2008年09月08日

9/8東京・駒場東大前 河野書店


kouno.jpg京王線・駒場東大前南口付近の、マンション一階にある店舗。その第一印象は、驚きの『ミニ青空古本市』!立地条件を最大限に利用し、店前に多数の本棚が並んで、楽しい空間となっているのだ!10以上の本棚が敷地内に複雑な通路を作り出している。右側には技術・学術系の本、そして洋書が多数並んでいる。左側には日本文学・文庫・新書・絵本・児童書・歴史ノンフィクションなどが並ぶ。文庫は100円だが充実している。文学単行本も最近の本が中心だ。どうやらこのエリアは均一本・安売り本だけではなく、店の中に収まり切らないジャンルが飛び出しているようだ。とにかくここを見るだけでも、随分と時間がかかるはず。自動ドアを開けて店の中へ。このドアは少しガタついており、風が吹くと店内にゴトンゴトンと派手な音を響かせている。正面にはレジ兼作業場。机はデカいアンティーク。それに合わせて、所々に置かれる机や本棚もアンティーク調である。店内は横に広く、左のメインスペースは階段を数段降りた下にある。右スペースは真ん中に本棚が置かれ、壁はグルリと本棚。入口横は辞典類、そして思想系の雑誌・言語学・哲学・心理学、奥には古めかしい洋書。向かいには自然科学・メディア・政治学など…こちらはとにかく硬い本が集まっている。さすがは東大のお膝元。ゆったりとしたフロアを通り階段を降りる。左側は上半分が窓で、下は棚。奥と右の壁際は天井までの高い本棚で覆われ、フロア内にはこれも高い二本の背中合わせの棚が置かれている。左は建築から始まり、言葉や本と言う不思議なジャンル、そこから詩歌へとつながり、最後は戯曲に至る。口から発せられる『言葉』つながりと言えようか。棚の下段は端から端まで図録類が並べられている。向かいは文庫と新書。表に置いてある文庫と違い、純文学度や教養度が大幅アップしている。古い岩波も結構な量。奥の壁際は映画、そして音楽へと移って行くが、洋書が棚の半分を占めている。音楽もジャズやクラシックが中心で、音楽自体のルーツに関する根源的な本なども並んでいる。真ん中の通路は、文庫の裏がこれまた原書でビッシリ!その向かいは、世界の文学・評論・評伝がバランスよく収まり、最後は日本にたどり着く。ちょっとプチ世界一周気分。その裏には、世界の歴史がこちらもバランスよく棚に並び、最後は日本に。プチタイムトラベル気分。向かいの壁際は、芸術・伝統芸能・演劇の本。……場所柄だろうか、とても上品で知的センスあふれる古本屋である。しかし居心地は決して悪くない。近所にあったら、ちょっと背伸びする感じで、頻繁に顔を出せそうだ。しかし!表のスペースは蚊の餌食になってしまうこと請け合いなので、夏場は注意が必要か。IQの高い血を吸っているせいか、やつらは容赦しませんから…。新潮文庫「ひかげの花・踊子/永井荷風」講談社「遺稿集/鴨志田穣」を購入。
posted by tokusan at 23:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック