2008年09月09日

9/9東京・下高井戸 古書 豊川堂


toyokawa.jpg駅前市場を抜けて、北口れんが通りを少し進んだ所にある。タイル貼りの外壁、昔ながらの建築意匠、そして年月を経たガラス戸や棚たち……今日も街の古本屋にたどり着いてしまったようだ。店頭には植木鉢と木製のワゴンが置かれ、ワゴンには雑誌類とナショナルジェオグラフィックとオカルト関連のムックが並んでいる。懐が深いなぁ〜。入口は二ヶ所で、左から中へ。店内は天井も高く意外に広々としている。床はコンクリ土間、冷房は住居奥からの自然風のみ…街の古本屋の定番である。壁はグルリと本棚。真ん中に平台付きの背中合わせの棚が置かれ、店内を二分している。壁の棚には、文学・歴史・時代劇・文化・サブカル…多数のジャンルが入り乱れ並んでいる。新しいものも古いものも混ざっている。かと言って、無秩序とは決して言えないこの構成。…何とか説明してみると、普通の秩序ある棚はつながった大地で、隣にどんなジャンルがあるかはっきりしている。しかしここの棚は島がポツポツと連なっている。島と言うジャンルの間に、茫々たる無ジャンルの海が広がっているのだ!奥のレジ横には辞書類が収まっている。これは分かりやすい。棚の前には本がキレイに正方形に積まれ、ちょっとしたテーブルのようになっている…立食パーティーでも開けそうだ。向かいには、これも多ジャンルの本がバラバラに収まっている…あ、でも妖怪関連の本が目に付くな…あ、永井荷風本は集まってるな…あ、最多の芥川&直木賞が並んでるな…。下の平台には文庫が並べられ、手前は大衆文庫、奥に純文学や岩波文庫という構成。レジ前を通り向こう側へ行こうとしたが、おばちゃんが一人入って来て、店のおばちゃんと世間話を始めてしまった…通れない…仕方なく一旦外へ出て右スペースへ。こちらはちょっと狭いうえ、通路に本が奥からドドっと積み重ねてある。壁際は古典や学術書で埋め尽くされている。こちらはジャンルしっかりの一目瞭然な棚構成。非常に硬く手堅い空間である。向かいは上が、文学の評論や自然科学・文化などの、ジャンルは硬いが少し柔らかい本。平台にはちくま文庫や中公文庫が並んでいる。全体的に何だか確かに『街の古本屋』なのだが、文化的なお店である。キレイだし、アダルトも置いてないし…。本の値段は大体半額前後でしょうか。おばちゃん二人は、ずーっと料理の作り方について会議中です…。
posted by tokusan at 19:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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