2008年06月22日

6/21岩手・盛岡 キリン書房


kirin.jpg岩手公園前にある長屋風商店(ビルは新築)の中に入っている。入り口から足を踏み入れると、まずは文庫が詰まった高い棚が目の前に。棚の高さは二メートル強。最上段の棚を見るには中々骨がおれる。壁際の棚は趣味・歴史・ノンフィクション・社会・風俗などが混ぜこぜに並べられているが、侮れない雰囲気がにじみ出ている。レジがある奥の方には、戦記や漫画などが。左側の通路に廻ると、文庫棚の裏面は新書とすべてミステリーの文庫で埋め尽くされている。基本は新し目の本だが、上から下まで眺めると圧巻である。壁際には文学、そしてショウウィンドウがあり、貴重な郷土史の古書が納められている。その中には何故か手塚治虫の「ロストワールド」も。このお店は実は三階建て。しかし二階以上は手荷物等を持って上がれないので、レジ横のロッカー(鍵は壊れている)に預けると階段を上がれる仕組み。二階は古書率がアップ。岩波文庫や絶版の文庫がまとめられている。郷土史が充実しており、石川啄木・宮澤賢治の本も多い。ちなみに二階に人はいません。三階に行くにはアルミ製の扉を静かに開けて閉め(必須なのです)事務所然とした階段を上がる。するとそこにはさらにさらに古書率がアップしたフロアが。文学・美術が充実。永井荷風の「罹災日録(断腸亭日乗からの抜粋をまとめた本)」が二冊あったりする。しかし一冊は表紙が天地逆になってます(でも値段は同じ)。この階には窓際に人がおり、パソコンを操作中。はっきり言っていい古本屋!!店主の思想や趣味などではなく、掘り出し物の予感をビシビシ感じさせてくれる棚がたまりません。かと言って乱雑と言うわけではなく、しっかりスジが通っている、作為を感じさせない控えめなお店なのがたまりません。角川文庫「春風夏雨/岡潔」、鹿島出版会「近代建築ガイドブック[関東編]/東京建築探偵団」、新潮文庫「天国はまだ遠く/瀬尾まいこ」を購入。
posted by tokusan at 01:01| Comment(4) | TrackBack(0) | 東北 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。ブログ拝見させていただいてます。お近くにお越しの際は、ぜひまたお立ち寄り下さいませ。また日除けの「勘亭流」の屋号のシールは劣化して剥がれてきたので、取りました。。
Posted by 一新堂書店 at 2010年04月26日 16:32
コメントありがとうございます。よもや一新堂さんからお言葉をいただけるとは!笹塚は仕事先があるので、実は今でもちょくちょく寄らせていただいてます。これからも良い本を安くよろしくお願いします!それにしても何故ここにコメントを…ナゾです。
Posted by tokusan at 2010年04月26日 21:28
3月30日、盛岡駅スタート・ゴールの駅からハイキングのコース上に東光書店とキリン書房があるようなので歩いてきましたが、東光書店は健在でしたが、キリン書房の方は、ドアの向こうに「テナント募集中」のA型看板だけが置いてありました。日本の古本屋では休業中となっています。
Posted by at 2024年03月31日 23:20
ハイキングコースに古本屋さんを入れ込んで頂き、感謝です。「キリン書房」さん、貸テナントと化していましたか。「浅沼古書店」も閉店してしまったので、盛岡もなかなか寂しい状況ですね。ここは「東光書店」にまだまだ頑張ってもらいましょう!
Posted by 古ツア at 2024年04月01日 19:35
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