2008年09月16日

9/16東京・市ヶ谷 古書 麗文堂書店


reibundo.jpg市ヶ谷駅前の橋を下り、靖国通りを右へ。しばらく進むと外堀沿いの『近代科学社ビル』の一階にあるのを発見できる。通りには縦長のオベリスクのような看板。店名と「この先20mドア2つ奥」と言う不可思議な説明が書いてある。ビルのエントランスに入り、歩を奥に進める。右にあるドアをスルーして、一番奥に見える重厚なドアを目指す。中に入ると静かな薄暗い空間。左にはエレベーター、右には管理人室、そして正面にも階段を数段上がったところにドアが…。そこを開けるとビル裏手の搬入口らしき所。間違えたかな?と思い右を見ると、何とそこに古本屋!何だか不思議で素敵な立地条件!外から見たら、誰もここに古本屋があるなんて絶対気付かないぞ!う〜ん、何の部屋だったんだろう…絶対店舗じゃないだろう、などと思いつつ中へ。コンパクトな店内には本がギッシリ詰まっている。壁は天井までの本棚で、正面にはレジ。そのレジ前には胸の高さくらいまでの棚が二本。右奥にも空間が続いており、天井までの背中合わせの棚が二本、そして壁も本棚となっている。店内に流れるのはラジオのクラシック番組。左の棚から見てみると、壁際は宗教・精神科学・心理学・思想・哲学など硬めの本が並ぶ。入口横の棚も、思想関係の雑誌が上から下までビッシリ。向かいの棚にも心理学・社会学などの本。レジ下にLPレコードが並ぶ棚の前を通り、二本目の通路へ。左は文庫棚で、岩波やちくま・古い角川文庫など。主要な作家コーナーも所々作られており、本がまとめられたりしている。右はハードカバーで、映画関連をメインに、クラシックCDや音楽本も収まっている。三本目の通路は、左が映画・演劇・戯曲。右は再び天井までの棚となり日本&海外の幻想文学や歴史本などが。ちなみにこの三本の通路はかなりの狭さで、足元の段を見るのに苦労するのは必至。四本目の通路、右には日本文学・評論がコアな品揃え。最近の本も少量並んでいる。向かいは数学・言葉・出版・詩歌・etc…と細かくジャンルが分裂棚。「春陽堂の歴史」!なんて本が…欲しいが高い…。その裏は半分が文庫、半分は様々な本が棚を構成。壁際には時代劇文庫・SF・海外・小説・新書となっており、絶版文庫も多く含まれている。レジ横は芸術本と図録や画集が並ぶ。文学の棚から全集の一冊を抜き取りレジへ。レジにはさっぱりとした阿佐田哲也のようなオヤジさんが、カラフルなシャツを着て座っている。本を手渡しながら「これ全集ですけど、バラ売りOKなんですか?」と声をかけると「そうだよ。これは全巻揃えようとしたんだけど、ど〜しても見つからない巻があるんだよ。だからあきらめて売ることにした」と破顔一笑!その笑みに引き込まれ、こちらも笑顔になりながら「あー、足りない巻ありましたねぇ」「そう、五巻かな?集まんなかったんだよなぁ〜」とひたすら残念がる。本を受け取り、オヤジさんとニコヤカな挨拶を交わして店外へ。左を見るとひっそりとした裏通り。再びビル内を通り抜けて表へ。…やっぱり不思議なところにあるなぁ…まるで、間借りしてる探偵事務所のような古本屋さんだった。昭和書院「龍膽寺雄全集第十巻/月の砂漠に」を購入。
posted by tokusan at 19:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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