2012年06月30日

6/30東京・西荻窪 USED BOOK STORE TIMELESS

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昨日に続き夕方から下北沢で地下仕事。その前に、これも昨日に続いて西荻窪に赴く。以前より、だいぶ様相が変わったと伝えられていたお店のことを思い出したのである。2011/08/09に訪れた場所に、ズンズン向かう。北口から駅前広場に出て、そのまま真っ直ぐ北へ。バス停の屋根下と道路を突っ切り、ビルとビルの間の化粧された小道を北へ。お店で賑わう地帯を通って、右に少し角度が付いて、坂道になり始める手前右手に…やっ、開いてるぞ。店頭の様子は以前とそれほど変わりないが、右側店頭棚が大きくなっており、上部が100均、下部が200均となっている。一冊抜き取り店内に進むと、おあっ!全然様子が違っちゃってるじゃないか!まず右にあったカウンターが消え失せ、右壁にしっかり本棚が据えられ、右奥に小さく低いL字カウンター(ここに出入りする時は、カウンターをガバッと跨がねばならぬ…おぉ素晴らしき欠陥的構造!)。奥壁の有機的曲線を備えた棚も無くなり、実用的なボックス棚に変わっている。左壁棚はそのままらしく、真ん中には書見用の四角いテーブルが置かれている…あぁ、物凄くしっかりした古本屋さんに傾いている…。右壁には岩波文庫・幻想文学・「和楽」・講談社学術文庫・ちくま文庫・教養系セレクト文庫&新書。カウンター脇には小さな文庫箱と、奥に500円以下アート本箱の姿。奥壁棚には、写真・建築・図録・作品集・アート・デザイン。左奥角には洒落た飾り棚あり。左壁には音楽・文明・思想・海外文学・「TIMELESS」看板・暮し・旅。また入口左横には絵本ウィンドウと小さな絵本棚も。以前のお店に漂っていた民族学的薫りはかなり後退し、元々力を入れていたアート関連に加え、教養系文庫と海外文学&幻想文学が増殖。…これは頼もしいお店に変化したものだ。そしてこちらも以前とは風貌の変わった店主が、長身を苦しそうにカウンターに収めて精算。二見文庫「高慢と偏見とゾンビ/ジェイン・オースティン&セス・グレアム・スミス」朝日文芸文庫「十字街/久生十蘭」を購入する。

お店を出て、そのまま南側の「盛林堂書房」(2012/01/07参照)に急ぎ足で直行し、ポプラ社「花火をあげる/小勝郷右」を購入しつつ『古本ナイアガラ』の様子を伺う。店主と多数の言葉を交わした後、下北沢へと急いで仕事に入る…。予定を一時間オーバーして午後八時半。そのまま仕事をどっさりと抱え、急いで戻らねばならぬのだが、ついつい「古書赤いドリル」(2010/06/23参照…ハッ!開店二周年、おめでとうございます!)に足を向けてしまい、人物往来社「奇事流行物語/宮武外骨」を購入する。よし、満足した!帰るぞ!
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2012年06月29日

6/29東京・西荻窪 SUTEKI & omnivague

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下北沢での地下仕事を素早く終え、井の頭線経由で夜の西荻窪へ。目指すは「盛林堂書房」店主のタレコミによるお店である…中々出向くチャンスが無く、もう三ヶ月以上もう放置…すみません。北口に出て、右奥の小さなスクランブル交差点を渡り『北銀座通り』へ。東側の歩道をテクテク北に向かって歩き、『桃井三小西交差点』を通過し、グッドな新刊書店「颯爽堂」前も通過し、坂道になった通りをゆるゆる下って行く。やがて片屋根のアーケードが終り、代わりにプラタナスの街路が始まる。そこを100mも進めば、雑貨屋が集まる地帯に到着。ここの左端のお店に古本が置いてあり、店主は結構意外な掘り出し物を見つけたとのことなのだが…雑然とした雰囲気のある『SUTEKI』にドキドキと向かう。あっ、ガードレール前にワゴンが出てる。これだな!と近付くと、げぇっ!中はすべてVHSビデオが詰まっている!うひゃ〜あ、これに古本が詰まってるとのことだったが、こりゃタイミングが悪かったか?思わず『STREET OF FIRE』に手が伸びそうになるが、古本を買わなきゃ意味が無い!と店内へ。細長く、洋服・おもちゃ類・ファミコンソフト・雑貨類がひしめいている。右壁真ん中ほどにラックがあり、そこに古本の姿…が、コミック・文学全集・「美味しんぼ」・映画パンフ・「THE FACE」など…うぅっ、何も買えませんとすぐさま敗走。すると駅方面にちょっと戻ったアンティーク雑貨屋「omnivague」の前に箱が出ており、古い「芸術新潮」の入った箱が目に入った。立ち止まり雑誌をどけてみると、おぉ、下には児童文学と絵本がギッシリ…だが、ここでも何も買えず。すまぬ、西荻窪!と暗い路地裏を駆け抜けたあげく、近くの「なずな屋」(2010/08/25参照)の柔らかい灯りに誘われて、蛾のように店内へ。古本ばかりの棚に安心し、ズイズイと奥へ。すると「いらっしゃいませ」と言う店主と目が合い、お互いに硬い笑顔を浮かべながらガクガクと挨拶。おぉ、もうずいぶん前に紹介して貰ったのを、覚えていただいていたようだ。本を帳場に差し出し、「これをください」「領収書はいりますか?」「いいえ。お店、また寄らさせてもらいます」「あ、ありがとうございます」と精一杯に会話する…なんかこんなんですみません!美術出版社「映画とシュルレアリスム 上/アド・キルー」を購入。ふぅ、どうにか助かったな。
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2012年06月28日

6/28埼玉・越谷 バックナンバー

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最初に行った草加で待ち構えていたのは、堂々たる古本屋遺跡。足払いを掛けられたように一敗地にまみれ、途方に暮れる。駅に対策を練りながら戻ると、越谷に聞いたことも無い名前のお店を発見。この際背に腹は代えられぬ!と言うことで取る物取りあえず急行!東口に出て、工事中のロータリー右奥へ。そこからビルの間の商店街を南に下り、二本目の十字路を東へ。十字路をひとつやり過ごし、斜めの道に行き当たれば、左手に長めの古本屋さん。一階と二階が一体化した外観だが、店舗は一階のみである。均一台などは無く、立看板がひとつ出ているだけなので、まずは中へ…ちょっと入り難い雰囲気だが、とにかく中へ…。横長で広く、奥にもさらに広がりを見せている。左のレジでは若い男女が働いており、「いらっしゃいませ」と声を合わせて爽やかな応対。店内は横向きに背中合わせの棚が、何層にも置かれているのだが…古本が見当たらぬ!焦りつつ、すべての通路を虱潰しにウロウロ。CD・DVD・ゲーム・コミック・奥にアダルト…かろうじてゲーム通路に、ファミコンから最新ゲーム機器まで対応している、充実のゲーム攻略本棚を確認。後はコミックゾーンにラノベが一棚・アイドル写真集が一棚あるのみ。どうやらこれは、また買えないパターンのようだ。申し訳なく思いながら、しばらく大量のスーファミカセットに目を凝らした後、「ありがとうございました」の声を背に、表へそそくさ逃れ出る。

当然このまま尻尾を巻いて帰る訳には行かぬ…ならば、ここは麗しの黄金古本屋さん「プラハ書房」(2010/12/22参照)だろう!と蒲生へあたふたと向かう。
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お店の中を隅から隅までジロジロギロリ。古い本のコーナーで、もしや松本竣介装画の本が紛れて…などとスィートな出会いを夢想するが、もちろん叶わず。だがっ!古本屋の神はやはり何処かにいるのだろう!春陽文庫のコーナーで、200円の「虹男」を発見!やったー!表紙絵はずいぶん気味が悪いが、それでも感激だー!やはり何か起こるんだな、「プラハ書房」!春陽文庫「虹男/角田喜久雄」中央公論社「喪失/福田章二」を購入する。
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2012年06月27日

6/27竣介と鎮魂

仕事が嵐の前の静けさなので、早起きして『神奈川県立近代美術館 葉山』の『松本竣介展』を張り切って観に行く。平日の午前中なので人がほとんどおらず、静かな館内を行ったり来たりして、魂にグッと来る展示を利己的にセレクトして行き、オリジナルコースを設定してヒタヒタグルグル…。あぁ、松本竣介をこんな風に贅沢に鑑賞出来る日が来ようとは…。この展覧会で特に魂消たのは、竣介撮影の写真群と、ノート見開きに描かれた街頭のスケッチ。空間と言うか、世界を捉える能力が、特別過ぎる一級品なのだ。見開きには切り取った感の世界が封じ込まれ、写真はすでに松本竣介の絵画として成立している!装画本もこんなのやあんなのが…あぁ欲しい。恐るべき才能&努力に圧倒されながら、別室で十分ほどのドキュメンタリー映像を観る。しばらくすると、大きな中庭が見えるガラス窓に“バン”と何かがぶつかった。すわっ!とガラスの向こうを見ると、地面で一羽の小鳥がもがいている…どうやらガラスに気付かず激突し、脳しんとうを起こしたようだ。
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しばらく地面でワタワタし、映像終了の頃にようやく機能を回復。地面を走って姿を消した(カワイイ)…面白いものを見させてもらったぞ。分厚い図録と竣介展グッズの電気機関車スタンプを購入する。もう一回観に来よう。

逗子駅に戻り、横須賀線で東逗子。久々の「海風舎」(2010/09/25参照)を訪れるが、残念!開いておらず。すぐさま駅に戻って、周囲に鳩を集めてしまいながらパンを食べ、横須賀線に再乗車する。次の目的地は京浜急行・横須賀中央駅なのだが、JRの駅からでは微妙な距離を残してしまっている…なので、ホームの向こうにイージス艦が浮かぶ、明治の駅舎の薫りを残す横須賀駅でまずは下車し、一キロほど歩いて京急・汐入駅から横須賀中央へ。わざわざここまで足を延ばして来た訳は、ついに閉店してしまった「堀川書店」(2009/08/08,2010/12/23,2012/05/18参照)を弔うためである。
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ここは、私の一番好きな古本屋さんであった。理由は、飲み屋街路地裏のいかがわしい立地条件!左右に向かい合う二店舗+棚のカオスさ!そして二桁値の本の安さ!飲食店街に入り、軒がくっつくほどの路地裏に足を踏み入れ、乱雑な店内に目を凝らす瞬間!そこにはいつかの、決して行くことの叶わぬ昭和の時代が立ち上がる!ここは一体何処だ?今はいつだ?掘り出し物は何処にある?…店主が亡くなりお店を閉じることになったのは、返す返すも残念である。大切なものを失った心の痛みは癒し難く、ダラダラと血を流し続けている。だが、この現代で、一瞬でも生きる時間が重なり合ったことに感謝し、悲しみながらもさらなる古本屋さんを目指して、前に進んで行く所存!たくさんの安い本を、ありがとう!「堀川書店」!一生忘れません!うわぁ〜ん…。お店の鎮魂と、自身を慰撫するために、もはやこの飲食街でただ一軒の古本屋さんになってしまった「市川書店」(2009/08/08参照)に飛び込み、中公文庫「山中放浪/今日出海」を購入する。心中えぐえぐと半べそをかきながら、県立大学駅方面にトボトボ足を向け、「港文堂書店」(2010/05/08参照)でさらなる鎮魂と慰撫。創元推理文庫「吸血鬼カーミラ/レ・ファニュ」早川書房「おしゃれ泥棒/マイクル・シンクレア」を購入し、がらっぱちな下町の白川由美風ご婦人店主(特技:ゼスチャーを伴うマシンガントーク)と少しお話し。以前訪れた私のことを、記憶の底から思い出していただき感謝する。心慰められる思考停止のひと時であった。横須賀中央に引き返し、駅前の『ヨコスカベーカリー』で菓子パン風シュークリーム・甘食・ロックケーキを購入し、帰路に着く。
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2012年06月26日

6/26東京・秋葉原 買取商店

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「やまがら文庫」よりのフレッシュなタレコミである。『電気街口』に出て、北側南側どちらからでも良いので、高架下の『ラジオセンター』沿いに西へ。『中央通り』に突き当たったら高架下の横断歩道で信号待ち。三階建てビルがスッポリと入るほどの、緑の鉄骨の超高架は、萌える都市の中に力強い直線を刻み込んでいる。その下を通って高架南側をさらに西へ。一本目の十字路を南に入ると、右手に視界を黄色に染める貼紙群と、二つの入口にある古風な暖簾が特徴のお店が目に入る。中古DVDソフトをメインに扱うお店なのだが、秋葉原にしては珍しく古本も販売しているらしいのだ。お、売ってる売ってる。まさかいつも電車で通る十メートル下に、古本が集まっていたとは知らなんだ…。店頭には三段の高さを誇る黄色いプラケースが並び、単行本二箱・雑誌三箱・文庫三箱・コミック七箱の内訳で、コミックが驚きの20均で後は100均となっている。雑本的ではあるが、しっかりした量ではないか!と喜びながら、右の暖簾を潜って店内へ。二つの入口から想像出来た通り、中は中央のカウンターレジを境に左右に分かれている。左は主に映画DVDを集めた少し小さいゾーンで、古本はラノベ箱・廉価コミック箱・映画パンフ箱・鉄道箱、それと入口横の新書棚にまとめられている。右側は、奥に多数の男が個人的お祭り中のアダルトDVDゾーン。そしてそこまでのアプローチに意外なほど古本が蔓延り、古本ゾーンを形成している!入口左横には電気学・電子・コンピュータの棚があり、レジ横には落語本箱の姿。右壁際には、上部に本棚または飾りラック、中部に長テーブルの平台、下部はプラ箱が並んでいる。左側のレジ横奥には、棚に載せられた見難いプラケース群…まるで発掘品を貯蔵している研究室のようだ。ミステリ&エンタメ・実用・ビジネス・歴史・電気・物理・文学全集・「ゴーマニズム宣言」など。全部で二十五箱あるプラケースには、100均文庫・絵本・単行本・ゲーム攻略本。電気関連が充実し、古い本もかなり多い。だがそれ以外は、リサイクル古書店的な雑本さ。100均以外の本はちょい高となっている。講談社「金と水銀/原田正純」文春文庫「ロビン・フッドに鉛の玉を」「虹の彼方の殺人」共にステュアート・カミンスキーを購入する。秋葉原での古本販売に満足した後は、テクテク神保町に向かい、各店の店頭棚&台を覗き込んで行く。お昼時なので人が多く、『お昼休み店頭むしゃぶりつきモード』の勢いに押されつつ、水道橋まで歩き続ける。
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2012年06月24日

6/24東京・森下 文雅堂書店

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『A1出口』から外に出ると、水の匂いが流れる『新大橋通り』。隅田川に向かうようにして、ビルと下町が混在する中を西へ。ほどなくして、行手にどおんと盛り上がる新大橋が見え、その手前に『新大橋交差点』。さらにその手前左手に、いつの間にか月島から移転して来たお店(2008/07/14参照)の姿があった。…店舗は変わったが、雰囲気は見事にそのままだな…。ピンク二階家一階の店舗で、軒にはピンと張り詰めたテント看板があり、前店同様に小さく『文雅堂』の文字がある。その下はサッシ扉で、左端に木枠のウィンドウがあり、洋書が飾られている。店頭右にラックが出ており、雑誌・パンフ類・音楽CD・歴史本が並ぶ。中は奥行きのある縦長で、前店同様ほぼ倉庫状態の装飾性ゼロな店内…四年前はこの状況に怯え無様に敗走した私だが、少しは図々しくなった証なのか、堂々と店内を回遊…でも、相変わらず店主の方は見られませんが…。床には横積み本や未整理本が積み置かれ、紙物・和本・古雑誌が入った箱などもあり。他にも台車・ヘルメット・ヌード雑誌&写真集地帯。そしてフロア真ん中を、大きく二台の100均台が陣取り、文庫と廉価コミックをギッチリ満載している。左壁には本棚が五本並び、実用・性愛&官能小説(70~80年代)・音楽CDから始まって、歴史・文学・世相・風俗・船・映画・郷土・工芸・幻想文学・趣味・戦争などがカオスに並ぶ。古い本が頻出するので、ついつい眼差しは真剣な色を帯びる。右壁にはミステリ&エンタメ・一般文庫の棚が一本ずつあり、奥に詩歌・ビジュアル本・図録・作品集が続く。古い本が多く、値段が安い!相変わらず雑本的ではあるのだが、月島の時より文化度がアップしている気が…気のせいだったらすみませんっ!奥の奥にある横向きの帳場に向かい、以前は恐くて全く見ることの出来なかった、三遊亭円丈を彷彿とさせる店主に精算していただく。圭文館「空想部落/尾崎士郎」光文社「快楽主義の哲学/澁澤龍彦」(初版で装画と本文イラストは宇野亜喜良!)明文社「この猛烈な男たちと名言/小鷹信光」(装画と本文イラストが伊坂芳太良で共同執筆者は片岡義男!)を購入する。
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2012年06月23日

