書や少量のコミック。コミックも文庫もほとんどが新しいもので、値段は安め、本を買うと50円の金券サービスあり。コンパクトな街の古本屋さんです。通路に漂うのは、古本と食堂らしき匂いの名残り…。レジ後ろの緑の布で覆われた部分が厨房だったのだろうか。その布左奥の住居部分から、マヨネーズを求める老人の声……「マヨネーズをかける…」…何に?集英社文庫「地の音/小檜山博」を購入。
posted by tokusan at 21:13| Comment(6) | TrackBack(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする