2017年03月03日

3/3古本で誕生日を祝される

午前七時に目が覚めてからずっと、鋭意制作進行中の「中央線古本屋地図(仮)」の住所リスト作りに専心する。十冊ほどの古本屋地図や古書店案内に、取っ替え引っ替え首っ引きになり、過去から現在までの古本屋を、紙の上と脳内とモニタ−内で必死に行き来し、夕方前に完成した時は、息も絶え絶えに疲れ果てる…。気晴らしに、家でまだまだのさばっている古本の一部を携えて西荻窪へ。一週間前にたっぷりとお世話になった「盛林堂書房」(2012/01/06参照)に赴き、「フォニャルフ」にバタバタ補充する。そして帳場で恥ずかしながら、本日が誕生日であることを祝されてしまう。店主・小野氏はマメにプレゼントを用意しており、何とそれは三冊の古本だと言う。上中下のどれかから選択せよ!という妙なお題を与えられたので、真ん中を選択。すると何故か天の邪鬼にも、選んだ“中”ではない、上下二冊の本を渡してくれた。いや、でも、嬉しい!いただいた古本は秘するが(ダブり本の状態の悪い方とのことである)、心の底から読みたかったものである。それにしても、古本屋からタダで古本をせしめるとは、私もいっぱしの古本ゴロになったものだ…いや、とてつもなく引っ込み思案な古本ゴロであるが…。古本話と仕事の打ち合わせをしながら、先月の「フォニャルフ」の売り上げと古本市余り本の買取金を受け取る。途端に気が大きくなってしまったので、古本プレゼントもいただいたことだし、ちょっと大きな買物でもたまにはして行こうかと、棚の前で目を爛々と輝かせてしまう。國枝史郎の「怪談」か「隠亡堀」か、それとも憧れの博文館文庫の翻訳探偵物にするか…ど・れ・に・し・よ・う・か・な…としばし乙女の如く迷い、結局博文館文庫(66)「青い甲蟲/オースチン・フリーマン」を8000円で購入する。昭和十四年刊の妹尾韶夫譯のソーンダイク博士物短篇集である。すると小野氏が「こういう良い本買うんだったら、ちゃんと部屋に本棚入れないとダメだよ」と、釘をグサリと深く刺してきた…あぁ、色んな人に、部屋に本棚を入れろ入れろと言われてしまう…お母さんに「勉強しなさい!」って言われてるみたいだ…。分かりました。まずはこれを読んでから、ゆっくりじっくり考えます!
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帰りの阿佐ヶ谷では「古書コンコ堂」(2011/06/20参照)に立ち寄り、五月書房「熊襲部落/松浦沢治」(函ナシ)福武文庫「上海読本/村松友視選」講談社「随筆人生相談/藤澤桓夫」を計721円で購入しながら、先日の古本市の話をひとしきり。…とこのようにして、また次第に古本が増えて行くのである…恐ろしや恐ろしや…。
posted by tokusan at 19:03| Comment(4) | TrackBack(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする