2008年09月26日

9/26東京・東長崎 20年ぶり二店!

豊島区・東長崎…この駅に降り立つのはほぼ20年ぶり。以前は古本屋にはまったく気付かなかった…。


yamazi_hn.jpg●東長崎「ブックランドYAMAZi東長崎駅前店」
駅北口すぐ、細い路地の飲み屋街にあり『あなたの街の古本屋』というキャッチフレーズを掲げたチェーン店である。角地に建ち、出入口が二ヶ所。店頭には均一本の文庫&コミックラックと、『カバーなし文庫 超特価20円』のワゴンがある。今時10円玉二枚で本が買えるのはスゴイ。通り沿いの入口から入ると、縦長の店内を埋め尽くす白い本棚たち。入口近くはすべて文庫本…しかし所々で本がナナメになっていたり、歯抜けになっている所がある。ちょっと寂しいな、と思いつつ上の方を見ると『ただいま不足ぎみにつき感謝査定で買取中』という貼紙が。不足ぎみかぁ…。左は時代劇文庫、右が奥のレジまで現代文庫が並ぶ。それほど古い本は無いようだ。左の入口前には、廉価コミックと海外文学文庫のラックが置かれている。奥へ進むと右はレジ、その正面は100円単行本本棚。さほど古くもなく新しくもない本たちが、新しい出番を夢見て深い眠りについている。足元には別冊宝島の束…。その奥はノベルスと新書、店内へ飛び出した棚にはビデオとDVDが収まっている。その一つ奥は、逆“コ”の字になっており、文学評伝&評論・思想・社会・映画・テレビ・スポーツ・歴史・サブカル・実用・ムック・写真集などが細かく並ぶ。向かいのレジ横には、最近の日本文学とコミック文庫。そして最奥、店の1/3はコミックとアダルトの迷路となっている。コミック棚もずいぶん空きが多いようだ…。外にある貼紙を見ると『コミック、文庫不足につき高価買取中』…どうにかしないとイカンですな。と言うわけで何も買わずに退散…。


yusen.jpg●東長崎「湧泉堂書店」
駅北口を右方向に進んだ、踏み切り近くのお店。さっきから商店街には、ず〜っとポール・モーリアが流れている…白昼・商店街・イージーリスニング…何だか脳みそがとろけてしまいそうだ。そんな緩んだ視界に入って来たのは、意外なほどキレイでピシッとしている店構え。店頭には、ラック・平台。本棚など多様な什器が置かれているが、スッキリと左右対称!この左右対称ぶりは、店の奥まで続いているようだ。店頭で目立つのは、児童文学と女性向けのムックや雑誌。そのせいか一瞬新刊書店に見えたりもする。二ヶ所ある出入口の右側から店内へ。この時、入口の上に棚が一段据えられ、ズラリと大判の美術本が並んでいるのに気付く。中は奥のレジ周り以外、壁はすべて天井までの本棚。真ん中には背中合わせの棚。逆“U”字型の店内である。右の壁際はキッチリと硬い几帳面な棚で、文化・風俗・社会・人文・宗教・思想・哲学・数学・自然科学・東京&大阪などが並び、静かな水面のような棚となっている。ただし、膝元の平台には一部アダルトが置かれ、そこだけは波立っている。奥のレジ横には詩歌と辞書。向かいには文庫がズラリ。現代文庫(あ、ここも講談社文庫が色揃え並びになっている)・岩波文庫・時代劇文庫と並び、下の平台はすべてざわめくアダルトたち。レジ前を通ると、レジ台前部分にカードゲームが並べられている。目を落とすと「マジック・ザ・ギャザリング」のカードパックがキレイに並べられている。どうやら中古カードではなく、新品のようだ。ここにこれが並んでいると言うことは、何らかの必然性があるのだろう。まさかレジに座っているおばあさんがプレイヤーなのだろうか…。左通路に入る。レジ横には、映画・伝統芸能の本。左の壁際は半分ほどがコミックで埋まり、入口近くは時代劇と歴史小説を中心とした文学棚。その横にガイドブックや実用書が収まっている。向かいはには文庫・ノベルス・新書が。それほど古い本は無いのだが、とにかくキレイでピシッと背筋が伸びているお店。かと言って堅苦しい雰囲気もなく、雑誌の積み上げ方もさりげなく美しかったりする。そして左右対称…。自宅で自分の本をこんな風に整理出来たら、さぞかし毎日を快適に過ごせるのだろう。淡交社「谷崎潤一郎の京都を歩く/河野仁他・渡部巌」を購入。

東長崎の狭い路地をツラツラと自転車をこぎながら古本屋探しをしていると、前から来た自転車の人と一瞬見つめあった後、二人同時に「あ〜〜〜っ!!!!」と大絶叫。何と三年ほど音信不通だった知人。どんくらいの確率で出会ったんだ…などと思いつつしばらく立ち話。しかし「こんなとこで何してるの」の問いに、まさか昼日中から『古本屋ツアーをしてる』などとヤクザなことは言えず「いや、仕事先が近くにあってね」と思わずウソを…。まぁ雨が降らなくてよかったなぁ…。
posted by tokusan at 22:11| Comment(5) | TrackBack(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
世界美術全集 ピサロ(1966年発行)が欲しくて
いろんな書店を検索しましたがありませんでした。
それで昔住んでいた東長崎の古本屋を検索したら
ありました!ここに。 でも今でも営業してるかしら?それにしても懐かしい。店の構えは昔と
変わりません。



Posted by raindaymorning at 2010年03月12日 17:33
コメントありがとうございます。何と素晴らしい!探していた本が、昔通っていた古本屋さんにあるとは!まだちゃんと営業してるはずです。ぜひとも久々に訪ねてみてください。
Posted by tokusan at 2010年03月13日 19:05
今日マイブログにも書きましたが、今日行ってきました。
ありました健在でした!美術関係も豊富で驚きました。
それで2冊購入しました。新品同様で価格も安い!
 その近くに昔からある”足立屋煎豆店”でお煎餅と豆を買いました。店員さんも健在!でとても懐かしかった。
 良い情報、本当に有難うございます。
 古本屋っていいですね!
Posted by raindaymorning at 2010年03月13日 21:36
東長崎のこの2店とも懐かしい思い出となりました。
60年続いたという涌泉堂もつい先日閉店となりました。
なんとも寂しい限りです。
Posted by いいお at 2012年01月26日 09:33
いいお様。コメント&情報ありがとうございます。そうですか、「湧泉堂」さんが閉店…街の古本屋さんがいなくなるのは、非常に寂しいですね。今はただ、60年も続けてくれてありがとう、と感謝!
Posted by tokusan at 2012年01月26日 17:13
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