6/23宮城・仙台 SENDAI BOOK MARKET

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だいぶ二日酔いで、もう夏としか言いようのない午前中の仙台の街へ。強い日差しに目を細めながらテクテク歩き、『青葉通り』と『南町通り』間の『サンモール一番町』に向かう。今日はこの大きなアーケードの下に、五十ほどの古本箱畑が生まれるのだ!『青葉通り』からアーケードに入ると、左手に早速古本の並ぶブースが出現。すでに古本に目を凝らす人の姿も大勢!おっ!あの長テーブルと本棚の組み合わせを一人で仕切るのは、気仙沼「唯書館」(2012/02/25参照)の青年店員さん!再会の喜びと激励の意味を勝手に込めて、創元推理文庫「ドラキュラ紀元」「ドラキュラ崩御」共にキム・ニューマンを購入する。続いてはかなり立派な「出張わめぞブース」。昨晩あれだけゲハゲハとお酒を底無しに飲んでいた人たちが、真面目にキリリと声を出し働いている。己の萎びた体たらくと比べ、感心しながら創元SF文庫「トリフィド時代/ジョン・ウィンダム」…こんな新装版が出ていたのか。カバーのトリフィド図案がとにかく痺れる一冊。あぁ、私は何故こんなにもトリフィドを好きになってしまったのか…河出書房新社「昆虫標本商万国数奇譚/川村俊一」を購入。レジにいた向井氏が「もっと遠慮せずに買っていいんですよ」と悪魔の囁き…いや、ここは旅先旅先。自制しなければ。さらに南へ進むと。大量の絵本ブースと「ビッグイシュー」の販売所があり、その先は道の両側に自由気ままな古本の花が咲いた「一箱古本市」。若者から年配の方までが、しっかりと小さな店舗を形作り、古本を販売している!ぬぬぬ、ただ余った本を売っているようなお店は少なく、テーマ性や箱造りを楽しんでいるお店が連続。中には関東各地で見かける顔もあり、そのバイタリティに驚かされる。あっ、南陀楼綾繁氏も出店している。少しお話しさせていただき、集英社文庫「ミャンマーの柳生一族/高野秀行」を購入する。箱を連続で眺めつつ、次は左手中程にある「東北ブックコンテナ」を通り過ぎ、「Book!Book!Cafe」の「仙台文庫」で「仙台文庫別冊 月刊佐藤純子」を購入する。実は今日ここに来たのは、元をたどれば2012/04/28の一箱古本市(12:25の項参照)で言葉を交わした佐藤純子氏に「今度はぜひ仙台に来て下さい」と言われ「ハイ」と答えたことだったりする。どうにか約束を守れたことにホッとする。彼女は自主的に「サインしてもいいですか?」と扉ページにサインペンを走らせる。こちらはギクシャク緊張しながらお話しさせていただく。さらに南には再び「一箱古本市」が展開。そしてここで本日一番の収穫を手にすることとなる!小さなお子様が店番する「ななみやたかちん」で、500円のダヴィッド社「神代辰巳 オリジナルシナリオ集」を発見!総毛立ち、即購入!お子様に「これを下さい」と手渡すと、困惑しつつ近くの父を呼んで精算にこぎ着ける。その後、売り上げノートに娘に本の題名を記入させようと、しばし父が奮闘する展開。「カミは神様の神で、ダイは代替わりの代…」…果たして通じるのだろうか、お子様に!ふう、とここで一息つき、カチッと古本スイッチがオフになる。本に群がる人々から離れ、昨日の『壱弐参横丁』に足を踏み入れる。今日の「鉄塔文庫」は午前十一時から営業しているので、腹ごしらえに一杯!と暖簾を潜ると、うはっ!岡崎武志氏と萩原魚雷氏!今日も驚き&脱力し、入る度に知り合いに会う、この酒場に畏敬の念を抱く。せっかくなので同席させていただき、しばしの昼呑みモード。もはや古本に囲まれた空間は仙台には見えず、ただただ古本屋話に耽溺する、素敵な人たちと素敵なひと時…。小一時間ほど飲んだ後、サンモールに別れを告げて、ひとり街の北にある「火星の庭」(2008/05/24参照)を目指してテクテク。かなり歩いて「定禅寺通り」にたどり着き、四年ぶりの店内へ。
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美味しそうなカレーの匂いの中を泳ぎながら探すのは、『架空の土地へのガイドブック展〜怪獣の世界編〜』。首尾良くカウンターレジ前にあるピアノの上に、関連本が飾られているのを見付ける。おぉ、『モスラ』原作本!金城哲夫と佐々木守のシナリオ集!成田亨!円谷英二の児童偉人本!と興奮しながら手を伸ばすが、ここにあるのはすべて非売品の閲覧用。涎を垂らしながら眺めた後、店内を寂しくウロウロ…すると窓際に販売用の本が並んでいるのを発見。こちらも中々楽しい本が…むっ、これは「宇宙船ビーグル号の冒険」のジュブナイル版!少し値が張るが、これに決めたとレジに一直線。すると今日は店主さんが一箱古本市に出向いているので、旦那さんが「ありがとうございます」と顔を綻ばせ精算。偕成社「宇宙怪獣ゾーン/バン・ボクト」を購入する。そして「特集コーナーお買上げの方には、これを」と吊るしてあった手製のブロマイドくじモドキの束を差し出す。血の滾るサービスではないか!一枚力を入れて引き抜くと、中にはさらなる手製なオリジナルの怪獣カード…おぉ「火星の庭」よ、あなたは一体何処に向かっているのだろうか…。そんなことを楽しく思いながら、仙台の旅を終えへビュワーンと帰ると、午後五時の東京には、復活間近な新しい東京駅舎の姿が、ドンと横たわっていた。

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6/22宮城・仙台 鉄塔文庫

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仙台駅西口から『青葉通り』をひたすら西に進み、仙台の中心アーケード街『サンモール一番町』を南に下る。しばらく進むと、左手に懐かしくごちゃついた『文化☆横丁』。そこからさらに南に進むと、広い駐車場の横に、トタンの壁に覆われて長々と延びる、古い建築群の異形…アーケード下の正面に立つと、『100MARKETS』と大書されたパステルレインボーの劇場の如き軒があり、その下に長い120mほどの通路を携えた二つの入口が見えている。戦後闇市の風情を色濃く残す『壱弐参横丁(いろはよこちょう)』である。飲み屋・喫茶店などの他に、肉屋・総菜屋・雑貨屋・洋服屋・占いなどがバラエティに肩を寄せ合い、その中に古本を商う立ち飲み屋も敢然と存在!去年の冬に荻原魚雷氏に教えられ、“いつの日か!”と思っていたお店なのである。早速『青葉通り』側の小アーケード通路に入り込み、50mほど東へ。途中にぽっかり現れる、空を大きく切り取った中庭的脇道が何とも言えず、素晴らしい。やがて左手に現れる、無骨な木材で化粧された小さなお店…分厚い木材に一字ずつ文字が彫り込まれた店名看板と共に、『古本立ち呑み』の言葉がキラリと光る。足下には文庫&新書の安売り箱。期待に胸をときめかせながら暖簾を潜ると、お店が開いたばかりなのに、すでに立錐の余地無い満席状態!こ、これはイカンぞ!と一瞬怯むと、何と全員明日の一箱古本市に参戦するわめぞチームの皆様であった。驚き&脱力しながらズイと入り込み、末席に加えていただく。天井が低く小さな店内。奥に“L”字のカウンターがあり、フロアには正方形の足の高いテーブルが二台置かれている。カウンター・テーブル共に椅子が収納されているが、ここは基本立ち呑みなので、座り込まずにワイワイガヤガヤ。そして左右壁面&入口横下部に頑丈な木製本棚が設えられ、通常の飲み屋と一線を画する光景を生み出している。皆が談笑する中、私はコソコソと本棚の前を飛び回る。入口横の小さな棚には、ビジュアルムック&雑誌が収まっている(ここは値段ナシ)。左壁を見ると、あっ!「古本T」さんの棚になってる!鎌倉「ヒグラシ文庫」(2011/09/11参照)に続いての立ち呑み屋への進出…何か無性に羨ましいぞ!本は社会・歴史・思想・落語など、結構硬めなラインナップ。棚にはガスメーターや蛇口が陣取る奇景もあり。右壁は四×六の壁棚となっており、ここがお店の領域となっている。北海道・アイヌ・海外文学・本&出版・コミック・日本文学・三島由紀夫・大江健三郎・中上健次・藤沢周・柳美里・佐伯一麦・伊集院静・太宰治・東北関連・文芸雑誌などがびっしりと並んで行く。左右合わせて非常に生硬な棚造りで、冊数も多く古本屋さんとしてしっかりしている。値段は普通。美味しいポテサラをつつきながらビールを三杯飲み、棚を必死に覚えながら談笑。途中、樋口毅宏「二十五の瞳」ファンの一般男性が入店し(サイン本所持)、装画担当/武藤良子氏・校正担当/水玉氏との幸福な出会いに感動する一幕も…フフフ、楽しい酒場だ。新潮社「戦後詩壇私史/小田久郎」を購入する。この後は、そのままみなさんの飲み会に加えていただき、仙台チームの「火星の庭」さん(2008/05/24参照)「書本&cafe magellan」さん(2008/12/06参照)佐藤純子氏、そして「五つ葉文庫」さんを交え、絶品の牛タンに舌鼓を打つ。明日の一箱古本市が、より楽しみになる夜となった。
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2012年06月21日

6/21神奈川・座間 古本おもちゃ箱

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昨晩は久々の「コクテイル書房」(2010/04/25参照)で、打ち合わせを兼ねた飲み…が、ビールをグイグイ飲んで楽しくなり、ほとんどただの飲み会となる。酔いながら日本文芸社「陸軍中野学校入門/小山内宏」を購入する。明けて本日、アルコールを体内に残しつつ、気温が下がって来た午後に出立。小田急線で神奈川の地理的中心部を目指す。東口に出ると、真ん中に荒れるに任せた緑の島があるミニロータリー。左からぐうっと回り込んで、駅前の通りを南東に歩いて行く。商店が連なる歩道の狭いその道は、歩を進めるごとに傾斜を増し、気持ちの良いほど急な坂道となって行く。重力と闘い続けながら進んで行くと、坂道は大きく左にカーブし始める。するとカーブ途中の左手に、白い小さなマンションが姿を見せ、側壁に『お売り下さい!!』の看板が。正面にたどり着くと、まず目に入るのは店名看板の横にいる、今まさにベランダに忍び込もうとしているコソ泥スパイダーマン!…上下逆に取り付けた方が良かったのでは…?そしてこの見るからに落ち着きの無い店頭が、街のリサイクル古書店であることを知らせている。しかし、看板にある『本』の文字を信じて店内へ!左に固まる何台かのスロットが、ピロロンピロロンと電子音を奏でている。右にはガチャガチャ群があり、フロア真ん中に大量のフレームラックを二列並べた通路が延びている。右奥はガラスケースで形作られた小部屋で、金庫室のように厳重なトレカ売場となっている。左側は長テーブルを数台備えたデュエルスペースで、奥のレジではハーフモデルのような顔立ちのいかついお兄さんが、険しい顔で何かを調べている。そして本棚に並んでいるのは、ゲームとコミックばかり。あぁ、何処を見ても、何処に入り込んでも、コミックしか見当たらない!諦め切れずに店内をグルグルするが、結果は同じ。意気消沈しながら、『万引きは刑法235条の窃盗罪に当たります』『安いコミックを立ち読みするセコいまねはやめてほしい。立ち読みしたいならブックオフへ』などの貼紙文句を発見し、少しだけ自分を慰める。結局何も買わずにそのまま表の坂道へ…ゴメンナサイ…。何処かで古本にまみれなければ、と考え町田で横浜線に乗り換え八王子へ。そうだ、SF文庫探書活動もして行こう。「佐藤書房」(2009/08/26参照)で春陽文庫「古墳殺人事件/島田一男」を、初版なのに安過ぎやしませんか、と喜び購入する。店主が「これさっき入れたばっかりだよ」と呟いた。ありがとうございます。さらに「まつおか書房」(2010/01/05参照)で徳間書店「明治もの蒐集/料治熊太」を購入。結局探書本は見つからず終い…道のりはまだまだ長そうだな…。
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2012年06月20日

6/20幸福と祝福

今日は思いっきり日和って、風に嬲られながらユラユラと自転車で、何となく「ささま書店」(2008/08/23参照)へ。強風のためか、ちょっと奥に引っ込んだ均一棚に取り付き、目玉を横に滑らせて行く…さて、今日はどんな傾向で本が出されているのか…むっ、目玉が早速引っ掛かりを覚えたぞ!東邦出版社「狐と狸 甲府商人行状記/熊王徳平」だっ!わぁい!24刷だが、構うもんかっ!すぐさま、胸にしっかとその本を抱え込み、再び目玉をツルツルと…ぬっ、また引っ掛かった!講談社「孤独なアスファルト/藤村正太」だっ!しかも初版で、帯もボロいが付いている。これが105円…どひゃっほう!カバー折り返しが糊付されているが、構うもんかっ!あぁ、この二冊で、今日の私は、運をすべて使い果たした模様…終わりました…楽しかったですよ。たまに日和ると、良いこともあるのだな。さらに講談社文庫「悪夢の骨牌/中井英夫」と、店内で河出文庫「四百字のデッサン/野見山暁治」を購入する。古本幸福物質を脳内にデクデク分泌しながら、ユラユラと阿佐ヶ谷へ戻る。そして本日が開店一周年記念の「古書 コンコ堂」(2011/06/20参照)へ。あの興奮の日から、すでに一年が経過していたとは…月日のスピードは全く持って容赦が無い。自転車を立看板の横に停め、均一棚を眺めて行く。まずは調子良く一冊文庫を抜き取り、一年前と変わらぬ匂いを漂わせる店内へ。良質さをキープしながら、落ち着きを獲得しつつある棚たちを、ゆっくりと立ったりしゃがんだり伸び上がったりしながら、楽しんで行く。文学と詩集の充実に目を細め、民俗学と言うより怪談&ホラー寄りな一棚にほくそ笑む。おぉ、ショーケースの中には「昔日の客」オリジナル本や「北園克衛全写真集&全詩集」!コミックに宮谷一彦がプチ充実しているのを喜び、文庫や美術図録に目を血走らせた結果、百練文庫「行きがかりじょう/バッキー・イノウエ」日経ビジネス文庫「私の履歴書 孤高の画人/熊谷守一・中川一政・東郷青児・棟方志功」「幻影城の時代 増刊 編集者断層集成」を購入する。お店では開店一周年記念として、千円以上買ったお客さんにオリジナルクッキーをプレゼント中。これはまさに古本屋さんのノベルティグッズ!ぜひとも手に入れなければ!と、無事に千円以上買い上げたので、店主自ら手渡してくれた本型のクッキーを、有り難く頂戴する。それにしても、クッキーとは何と可愛らしい。これからも阿佐ヶ谷に良い本を、よろしくお願いいたします。
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2012年06月19日

6/19東京・下北沢 disk UNION 下北沢店

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笹塚での仕事を終え、京王線→井の頭線と乗り継ぎ下北沢へ。雨風が激しくなる前に、探書をしつつツアーを…と目論んでいたのだが、今日初めて気付いたことがある。下北沢の古本屋さんは火曜日休みが多いのだな…。なので、まずは『茶沢通り』の『タウンホール』前に立つ。道の向かいには、ビル一階の横長な中古レコード&CD屋さんの支店が見えている。さすが『音楽×古本』の下北沢!ここにもしっかりと古本が並んでいるのである。中に入ると、見た目通り横長なフロアで、什器が複雑に立て込んでいる。ぐるぐると通路を歩きながら棚の隅に目を落として行くと、所々に古本が潜んでいるのを確認。まずは入ってすぐ右横に進んで行くと、パンク関連の本が一列(銀杏BOYZ本多し)。さらに右奥のしっかり区分けされたHIPHOP&CLUBコーナーに入り込むと、奥左側の棚に同ジャンルの本が揃えられていた。中央奥のレジ前には新刊台があり、左側壁沿い手前の棚が一番冊数の多い『音楽本』のコーナーとなっている。膝上の四段二列の本棚に、ロック歴史・ビートルズ・忌野清志郎・ジャズ・写真集・レコード&レコジャケ・アーティスト評伝・アーティスト本・バンドスコア・音楽雑誌などが並んでいる。意外に量が多く、新刊も少々並んでいる。そんな音楽本の中からスッと一冊抜き出し、古い洋画のポスター(販売中)が棚上にズラッと貼られたレジで精算する。河出書房新社「ビニール・ジャンキーズ/ブレット・ミラノ」を購入。

『茶沢通り』から裏道を伝って『下北沢南口商店街』に抜ける。若者たちと共に南西に流れ落ちて行くと、6/17を境に変わってしまった風景に出会うことになる。すでにシャッターを下ろしてしまった「幻游社」…あっ!貼紙が出てるぞ。
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それは、店主からの閉店の挨拶…うぅ…。さらに道を下って「古書赤いドリル」(2010/06/23参照)へ向かう。おぅ、開いてるじゃないか。均一棚をかき分けて店内に顔を出し、カウンターで大量の本と格闘する店主にご挨拶。うわっ、いつの間にかフロア中央の棚が、自家製的に上へ伸び上がっている!ハヤカワポケミス「電撃フリント/ジャック・パール」教養文庫「親分お眠り/牧逸馬」文献社「犯科帳の世界/森永種夫」葉文館出版「釜ヶ崎風土記/齋藤俊輔」を購入。コーヒーをいただきながらしばらくカウンターに腰を据え、楽しくあれこれお話しさせていただく。次回はぜひ焼酎を飲んで、古本の中で管を巻こう、と心に誓う。続いて井の頭線→総武線と乗り継いで西荻窪。「盛林堂書房」(2012/01/07参照)で『古本ナイアガラ』内「フォニャルフ」の補充入替。去年葉山で掘り出した「猫城記」に加え、SFの範疇を越えそうな文庫を並べて来る。そして河出文庫「モンスターブック/ヴァン・ヴォークト」創元推理文庫「ブラウン神父の童心/G・K・チェスタトン」を購入する。ここでも店主と長話…あぁ、今日私は何時間を、古本屋さんで過ごしてしまっているのだろうか…。
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2012年06月18日

6/18東京・池袋 素うどん 四國屋

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イラストレーター・武藤良子氏からのタレコミである。いつの間にかきれいになっていた西口ロータリー(昔の印象が強過ぎるのか、来る度にこう思ってしまう…)を抜け出して、『西口五差路交差点』。車がたくさん行き交うのを散々待って、西側歩道に渡って北へトボトボ。薄紅色の『ロサ会館』向かいの三本目の脇道を西に入る。この辺りは、昼間でも猥雑な空気感漂う飲み屋&風俗街。すぐの北への脇道にスッと入り込むと、危険な香りのするお店が…いや、ある意味この街にはピッタリなのだが…。軒上にはシンプルな『素うどん』の看板があり、入口横には『うどん』そして『ラーメン』の提灯までもが下がっている。さらに裏には『いそべ焼き』のイラスト入り看板が隠れており、青い『うどん』の幟がヒラヒラ。もちろんこれだけでは、ただの裏通りの小さなちょい荒れのうどん屋さんなのだが…何やらガチャガチャと店頭にあふれ出してしまっている。見た目に、うどん屋さんの範疇を、オーバーしてしまっているのだ。男性用水着多種・VHSビデオ・ベルト多種・アクセサリー・靴・ロールスロイスエンブレムワッペン・謎の花祭壇、そして古本!ベルトの下に隠された、漫画雑誌・北方謙三文庫・自己啓発系新書・橋本聖子・感動実話本数種…一冊『ビックリ特価』の100円だが、買う気は全く起こらない。いや、仮に買おうとしても、買えないのだ。何故なら開け放たれた入口の向こうの、薄暗い小さなカウンターに泥酔したオヤジがどっかと腰を据え、怪気炎を上げまくっているのだ!もしここで私が「桑田と清原 生きる勇気をありがとう」を、カウンターの向こうの女将に差し出したりしたら、飛んで火に入る夏の虫になるのは100%の確率!なので何も買わずに、スゴスゴと退散する。ちなみに武藤氏はここでしっかりうどんを食べたそうである…胆力の強靭な方だ…。

一敗地にまみれてしまったので、「八勝堂書店」(2008/07/05参照)へ。コテンパンにやられたのが良かったのか、店頭台から宇川直宏の献呈署名本を引き当てる。デザインエクスチェンジ社「GAS BOOK 07 UKAWA NAOHIRO」マガジンハウス「stars&cars」を購入する。続いて「夏目書房」(2008/07/05参照)に向かい、岩波書店「藝林闊歩/木下杢太郎」を購入。ここまで来たら寄らねばならぬ、と「古書ますく堂」(2011/10/15参照)にも突撃し、フリーダムな店内で豪放磊落な話を店主に伺いながら福音館書店「雪わたり/宮澤賢治」を購入する。
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2012年06月17日

6/17福島・会津若松 勉強堂書店

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『ウィークエンドパス』二日目は、郡山から“赤ベコ”マークのある電車・JR磐越西線に乗り込む。西に向かって徐々に標高を上げながら、狭い緑の谷底を走り抜け、一時間二十分。爽やかな風吹き渡る、四方を山と雲に取り囲まれた会津盆地に到着。駅舎を出て、赤ベコ像と白虎隊像に挨拶をし、ロータリーを抜け出してから線路に沿うように北へ。左にコンテナ基地や、扇形の操車場を眺めつつ、ズンズン北へ。道なりに500mほど進んで、『国道49号』とつながる『北柳原交差点』。この辺りにもはや観光地の気配は無く、完全に地元民の生活圏内となっている。ここから東に進むと小さな『不動川』が現れるので、橋を渡ってからすぐ川沿いに北へ。後は住宅街の中を北に進みつつ、右へ右へ右へと入り込んで行くと、やがてたどり着く自動車教習所。脇の直線道を真っ直ぐ北へ進むと、行く手に見える緑に囲まれた広大な敷地は『会津大学』で、直線道が終わった所で左を見ると、ほぉ、『会津の古書處』とある看板が立つ、モダンな和風建築の古本屋さんがそこにあった。大学前だが辺りは異様に静かで、緑の多い歩道には雑草も繁茂している。三角屋根・白壁・連続する大きなガラス窓が品良く特徴的で、入口上には金文字の店名。早速中に入ると、まずは陶器や古道具が出迎えてくれ、物や本が重層的な景色を生み出している、物量に満ちた店内。しかし乱雑さは何処にも無く、上から下までビッと整頓が行き届いている。壁棚にぐるっと囲まれた空間は横長で広く、フロアに三本の分厚い背中合わせの棚を備えている。入口右横に古道具(イタチの毛皮?や様々な人形もあり)と本に囲まれた帳場があり、白髪の萬屋錦之助と言った店主が、横向きに店番中。左壁は上部に箱入りの歴史&風俗の資料本が並び、下に歴史小説・海外文学文庫・時代劇文庫・海外文学。足下にも横積み本があり、ここには日本文学も混ざっている。向かいは下がラックになっており、大量の紙物・錦絵&浮世絵類と共に、「銀花」・自然・生物・植物・詩集などが続く。棚脇棚には全集本類が積み上がり、奥壁には左から新書(足下にオカルトあり)・書・会津資料館的紙物類&古道具類。左から二番目の通路は、左側に和本・古地図・登山、右に日本文学文庫・中公文庫・岩波文庫・選書・日本文学評論。棚脇に会津古文書ラックあり。第三通路は、左が戦争・近現代史・日本近代文学(古い本あり)・日本文学・科学、右に中国・文学復刻本・随筆・エッセイ・民俗学・日本語。こちらの棚脇には、会津の絵葉書が集合している。右端の第四通路は、入口側棚脇に美術・工芸が集まり、左側に仏教・福島本・郷土本、右壁に日本各地郷土本・東北・福島・会津がドッシリ収まっている。かなり見応えのある本棚たちなのだが、実は他にも見るべき所が潜んでいる。各通路や棚脇に足下から積み上がる本タワーが曲者なのだ!様々な方向を向く本の背を、首を横に倒しながらチェックして行くと、時折愉快な本の姿が!う〜ん、このセンス、中々絶妙だな…。郷土本の充実レベルは高く、文学にも深みと古さあり。そこかしこに美しく分布する紙物類も、目玉を楽しませてくれる。値段は普通。ただし嬉しい隙のある値段も、ジャンルによりチラホラ。新書館「さよならの城/寺山修司」青也書店「ブルークリスマス/倉本聰」ハヤカワ文庫「ミクロの決死圏/アイザック・アシモフ」講談社文庫「幻想博物館/中井英夫」を購入する。

ビデオを巻き戻すように素早く東京へ引き返し、午後六時の下北沢。盆地の爽やかさとは異なる、亜熱帯な蒸し暑さの中、雑踏をかき分けて進む。「幻游社」(2008/10/03参照)…ライブハウスの行き帰りに、時間が無くとも飛び込んだ古本屋さんである。このお店が、本日を持って閉店する。表の特徴ある細足の均一台は、すでに片付けられようとしている。店内の棚にも、所々にブランクが生じており、非常に寂しい光景となっている。しかし表にも店内にも、今日が閉店であることなどは、一切書かれていない。このまま、いつも閉店するように、静かに密かにお店を閉じるのだ。ならばこちらも、ひとりのお客として、普通に古本を買うことにしよう。「幻游社」最後の買い物は、河出文庫「吸血鬼幻想/種村季弘」。長い間、お疲れさまでした。そして本を安く売っていただき、ありがとうございました!寝室の灯りを、そっと消して眠りにつくように、下北沢の古本屋さんが一軒、フッと姿を消しました…。
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2012年06月16日

6/16新潟・高田 耕文堂書店

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週末である土日の二日間に、北は宮城・山形から南は新潟・長野・山梨までのJR東日本普通列車が乗り放題となる『ウィークエンドパス』を初購入し、とにかく遠くへ…。東京から四時間余り。今までは通過するばかりだった直江津から、南に信越本線で二駅下った上越の街は、驚くほど爽やかに晴れ渡っていた。東側のロータリーに出ると、歩道の上に屋根が架かり続ける、ちょっと特殊な光景。もちろん冬の豪雪対策なのだろうが、その屋根すべてが観光名所の『高田城』をモチーフにしており、街が城モドキな装飾に覆われてしまっているのだ!もはや薄笑いを浮かべるしかない、城に擬態した和風SFファンタジーの街…そしてロータリーを東に抜けて後ろを振り返ると、駅舎までが、鋭い瓦屋根の尖塔二基と天守閣を持つ、和風SFスタイル!何と言う振り切り方…新歌舞伎座もこのくらいやって欲しいものである。そんなイカした屋根の下を歩きながら、ひとつ目の信号で南に曲がり込む。すると和風SF風景は瞬時に消え去り、遥か彼方まで続くのは、二階屋の飲み屋&風俗店を無数に従えた昔ながらの街道であった。饐えた匂いの漂う、ミニ川越のような街並に痺れながら、ひたすら南へ歩を進める。昼間なので、ほぼすべてのお店が閉まっており、辺りは森閑としている。各店の庇は雪避けのために歩道の上に大きく張り出しており(“雁木”と言うらしい)、薄暗がりと共に先へ先へと延び続ける。夢のような街を300mほど進むと、『桶屋町』を抜けて『田端町』に入る。右手に豪壮な料亭『宇喜世』が出現。ほへ〜と目を奪われながら雁木を潜り続けていると、突然目の前に小さな古本ワゴンが現れ、頭上に下がる木の看板と共に、足をピタッと止めさせる。うわ〜、あった。しかもちゃんと開いてる!この、お店の佇まいを目にした瞬間から、もうトキメキが止まらないっ!これは、一朝一夕では決して造り出せない、完全無欠の古本屋さん的風貌!歴史ある街の中に溶け込み、地方色豊かな雁木を備え、慎ましく古びた小さなお店…はあぁぁぁ、来て良かった…と入る前から勝手に感動&陶酔してしまう。軒には丸みを帯びたブリキの看板があり、その下には使い込んで黒光りしているガラス戸。右の小さなフレームワゴンには、安売りの実用本や児童文学が並んでいる。スッとコンクリ土間の小さな店内に入ると、奥の帳場に座る、平体の掛かった田村隆一風店主が渋い声で「いらっしゃいませ」と迎えてくれた。壁際は古い造り付けの本棚で、下部は全集本や横積み本に覆われている。真ん中には背中合わせの古い棚が一本あり、こちらも下部は横積み本に覆われている。鼓動を速めながらまずは右壁棚。映画・歴史小説・日本文学・宮澤賢治・幻想文学・文学評論・詩集・美術・書・中国美術・図録・作品集…おぉ、あまり見かけない本がチラホラ…無闇に相性が良さげな予感がするぞ…。向かいは、実用・ノンフィクション・宗教・朝鮮・東都ミステリー・オカルト・自然・新書・古本関連…ここはソフトカバーが中心。左側通路に移り、通路棚には海外文学文庫・推理小説文庫・一般文庫・教養系文庫を確認。左壁には、戦争・教育・児童・宗教・歴史・良寛、そして新潟郷土本が帳場の背後までドババと続く。街の古本屋さんとしての機能は、恐らく文庫や実用本だけで、新潟関連本を土台にし、その上にキラリと光る本が被さっている。おかげで小さいのに、ドキドキ楽しめた二十分間。がしかし!本の値段が良く判らないのだ。書いてある場所が、表4だったり見返しだったり折り返し近くだったり…その上値段の無い本も多いので、いちいち店主に確認を取らねばならないのだ。欲しい本が五冊ほどあったのだが、値段が不明なのはやはり恐いので、控えめに二冊に絞って帳場へ向かう。値段は割としっかりだが、相場より安値の本が多いので買い易い。沖積社「ダンセイニ戯曲集/ロード・ダンセイニ」東京創元社「犯罪世界地図/ドン・ホワイトヘッド 田中小実昌訳」を購入。うむ、遠くまで足を延ばした甲斐のある、古本屋ジャーニーであった。
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2012年06月15日

6/15東京・早稲田 古書 英二

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午後、爽やかに晴れた空の下を、自転車をかっ飛ばして早稲田へ。本日新たに誕生する、古本屋さんに駆け付けるためである!『早稲田通り』の『馬場下交差点』と『西早稲田交差点』の中間地点である谷底の、『戸塚第一小学校入口信号』。その北側、「渥美書房」(2010/09/28参照)店頭にチェックを入れながら、メタリックなビルの脇道に入り込むと、おおおお!道がすぐ奥で直角に東に曲がる所に、出来立てホヤホヤの古本屋さんがっ!アセアセと左の脇道に自転車を停めると、建物壁面に100均単行本&文庫棚が寄せられていた。素早く目玉を走らせて、改めて建物正面へ。開け放たれたサッシ四枚の入口上には、茶色い『本買います』店名看板があり、左壁にも大きく本の買取について掲出されている。サッシ右端には店名、左端には『日本の古本屋』とあり、その向こうで開店祝いの花が妖しく咲き誇っている。開放的な店内は横長で、壁は三面共造り付けの本棚になっており、左右棚膝下には平台が付いている。フロアにはキャスターの付いたスカート型の背中合わせの本棚が二本。そして右奥が帳場となっている…私の立っている左端からは、奥壁棚が死角を生み出し、まだ店主の姿は確認出来ず…。BGMの楽しげなジャズと、新しい建材の匂いを楽しみながら、壁棚に注目する。左壁は辞書類から始まり、宗教・文明・生物・自然科学・思想・民俗学。そのまま流れは奥壁に続き、近現代風俗&世相・歴史・古本&本&出版・海外文学・日本文学・幻想文学・文学評論となる。フロア棚は、左が評伝・ノンフィクション・戦争・江戸東京・江戸風俗、右が一般文庫・自然・女性実用・時代劇文庫・ハヤカワポケミス・絶版推理文庫・教養系文庫などが並ぶ。右壁は美術・美術図録・芸能・音楽・性愛・映画。そして最奥の帳場前には、少量の猫本と共に、一棚分の猫人形(手作り?)・猫雑貨がひしめいている…ここだけ唐突に異次元…。ジャンルを多少選択しつつも、オールマイティさを漂わせる棚造り。セレクトショップとは違った、堅実さと地味さが珍しくもある。風俗・江戸・ノンフィクションに力あり。値段はちょい安〜普通。二冊を手にして帳場に対峙。そこには若い重松清風…いや、髪型は完全に白土三平キャラの“四貫目”スタイルな青年店主の姿。光文社「推理小説作法/江戸川乱歩・松本清張編」ペヨトル工房「夜想10 怪物・畸形」を購入する。開店おめでとうございます!『早稲田通り』の谷に、新たな古本屋さんの風がヒュ〜と吹き始めた、梅雨の谷間の午後三時…。

この後裏路地で、必死に店内見取り図を書き留めていると、自転車でたまたま通りかかった、「古書現世」向井氏に、不覚にも発見されてしまう…お恥ずかしい。そのままお店に同道し、先日の「外市」二日目の精算をしながら、様々にお話し。みすず書房「狩猟文学マスターピース/服部文祥編」を購入し、近々の再会を約してお店を後にする。
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2012年06月14日

6/14東京・神保町 東陽堂書店

午前中にサクッと祖師ケ谷大蔵で仕事をし、友人に頼まれた探書のために神保町へ向かう。しかしそれでも見る所は見るのだ!とまずは「田村書店」(2010/12/21参照)の店頭台にしがみつく。今日は何だか草野心平&黒田三郎&中桐雅夫祭りになってるぞ。箱の中もガシガシと鷲掴みモードで漁っていると、隣りの男性に声を掛けられる。うおっ!先日の鎌倉で本を買わせていただいた「古本T」さん。お互い平日の昼間に一体何を…。書肆季節社「『荒地』の周辺/衣更着信」思潮社「衣更着信詩集」青土社「最前線/岩田宏」を購入。この後は探しているのがSF文庫なので、「羊頭書房」(2008/12/05参照)→「古書たなごころ」(2010/11/24参照。だが営業時間外…)→「富士鷹屋」(2009/09/12参照))→「@ワンダー」(2009/01/21参照)とプチツアー。最後の「@ワンダー」で目的の本を見つけるが、値段が1500円…しばらくの間、地道に探して行くことにするか。尚この間もなんやかんやでお店に立ち寄り、「五萬堂書店」(2011/01/24参照)で大日本雄弁会社講談社「キング新年号第九巻第一号附録 偉人は斯く教える」(恩地孝四郎の“魔法のランプ”イラスト装幀がプリティー過ぎ!)を。さらに「神田書房」(2012/02/16参照)で八冊の古い文庫を500円で購入し、軽く興奮する。
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そして本日のツアー先は、『駿河台下交差点』〜『神保町交差点』間『靖国通り』の、『錦華通り』入口脇の横断歩道正面、「玉英堂書店」(2010/10/31参照)と一体化したスチールパネルビルの左側である。ここは仏教・宗教の専門店で、何もかもが硬く独特の入り込めない雰囲気を持ち、ドスンと歴史が重そうなお店なのである。しかしそんな真面目な店構えでも、ちょっとした隙はあるようだ。時々覗き込む店頭台に、明らかにお店に相応しくないオカルト系の本が混ざっていたりするのだ。決して店内の棚に並ぶことは叶わぬ、はみ出しものたち…。これをきっかけとして、普段なら決して敵わぬお店に入ることが可能となる。それがあればの話だが…ちなみにこの大きな三つの木製店頭台は、800〜1000円が基本である。左右に展開する本棚には、もっと安い本も並んでいる…むむむっ、これだ!鷹書房「全国霊能・不思議マップ/大石隆一編」!日本全国の怪奇地帯と共に、全国の霊能者が顔写真入りで載っている!住んでいる場所まで地図にプロットされている!何といかがわしい本なんだ!これを頼みと小脇に抱え、薄暗い箱入り本ばかりの世界に侵入する。古く整頓の行き届いた、威厳漂う古書店…壁際は天井までの本棚、フロア真ん中には二本の背中合わせの本棚、全集の積み上がるウィンドウ裏も本棚。フロア棚は両方共棚脇に、標本棚のような縦長の陳列ケースが附属している。奥には右から左に向かって吹き上がる階段があり、その下の奥壁に作業場兼帳場がある。そこには家族的関係を匂わせる三人の男女が、お揃いの青い作業シャツを着て並んでいる…お店のユニフォームらしいが、随分活動的なスタイルだな…。頭上に渡された肉厚の白い梁を見上げてから、右壁の前を歩いて行く。ほとんどが箱入りの学術&研究本で、考古学・民俗学・大量の日本史・東洋史・中国と階段棚に続いて行く。向かいには密教系の仏教本と、手も足も出ない横積み和本棚。ウィンドウ裏も真宗・日蓮関連の仏教本。そして真ん中の通路も完全な仏教空間と化している…あぁ、ちんぷんかんぷんだ。全く持ってちんぷんかんぷんだと左側通路へ。フロア棚には仏教続きと唯識学・仏教学。左壁には、易・世界の宗教・陰陽道・新興宗教・日本建築&寺社建築・神道。そして帳場横の奥壁棚に仏教美術・仏像が収まっている。入る前から判っていた通りの仏教中心のお店である。その棚は深海のように未知で奥深い…と、とても潜れません!先ほどのいかがわしい本を恥ずかしながら購入し、さらにリュックを重くする。

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2012年06月13日

6/13千葉・祇園から木更津へ直角に彷徨!

木更津から青と緑と白の車体の久留里線に初乗車し。青々とした水田を汚れた窓ガラス越しに眺めながら、一駅。狭いホームに降りると、SUICAの設備は無く、小さな小屋があるだけの無人駅…あれ?これどうすれば…。電車がスピードを上げ走り去る…ただ今私は、宙ぶらりんの無賃乗車完了状態。
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後で木更津駅で精算するしかないか…ホームから数段下りて、白く間の抜けた広がりを持つ祇園の街へ。駅前から南に下り、なだらかな小山をズンズン上がって行く。道は東西南北に見通しが利く直線で、能天気な飲み屋が連なり、まるで沖縄のような景色を造り出している。最初に目指したのは小山の頂上近くにある洋品店で、古本販売の情報アリ…たどり着いてみると営業はしていたが、本棚や古本は見当たらない。残念だがすでに販売はしていないようだ。かつては貸本漫画などを並べていたそうである…無念。続いて小山の南側麓近くにある「銀風堂 木更津店」…はぁん!閉まってる。う〜ん、看板や電光掲示板に現役感があるので、定休日か営業時間外なのだろうか?いつかまた来ることとするか、と坂を下り切り、コンビニでパン昼食を調達。そしてここから東に向かい、木更津駅方面を目指す。するとほどなくして前方に「ブックオフ木更津太田店」が出現。気晴らしにブラッと入り、105円棚を素早く物色。講談社文芸文庫「小さな手袋/小沼丹」創元推理文庫「黒いハンカチ/小沼丹」講談社文庫「熾天使の夏/笠井潔」中公文庫「幻象機械/山田正紀」河出文庫「太陽王と月の王/澁澤龍彦」ごま書房「池田貴族の心霊通信/池田貴族」講談社「ゲーム少年の夢/冨田勝」(冨田勲の息子!)を購入し、無駄に荷物を増やした後、お行儀悪く歩きながら昼食。途中、『本』の巨大看板を発見し、何だ何だと電灯に飛び込む蛾のように近付いてみると、開店準備中の「ゼスト」と言う名の巨大店舗。肉体労働に向かなさそうなスタッフたちが、たくさんの本棚や荷物をだだっ広いフロアに運び込んでいる。普通の古本が並ぶ余地はあるのだろうか?ここもいつか来てみなければ…。パンをモグモグしながらさらに先へ。駅近くのある程度栄えた地帯に近付き、まずは「河童堂古書店」(2009/08/16参照)を目指して進む…?おかしいな。見当たらないぞ。駅東口北側の『さつき通り』をうろつくが、ついにお店は見つからず、踏切際まで達してしまう。するとそこに一軒の本屋さんを発見する。

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●木更津「吉田書店」
住宅兼店舗スタイルで、右が税理士事務所、左が書店となっている。『本』の看板文字の下には四枚のサッシが並んでいる。そこから怖々中を覗いてみると、昭和30〜40年代スタイルの小さなお店で、三面の壁は本棚、そして真ん中に上部が斜めのラックになった大きな平台がドスンと鎮座。これがお店の2/3を占めており、周囲の通路は極狭となってしまっている。四畳半にダブルベッドを置いてしまった存在感なのである。そこに並んでいるのは雑誌や郷土本…手前にも雑誌ラックがあり、みんな新刊っぽい。だが気になるのは壁棚で、下には80年代辺りの日に焼けたコミックが積み上がり、上部はどの面も美しくびっちり並んだ新書の壁となっている。そしてその中には、茶色く退色した本も多く並んでいるのだ…新刊か?古本か?ええぃ、確かめてみるか。気合いを入れてサッシに手を掛ける…びくともしない。こっちか?びくともしない。これか?びくともしない…そして左端のサッシが、ようやくゴトリと動いてくれた。ふぅ。中に身を滑り込ませると、その気配を察知したのか帳場背後の戸の裏側から「キャウンキャウンキャワワン」と犬の悲痛な鳴き声が響き出した。…しかし誰もなだめる様子が無いので、棚に意識を集中する。左壁はすべて岩波ジュニア新書で埋まっている。右壁と奥壁は岩波新書のオンパレードで、右壁にことさら古い新書がモザイクのように混ざり込んでいる。手に取ってみるとスリップがちゃんと入っており、手書きの値段も見当たらない…こりゃ新刊が放置されてるんだなと判断。そうと判ればお店をすぐ出れば良いのだが、店内の雰囲気があまりに素敵なため、中々去り難くもあるのだ…とその時奥から「どうしたどうした。大丈夫。誰もいないよ〜」と犬をなだめながらジャンパー姿のオヤジさんが姿を現した。これはいけない!犬の濡れ衣を晴らさなければ!と平台の陰から顔を出し「お邪魔してます」と声を出す。「あ!いらっしゃい」と完全に不意をつかれたオヤジさんも慌てて挨拶。よし、こうなったら買ってみるか。一冊の古い新書を抜き出し、通路を回り込んで「これ下さい」。「ありがとうございます…え〜っと、じゃあ百円でいいや」「えっ!ありがとうございます。あの〜こちらは古本屋さんじゃないですよね?」「ん?まぁ…色々かな。これ、仕入れた時からず〜っとこのまんまだから」…むぅ、思い切って買ってみたら、これは嬉しい誤算じゃないか。この分だと、他の古い本も安く売ってくれるのだろう。「袋はいいよね」「ハイ」「ありがとう」…本を手渡される。すると奥に行きかけたオヤジさんが振り向き「あぁ、せっかくだからこれも上げるよ」と抜き取ったスリップを差し出す。「それ、初版だからね」とニヤリ。ありがたく頂戴してお店の外へ…ガッ、扉が開かねぇ!「それ、一番右ね」…そうだったそうだったとお店の外へ。岩波新書「日本の近代美術/土方定一」を購入。

嬉しい誤算の後は、歓迎せざる悲劇。ようやく気付いた「河童堂古書店」は、すでに看板を下ろし閉店していたのだった…。
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がっくりとうなだれながら南側の「Book House」(2009/08/16参照)へ行くと、こちらは元気に営業中。ホッとしながら店内に入ると、リードに繋がれた三毛猫が、店主と共に悠々と通路を回遊中。おぉ、古本猫!良いものを見たぞ。中公新書「一枚のレコード/吉田秀和」を購入。木更津駅で往路の精算を済ませ(「払ってない?」と駅員に驚かれる…)、東京湾沿いに西へ帰還する。
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2012年06月12日

6/12埼玉・浦和 ブックサイクル浦和店

タイムリミットのある仕事を終わらせ、解放されて外に出ると、あぁ雨が降り始めている…。宇都宮線を乗り継いで浦和に行き、まずは『うらわ美術館』で『野口久光 シネマ・グラフィックス』を観覧する。館内は作品保護のためかなり薄暗く、平日夕方なのでお客さんは三人だけ…非日常に拍車が掛かった葬祭場のような空間で、手描き映画ポスター(展示は印刷物)を大量に眺め続ける。この、イラストも文字もすべてが手描きのタイプのポスターは、私にとっては幼少時が被るくらいで、情報として存在は知っていても身近な懐かしさは一切無い(一般的なノスタルジーは感じるが…)。だが、この素晴らしい仕事っぷりはどうだ!私はイラストよりも、映画タイトルの多様なレタリングや、全体の色使いに大いに魅了されまくる!巴里を緑と赤で表現するなんて!手製の『映画ノート』に封じ込められた、スクリーンそのままのタイトルやクレジットの、レタリングのミニチュア感と言ったらもう!展示には装幀・装画コーナーもあり、『あぁ、古本!』と色めき立ってしまう。出口付近で上映している、レタリング文字がふんだんに使われた『予告編集』も、ソファーに釘付けになるほど素敵な世界!興奮覚めやらぬまま図録を購入し、再び雨降る街の中へ。

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脳内にポスターの幻影を閃かせながら、美術館前の『仲町交差点』から線路方向の東へ…するとひとつ目の信号右脇に古本屋さんが出現。駅から来る場合は、西口駅前の『コルソ』『伊勢丹』西裏に潜むタイル敷きの商店街に入り込み、『仲町1丁目』を縦に貫く商店街道を北に進み切れば、左にお店が現れる。『浦和店』とあるからには、あまり耳にしない名だがチェーン店なのであろう。店内は広く、左にCD売場とアダルトゾーンがあり、右にコミックと古本が集まる。古本は右端通路と第二通路とその周辺に存在。入口右横に辞書類があり、そのまま右窓際に雑誌・ガイド・実用・児童文学・ビジュアル本・戦争・女性実用・ビジネス・エッセイ・サブカル…棚下には大量の浦和レッズ本あり。向かいは、棚脇のノンフィクション・文学の近刊本台から始まり、文庫揃い・ラノベ・教養&雑学文庫・海外文学文庫、そして結構な量の100均文庫。奥壁には300均単行本・ハーレクイン・ノベルス・BLノベルス。第二通路右側には日本文学文庫がズラッと並ぶ。典型的なリサイクル店的構成。値段は定価の半額前後が基本だが、300〜500円帯の本も多くリーズナブルな部分も。立風書房「志ん生長屋ばなし/古今亭志ん生」を購入。

家に帰ってから、そう言えば…と思い立ち、野口久光装幀本をゴソゴソ探してみる。むぉっ、二冊発見。一冊は美術館に展示してあったシリーズの内の一冊である。もう一冊は定型デザインもの。…しばらく眺めて、ちょっとニヤニヤする。
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2012年06月11日

6/11東京・奥沢 PINNANCE BOOKS

最初は尾山台に向かい、自動車本の専門店を目指していた。途中駅前の『ハッピーロード』で「尾山台文庫」(2009/09/02参照)の消失を目の当たりにし、ショックを受ける。
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そして『環八通り』に出て当該住所にたどり着くと、そこに本屋は影も形も無く、派手な感じの作業服屋さんがあるばかり…調べてみると、どうやら代官山「蔦屋書店」(2012/03/05参照)内にそのすべてを移転した模様…おぉ、古本屋消失二連発…しょうがない、この辺りの古本屋さんを、徒歩でテクテク巡りまくってみるか、と方針転換。九品仏→奥沢→自由が丘のルートを設定し、まずは「木鶏堂書店」(2009/12/07参照)へ。小さな店内をニュルっと一回りし、桜楓社「写真で見る大衆文学事典/興津要」を購入する。
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続いて店前の『等々力通り』を東に向かい、踏切を渡って十分ほどで奥沢着。またも踏切を渡って駅南側に出て、そこから南の脇道に見える『CITY OKUSAWA』の商店街ゲートを潜る。ややっ!右手に見えて来た新興古本屋さんは。しっかりと営業中!…いつの間にか『本』の一字しか無かった野暮ったい看板が、可愛い店名看板に変わり、全体的に洒落てこざっぱりした気が…。
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店頭の安売り単行本箱&雑誌箱を覗き込み、割と足の速い本が詰まっているのを確認。そして以前とは違い、大きく開け放たれた入口から中に入ると、お店の大きさや通路の狭さは変わらぬが、見やすく洗練された印象となっている。さらにざっと棚を見ると…イカン!前と全然違ってるじゃないか!これは改めて調査しなければ!と即座にツアーモードにチェンジ。青と白の本棚の側板には、棚の分類が手書きで記されている。入口左横には雑誌箱、左右の壁棚は健在で、フロアには左側に背中合わせの本棚、右に上に雑誌箱を乗せたボックス棚と本棚の複合体。奥に帳場があり、キャップにヒゲのスケーターファッション青年店主が作業中。左側通路は壁棚に、児童文学・絵本.一般日本文学文庫・時代劇文庫・海外文学文庫・創元推理文庫・SF&幻想文学系文庫・絶版文庫。この通路は奥に入り込むと、ほとんど店主の横に立つことになるので、ズズズと堪え難い緊張感が生まれ出す…。向かいはミステリ&エンタメ・女流作家文学・本&古本・エッセイ・ノンフィクション・新書となっている。中央通路には、左が上に絶版漫画ブロック、そして音楽・映画・落語・演劇・山岳・野球・武術・鉄道・世界各国・旅・天文・自然・猫・古い児童読み物・建築・写真・美術。向かいは雑誌箱の下にセレクト日本文学…相変わらず野呂邦暢もちゃんと並んでるな。奥の本棚に詩集・文学評論・批評・松岡正剛・草森紳一・植草甚一など。右端通路は、壁棚に思想・風俗・海外文学、ボックス棚に探偵小説・幻想文学、そして本棚に海外ミステリとSFが収まっている。ミステリ&SF・海外文学に造詣が深いのはそのままだが、少し一般的な部分にも気を配っている雰囲気が漂う。理想と現実の融合をバランス良く行い、まるで街に向かって開いて行っているかのよう。値段はしっかり値だが、文庫は絶版でもある程度買い易い値段なのが不思議なところである。集英社文庫「鳥たちの河口」「一滴の夏」共に野呂邦暢を購入する。何だか満足してしまった上に、仕事の電話が入ったので、自由が丘はそのまま素通り。またいつか来ることとしよう。
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2012年06月10日

6/10神奈川・鎌倉 ブックカーニバルinカマクラ

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もう少し早起きするつもりだったのが、青島ビールが効いたのか、午前九時半の起床となる。スパパパと身支度を整えて、いざ鎌倉!「books moblo」さん(2011/10/10参照)に声を掛けていただいた『本祭』を見に行くためである。正午過ぎに鎌倉に着き、木の柱が屋根を支える西口改札を抜けると、強い初夏の日差しに照らされた、たくさんの観光客!日差しと人いきれに二日酔いの頭がクラクラするが、ロータリーを前を南に向かい、石畳の『御成通り』をスタスタ南へ。行き着く道路は、東側に江ノ島電鉄踏切のある県道。今度はその柔らかにカーブを描く道を西へ。おぉ、右手には「公文堂書店」(2010/03/28参照)!後で寄ろうっと。200mほど進むと『六地蔵交差点』。そこからちょっとだけさらに西に進むと、南側歩道の脇道際に『THE BANK』の看板文字が真にクールな、小さな石造りの古めかしい旧銀行出張所。その前に立ち左を見ると、小さな二階建て帝冠様式の『由比ガ浜公会堂』が。…ここが本日の会場なのである。瓦屋根の野暮ったさと、階段室の伸び上がる縦長のスリット窓が、反目し合いながら存在感を見せている。この辺りの自治体の建物は、味のある小品が多いなぁ。駐車場脇電灯に立看板が括り付けられ、二階窓からはカーニバルを演出する三角旗の列が渡され、ひらひら風にたなびいている。玄関入口には続々と出入りする人々の姿。私も慌ててその中に加わり、コンビニ袋を受け取って、靴を脱いで建物内に上がり込む。会場は一階と二階に分かれており、一階は絵本『おはなし会』のイベントスペース。ぐるっと階段を上がって二階に上がり、短い廊下をノシノシ奥に進むと、人がたくさんの『大カーニバル場』!低い長テーブルを縦に並べた販売ブースが三列あり、右は壁際に一列、左には背中合わせに二列が組み合わされ、会場を回遊出来る二本の通路を生み出している。全体的にはコンパクトで、規則正しく自分の領土に収まる店主さんたちは、お昼時なので仕出し弁当を食べている真っ最中。お店は全部で二十ほどあり、古本販売だけでなく、雑貨・絵葉書・新刊本・資料本・活版印刷色々・自作絵本・栞なども賑やかに並んでいる。通路は狭めで、人が擦れ違うのがやっとなのだが、各店の前で立ち読み・座り読み・話し込みが行われているので、中々お店を覗き込むことが出来ない場面も。それでも会場全体は何だかノンビリホンワカしており、殺気立つことなども無く、優しげな熱気に包まれている。入った瞬間、昨日の「外市」に来ていただいた「mondo books」さんにぶち当たり、驚く。照れ笑いを浮かべ、少しお話しさせていただきながら中公新書「銀幕の東京/川本三郎」を購入する。続いて「Willow River Book Service」で国書刊行会「レ・ファニュ傑作集」を購入。本の値段に隙は無いが、その棚造りはセンス良く、プロ的な秀逸さ。「ちのり文庫」は昔の『心霊写真ブーム』を軸にオカルト&恐怖本を揃え、この空間での胡散臭さナンバー1!さらに「これしか書店」の100均でハヤカワ文庫「刺青の男/レイ・ブラッドベリ」を購入し、最後に「古本T with 雑書へくそかずら」でカバーが衝撃的(笑撃的?)過ぎる鏡浦書房「海女/額田年」を購入する。さりげなくプッシュしていた本らしく、購入を喜んでいただいた上、しばしお話しさせていただく。会場の雰囲気は建物のせいか「はやま一箱古本市」(2011/11/19参照)に似ている。ジャンルは女子寄りな傾向で、暮し・アート・絵本などが多く目についた。「books moblo」さんに挨拶をと思ったのだが、誰が誰やら判らずスタッフさんも何だか大変そうだったので、気の弱さを発揮してしまいそのまま会館外へ…すみません。今度ちゃんとお店に挨拶に伺います!帰りに予告通り「公文堂書店」に立ち寄り、久々の店内をじっくり堪能する…やっぱり古本の壁ってエクセレント!求龍堂「長谷川利行画文集 どんとせえ!」を購入する。
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今日の「外市」は晴れて良かった。昨日今日と来て下さったみなさん、本当にありがとうございました。そしてわめぞ&不忍チームに、大いなる感謝を捧げます。
posted by tokusan at 18:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 関東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする