2008年12月12日

12/11千葉・千葉 稲生書房


inou.jpg駅南口を出て、千葉街道を東へ。頭上を静かに過ぎる、千葉都市モノレールと街道が交差する手前にある。稲生は『いのう』と読む。青い巨大な日除けの位置がずいぶん高い…この分だと店内の天井高はかなりのものなのだろう。店頭にはタバコ自販機と、右側にタバコ売り場の窓口…しかし足元には無数の本箱が置かれ、近付くことは容易ではない…(買う時は店内レジで)。もちろんそこだけではなく、店頭には大小無数の本棚・平台・カゴ・ダンボールがびっしり置かれ、さながら古本朝市的な様相を呈している。古い本から新しい本まで、大判から文庫まで、大量の雑本が並び積み重ねられている。出入口は二ヶ所。左から店内に入ると、天井は想像通りに高い!そして奥に二階がある!二階が見える!二階と言うよりは高めの中二階か…早く上がってみたい!と言う気持ちをなだめつつ、まずは一階に集中する。左右の壁は高い作り付けの本棚。真ん中に背中合わせの棚が三本、さらに階段の昇り口に一本、階段下に一本、入口横に一本、三本目の通路棚脇にも一本棚が置かれている。各通路では、小さなカゴに入れられた本たちがさりげなく増殖中。左の壁際、由緒ある図書館のような立派な12段の棚には、日本文学・文学評論・海外文学が収まっている。う〜む、壮観!棚の上部には古く珍しい本が並び、下には新しめの小説が並ぶ。上を一生懸命見ていると、その高さに自然と口が半開き。向かいは新書とノベルスの棚。二番目の通路は左が時代劇文庫&海外文庫、右は文芸&海外文庫。この辺は新しい本が多い。通路奥正面には、階段下棚があり、山岳・登山の本が並ぶ。三番目の通路は、左が歴史・教養・エッセイ・絶版文庫。右はさらにグレードアップした絶版文庫・プレミア文庫&新書がズラ〜っと、光り輝き収まっている…いい値段付けてるなぁ。背後の入口横棚には、食や山岳の文庫本が。レジ前には戦記・戦史の棚があり、その横は行き止まりのスペースとなっている。通路棚裏は、絶版&プレミア&新書の続き。奥には揃いのプレミア文庫が並ぶ棚。右壁際には上が三階への階段なので、左よりはちょっと低い本棚。歴史・民俗学・哲学などが収まる。よし、これで一階は見終わった!と言うわけでいよいよ二階へ!上り口にも棚が一本置かれ、日本近代文学が詰まっている。階段の両脇にも本の山が続いている。上階は誰もいないひっそりとした空間。頭上には巨大な梁、壁面には巨大な壁掛け時計…。三方の壁は本棚、階段手すり脇にも三本の棚。そして部屋の中央には積み上げられた大量の本の塊…中の本はどんなことになってるのだろうか。そしてそのほとんどは全集本と、千葉・房総の郷土本!学術・資料本から薄いパンフレットまで、とてつもない量である。その収集力にひたすら感心。手すり脇の棚には、芸術ビジュアル本・美術・映画・音楽が並んでいる。階上から下を見下ろすと、吹き抜け状になっているのがよく分かる。鳥瞰的に古本屋店内を見渡せるのは、中々珍しい光景ではないだろうか。本はしっかりとした値が付けられており、プレミア本には値段の書かれた白い帯が巻き付けてあったりする。その分珍しい本も多いのだ!しかし店内の構造がとにかく面白く、かなり盛り上がりました!来てよかった〜(仕事の合間だけど…早く気付かれないうちに戻らなければ…)。角川文庫「巷談本牧亭/安藤鶴夫」を購入。
posted by tokusan at 02:04| Comment(2) | TrackBack(0) | 関東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
もう既にお聞き及びかもしれませんが、昨日鷹山堂さんに伺いましたので報告させていただきます。

稲生書房さん、店主が逝去されたとのことで閉店されたそうです。

また千葉から古本屋の灯りが減ってしまいました…。
Posted by 縦溝狭史 at 2015年02月12日 18:34
うわぁ、そうなんですか。じゃああの吹き抜けの二階には、もう入れなくなってしまいましたね。千葉遠征の時に、まぁいつでも行けるから次回にでも、などといつも思っていました。取り返しのつかないことになってしまいました。…うぅぅ。店主のご冥福をお祈りいたします。
Posted by 古ツア at 2015年02月13日 19:13
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