2008年06月15日

6/15石川・金沢 街外れの古本屋二店

金沢は毎年のように仕事で訪れているが、いつもついでに訪ねるのは石川県立美術館。鴨居玲の「1982年 私」を見に行くためである。しかし今年は大好きな絵画と古本屋を天秤にかけ、古本屋を取ってしまったのです…。


k_bungaku.jpg●金沢「文学堂書店」
賑やかな片町の交差点から300mほど進むとその店はある。看板は出ておらず、かろうじて店前に出ている均一台(ちっちゃい…)で古本屋と分かる。その姿はさながら「白い荒野に建つ古本屋」。周りは駐車場、そして金沢の道は白い。店の外観も白い…。店内は台形、右側に文学や趣味・海外文学・ノベルス(背文字に『殺人事件』という文字が躍りまくり)。左側は技術書・学術書・新書・文庫などが。それほど古い本はないようだ。レジに人はいない。どこからか咳き込む声とテレビの音が聞こえてくる。「すいませーん」と声をかけると、誰かが壁の向こう側で立ち上がる気配。ノソリとレジ横の出入り口から姿を現す店主。その瞬間、私を見ながら「あれ?何でここにいるの?」と言うニュアンスを含んだ表情を見せる。店主は、チュートリアルの福田が枯れた感じに見えなくもない。いい味である。光文社「家相の科学/清家清」を購入。


meiji.jpg●金沢「明治堂書店」
ここも片町の交差点から、さっきとは逆方向に400mほど進むと、武家町の近くにある。通り沿いの古い建物で、二階の磨りガラスがかっこいい。店内は正方形で右側の一部をを壁で囲い、倉庫にしているようだ。本はパラフィンが掛かり、棚の中は整然としているが、通路と棚下部分の平台は本の山。あらゆるところに溢れ、時間の経過と共に山が高くなってきている模様。無秩序が秩序を侵食する寸前、と言う形容が正しいように思う。文学・美術・思想・風俗・文化・文庫…。本棚の枠には、手書きのおススメ本名&値段が貼り付けてある。眺めているだけでも楽しい。そしてレジの後ろも本の山。レジに座る店主はさながら古本の王である。その店主が一冊の本を探している。「ネットで売ったんだっけ…ここか?あ、ある。もう一冊ある!」どうやら店主も侵食寸前のよう。本をレジに出すと「あぁ!」と何故かビックリ。愛すべきお茶目なオヤジさんである。ハヤカワ文庫NF「小さな庭のウォッチング/乾信一郎」を購入。

金沢は離れた場所に店が点在している。時間が少ないのもあったが、ダッシュで二店が限界でした。
posted by tokusan at 23:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 中部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
久しぶりにのぞいてみたら、
相変わらずあちこち巡ってますな。
感心してしまいました。
Posted by FUJIO at 2008年06月16日 00:10
まだまだ巡り足りないくらいです。
Posted by tokusan at 2008年08月21日 23:12
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