2008年09月30日

9/29宮城・仙台 近接三店+1?

四ヶ月ぶりの杜の都仙台。仕事の合間の45分という短い時間で、ダッシュツアー決行!あまりにも急ぎ過ぎたので、いつもより詳細さに欠ける内容ですが、ご容赦頂きたい。それにしても三店が近接しているのが救いだった…。


kumagaya.jpg●仙台「古本専門店 熊谷書店」
仙台駅西側、サンモール一番町を南に抜けたところにある。他の二店も同じ通りに並んでおり、ここは一番奥に位置する。入口の両脇には、まるで忍者のように壁にへばりついた均一棚。店内は壁一面が本棚。真ん中には、背中合わせの細い棚が前後に一本ずつ置かれており、“日”の字型の通路を作り出している。あまりゴチャゴチャしていない見やすい店内。左の壁には、ノベルス・戦記・文学・郷土史・辞書、右の壁には時代劇文庫や学術書・美術本が並んでいる。真ん中の棚には、文庫・新書・海外文学・絶版文庫などが。よく見ると珍しいものもあるが、印象は普通の古本屋かなぁ…と思っていると、天井から下がる一枚の案内板『地下の売り場もご覧になって下さい』と書いてある。むむ!時間は無いが意地でも覗かねばっ!外に出ると店の右に地下への階段が見える。そこを降り切ると、目の前に『本、本、本!』という貼紙。左の店内へ入ると「いらっしゃいませ」の声。おおぉっ!この棚の配置はっ!…練馬・一信堂以来の『パノプティコン』形式!この複雑に入り組んだ店内でサバイバルゲームを開催すれば、大盛り上がりすることは確実!棚には古い本も多く、日本文学・近代文学・歴史・社会・文化・詩歌・児童文学・鉄道・芸能・ポケミス・コミック・教科書などが、これでもかっ…という感じで並んでいる。あぁ…もっと時間があれば……。もっとゆっくり棚から棚へ…。


shobundo.jpg●仙台「昭文堂書店」
熊谷書店の右にあるお店。その明るい店内から見えるのは、一見ガチガチに硬い本の揺るがぬ牙城!しかし中へ足を踏み入れると、意外な本達が足元にあり、フッと肩の力が抜けるよう。壁を覆う棚はすべて学術書・研究書・資料本などガッチガチ。…だが棚の足元には半額の文庫本・ハーレクイン・新書・岩波文庫・少女漫画。雑本などが、上の棚と同様キレイにキッチリブロックの如く固まっている。真ん中の背中合わせの棚にも、最近の日本文学・海外文学・幻想文学などが並び、壁際とのギャップがこれまた楽しい棚となっている。一段高いレジでは店主が魔法瓶から珈琲を注ぎ、一息ついている。あぁ、いつの間にか外が宵闇に…。


honnyara.jpg●仙台「本にゃら堂」
仙台古本通りの一番手前にあるお店。間口も狭いが、お店の中もそのままで、何とも可愛らしい印象。サッシを開けて中へ入ろうすると、びくともしない。『休み?』と思いドキッとしながらも、左のサッシに手をかけるとカラリと開いた。薄暗い照明と木の本棚。ちょっとキレイでリフォームした感はあるが、決して元々ある古い雰囲気を壊してはいない。細い店内、両側の壁は本棚。入口付近より少し奥まった所に背中合わせの本棚があるため、入った瞬間は余裕のスペース。それほど狭苦しく感じない。しかし通路に入ると途端に狭くなり、棚の下を見るには一苦労。壁には歴史本や時代劇、東北モノの本も多い。旅先でこう言うご当地本を見られるのは、旅情をかき立てられ実に楽しいものである。文庫本も時代劇・歴史小説が多く、店としても力を入れているようだ。他にも、美術・古本の本などが良いセレクトで並んでいる。どこの棚もムダ無く、血の通った本が並んでいるようだ。しかも安い!本を手にして奥のレジへ。レジ周りの雰囲気が、またちょっと違った感じ。古い大漢和辞典が棚に収まっていたり、店主の頭の上に巨大なセピア色の写真が掛かっていたりするのだ。ハンチングを被った老人が、古本屋の前で古本を手にしている写真。よほど店主にとって大事な人なのだろう。あ!『本にゃら堂』という店名も非常に気になります。しかしそろそろタイムリミット。そのまま静かに引き上げました。ちょっと急いだら引き戸に指を思いっきり挟んでしまった…。指をさすりながら、すっかり暗くなった空を見上げる…東北はもうすっかり秋の気配。講談社文庫「柳生刺客状/隆慶一郎」を購入。

この一角に近い所にある『ぼおぶらや古書』は中々開いていないことで有名なお店。もしや、と期待して足を伸ばしてみたが、やはり扉は固く閉ざされていた。かと言って閉店している気配もなさそう。この後はアーケードをひたすらダッシュ。仕事場へと戻りました。
posted by tokusan at 01:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 東北 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
春から田舎に引っ込んだため、古本生活も低調ですが、
代わりにこちらでエアー古本屋ツアーを楽しませてもらっています。

こちらに掲載の仙台の熊谷書店、9月30日で実店舗閉店だそうです。
閉店まで70%引きセール中とのこと。閉店までに私もなんとか行きたいと思っています。

取り急ぎ。
Posted by くものす洞 at 2017年09月12日 16:47
情報ありがとうございます。「熊谷書店」が閉店とは!あの一角は一時期小さいながらも古本屋街の雰囲気を持っていたのですが…。なんとも寂しい限りです。ライブハウスを抜け出し、走って町外れまでたどり着いたのが、懐かしく思い出されます。地下一階の混迷さが、好きでした。
Posted by 古ツア at 2017年09月13日 11:27
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