2017年03月16日

3/16「江口書店」で夜の始まりに安らぎを得る。

色々こなして本日漂着したのは、すでに暗くなってしまった『世田谷公園』。薄闇の中で憩う人々が集う、擂り鉢状の噴水広場を抜けて『三宿通り』に脱出する。ここまで来たなら、向かうところはただひとつ!「雜本 雜書 江口書店」(2010/03/29参照)だっ!いそいそと早足で北に向かえば、交差点近くで、歩道に店内蛍光灯の明かりを投げ掛ける、ホッとする古本屋さんの姿が見えて来た。
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その店内の明かりで可愛い店頭台を漁り、何冊か選り抜き出す。左側扉から入店し、コンクリ土間の上をゆっくり滑りながら、古本の間で古本を見て行く。それに何だかとても古本に溺れたくて、普段はあまり手を伸ばさない、中央棚を珊瑚礁のように囲む古本山や、右側通路の床に置かれた、ビジュアル本ラックまでを探る。静かな古い店内でしゃがみ込み、一冊一冊薄い冊子を確かめる…時間と空間が温いゼリーのように凝り、それらに包まれるようにして、次第に心が安らいで行く。そんなお店の雰囲気に乗せられたのか、多めの六冊を帳場の老婦人に差し出す。大学書林「巷のフランス語(1)(2)」共に松尾邦之助、講談社文庫「細い赤い糸/飛鳥高」みやま書院「わたしたちの北海道史/蒲田順一」主婦と生活社「にっぽん芸人図鑑/神津友好」ぴあ株式会社「ぴあ FILM FESTIVAL 1981 OFFICIAL CATALOG」日本評論社「陸軍讀本/大久保弘一」(裸本。昭和十三年刊で、兵器写真が驚くほど豊富に掲載されている)を計1200円で購入する。

幸せな重さを腕に感じて家に帰り着くと、一冊の献本が届いていた。先日の『本のフェス』で先行販売されていた、本の雑誌社最新刊「おじさん三人組が行く!」である。以前販売された簡素な本ではなく、A5版でカバーも掛けられて、本誌連載六年分をすべて収録している。ということは、私が参加した日下三蔵邸訪問(この記事に対応するブログ記事は2014/12/10参照)や、万歩書店ツアー(対応するブログ記事は2015/01/09参照)の記事も収録されているのだ。うひゃっ!うれしいことに冒頭の『登場人物紹介』で、錚々たるメンバーに混じって、私も紹介されているではないか!嬉しや嬉しや。だがやっぱり、この「万歩書店」で何度も声優の小山力也に間違われるくだりは、面白いのだが、小っ恥ずかしいなぁ…。
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posted by tokusan at 22:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする