2009年05月04日

5/4山梨・甲府で大き過ぎる信玄像に見下ろされ二店

昨日に引き続き、さらに思い切って甲府盆地でツアー敢行!GWの祝日で開いているかどうかさえ不安なのに、山梨は古本屋が少ないとのこと…失敗したら目も当てられない結果になるのは必定。いや、例え開いてなくてもお店が存在していれば、満足して引き上げるつもりっ!


meibundo.jpg●甲府「古書肆 明文堂」
駅南側にのびる『遊亀通り』をひたすら南へ。突然射し込んでくる日の光が、盆地の温度を急上昇させていく。郵便局を過ぎた川沿いにお店があるのだが、看板には『週刊現代』『小学館の学習雑誌』とデカデカ書かれている…元は新刊書店だったのだろうか…。それにしてもまず開いているのか?歩道が狭く車道が間近に迫っているため、店前まで行かないと確認出来ない。カーテンは開けられており、店の中は丸見え。これはやっている!と扉に手を掛けるが、ビクともしない。手当たり次第に引いてみるが動かない。一瞬、嫌な予感が背中を走ったが、一番端の扉に手応えあり。そのまま中に入ると、ドアチャイムが鳴り響く。すると奥の住居部分から、サスペンダーをした老店主が現れ帳場に座った。その奥から聞こえるのは、テレビの音と犬の鳴き声。店内は古めかしく、棚もすべて年季の入った焦げ茶の木製。壁は一面本棚で、左側に平台つきの背中合わせの棚が一本、右側に背中合わせの棚が一本、奥に帳場とガラスケースがあり、入口前に100円コミック(日焼け中)の棚が二本置かれている。左壁棚は文学全集類から始まり、日本文学・復刻本・さらに全集、角を曲がりエロ&性愛・文学プレミア本と言う並び。足元には単行本・文庫・さらにさらに全集類。向かいには棚に雑本的文学とノベルス、平台に推理小説・SF・ハヤカワポケミス・ハヤカワポケSFがゾロッと並んでいる。帳場前を通ると、店主は時折軽く唸りながらパソコン操作中。ガラスケースには古いパンフレットやガイド・和本などが飾られている。真ん中の通路には雑本的日本文学や新書、仙花紙文学本・戦争関連・コミック・辞書が収まっている。この時テレビから『今日は本の街・神保町からレポートします。八木福次郎さんを〜』と始まったら、店主は奥にテレビを見に行ってしまった…。奥の通路、壁際は山梨・甲府本から始まり、美術・文学評論・詩歌・実用・児童文学と続く。通路棚は、古い日本文学・新書・社会・エッセイなど。いい佇まいとそれにマッチした棚揃えのお店である。古い本多し。しかし前が車道のためか、本がジャリジャリ気味。そして値段は高め…でも今日開いていてくれただけで感謝!ハヤカワポケットブック「裁くのは俺だ/M・スピレイン」を購入。


fugetsudo.jpg●甲府「古書 風雪堂」
同じ駅南側、平和通りより西側の舞鶴小学校の近くにある。ほぼ住宅街と言っていい地域…開いてないだろうなと思い近付くと、戸が開き中の横積み本が見えている!あぁ!こっちも開いていたぁ!それにしても味のある店構え…横長で所々トタン張り…壁に至っては土壁!ガラスの向こうには文学全集が見えている。扉の前に立つと、まず見えたのは軍手をしてLPレコードの山と格闘しているおじさん…店の人だろうか?タイミングを見計らって入店すると、右から「いらっしゃい」の声。こちらが店主で向こうはやはりお客さんのようだ。中も横長で壁はグルリと本棚。真ん中には棚と積み上がった本の山で島が出来ている。通路は恐ろしく狭い。右に帳場的スペースがあるが、レコードプレーヤーと巨大なオープンリールが物凄い存在感を放っている。そして店内に響き渡るのは荘厳なオペラ…。目の前には大量のLPレコード、島部分には紐で括られた句集が積み重なる。入口横には美術図録やムック(さすが山梨、竹中英太郎も掲載の「探偵怪奇のモダニズム」が!)。右奥の壁には山梨本が集められ、武田信玄関連も多い。正面壁はそのまま山梨・甲斐・甲府関連本が続き、学術書・資料本・郷土史・地方文学・自費出版&私家版本などが大量多岐に渡り棚を占領している。途中からはガラッと句集に変わり、左壁際も同様となっている。入口左横には日本文学や詩集が集まるが、ここにも山梨ゆかりの本は多い。おぉ、木々高太郎先生の本も!この時ちょうどレコードが終わり、店主は針を上げながら「こう言うテノールもいいね」と感想を漏らし、先ほどのお客と雑談している。山梨本がスゴイ!気持ちいいぐらい集まっているが、値段は中々高めである。でも買う時値引してくれました。ありがとうございます!ちなみにこのお店、裏に別の入口があり、覗くとそこにも本が積み上げられていたが、こちらも店舗かどうかは確認出来ず。蒼洋社「夕日と拳銃/壇一雄」を購入。

甲府…開いててくれてありがとう。甲府…夏はさぞかし暑いのかな。甲府…駅前の武田信玄像はデカ過ぎる…。甲府…でも武田神社からの眺めは最高!
posted by tokusan at 22:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 中部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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