2009年03月09日

3/8石川で観光客の間をダッシュ二店!

金沢に到着すると、やっぱりいつでも白っぽい街。まずは手近な所を回ろうとしたら、一軒目の丘の上の店がまず見つからない…その場所に見当たらない……。ふぅとため息をつき、眼下を流れる犀川と金沢市街を見下ろしてみる。時間のある限り、行けるだけ行ってみようと、急峻な石段を駆け下り再び街中へ!


hirosaka.jpg●金沢「広坂書房」
金沢市役所横の広坂商店街にある。古くそして何だか軒が低い(そう感じるだけなのか?)店構え。店頭左のショウウィンドウ前では、店のご婦人と通りすがりのおばちゃんが『本への愛』を熱く語り合っている。その横に100円均一台。一般の実用書系が多い。ガラス窓にはオススメ本の広告が何枚も貼られている…んん?これは本のタイトルではなくキャッチコピーなのか…?入口を潜ると、右に斜めに置かれた棚には最近の文学本、左には文庫やノベルスの小さな棚。店内は正面奥と左方向に伸びる逆“L”字型。壁際はすべて本棚、左スペースの真ん中に背中合わせの棚が一本、正面奥スペースには真ん中にワゴンが二台置かれている。入口右前にレジ。左の窓際は、地元人の歌集・美術・句集、角を曲がりノベルス、その後は日本文学がエッセイや一般本・歴史などと混ざり合いツラツラと続く。同ジャンルで角を曲がり、棚の終わり部分に金沢本が少量集まる。真ん中の棚には、時代劇文庫・日本文学作家50音順文庫・雑学文庫・エッセイ本が並ぶ。壁際の隅に、教育・児童文学が固められている。正面奥のスペース、真ん中のワゴンには特価本っぽい新しめの本ばかり。ちなみにこのスペースは『文庫スペース拡大!』と銘打たれたビラが貼られている。左の壁際はその文庫から始まり、文学文庫の続き・コバルト文庫・海外文庫が少し並び、後はコミックス。角を曲がると雑本的な棚で、社会・実用・経済・小説などがランダムに並ぶ。右の壁際には資格試験の専門書がズラリ。レジ横の二本の棚は、上に『SONY』のロゴが取り付けられたもの。以前は電器屋で、ビデオかカセットが並んでいたのだろう。表の見かけとは裏腹に、中はいたって普通の街の古本屋さん。80年代〜現代の本が中心で、値段は安め。本を買うと好みの栞(既製品)をセレクトできます。そしてとどめは「ありがとーありがとー」のやさしい言葉。文春文庫「歴史を紀行する/司馬遼太郎」を購入。


kinpachi.jpg●金沢「近八書房」
武蔵交差点近く、横安江町商店街の入口にある。新しく整備された街路と同様、店のファサードは復元された商家のよう…正確には古い建物をリノベーションしたと言ったところだろうか。屋根の上に飾られたピカピカの木の看板には、店名と共に『創業寛政元年』の文字がっ!…ところで『寛政』って何年だ?左のウィンドウには古い和本や手紙が飾られている。格子風サッシを開けて中へ。そこは静かに古本の匂いが充満する茶褐色な空間。目の前には積みあがった全集類、入口両脇には100円均一の文庫棚、両壁際は本棚、真ん中に背中合わせの棚が一本、左奥には四面が棚のタワーが一本、奥に行き止まりの通路とガラスケース、正面奥に畳敷きの居心地良さげな帳場がある。右の壁際は文学評論から始まり、歴史・戦争・日本文学・辞書が並び、下には雑誌「銀花」が広がっている。向かいには、美術・文学・伝統芸能・漢詩・古典などの古い箱入り本。下には「国文学」がズラリ。帳場横には図書館関連の本が集められていたり、何故か「怪傑ハリマオ」の漫画が飾られている。その他には、色紙や紙物なども。左側の通路棚には、石川・金沢の本が集合。「白山の虫」とか、おぉ!荒木経惟の「石川ノ顔」も。入口近くには、映画・演劇・食、下には新書の詰まった箱が四つ。向かいには文庫棚と宗教本。そして通路の真ん中にそびえ立つ本棚タワーには、古い本が目白押し!全集端本・文学本・児童文学・紀行本…特に「黒人大陸」の帯コピー『腐った南部の白人め!!』が刺激的過ぎる!奥の通路はすべて宗教本。仏教を中心にキリスト教関連も並んでいたりする。ガラスケースの中には貴重な和本がディスプレイ。古い本多し!値段は普通でしょうか。後で調べたら『寛政元年』は1789年!すでに220年も古本屋を!ただただスゴイと言うしかありません。メタローグ「私の貧乏時代/安原顕編」を購入。

時間内にどうにか二軒回ることが出来た。段々走る距離が長くなってきた気が…。それにしても金沢の古本屋は風情のある店構えが多いので、それを目にしただけで心がヒートアップしてしまうのでした。いいなぁ…。
posted by tokusan at 00:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 中部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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