●仙台「古本とビデオ あずみの書房」駅東口から北へ進む。するとやがて突き当たる『仙塩街道』と言う名の『国道45号』(仙台から塩釜へと通じているのか?)。それを東に進むと『小田原一丁目』交差点横にお店を見つけることが出来る。お店の側面外壁には、黄色いビニール看板と小さい直方体の看板。正面には白い店名看板…アピール力に溢れたお店である。その下には、ドリンク自販機・立看板・幟、そしてプランターに植えられた植物たち。入口は少し奥まっており、街に馴染んだ定食屋かクリーニング屋のようである。傘立てが無いので、立看板に立て掛けて自動ドアから中へ。…誰もいない…と思っていると、奥からご婦人が「ハイハイ」と言う感じで髪を直しながら出て来た…ベタ過ぎて土曜ワイド劇場のワンシーンを見ているよう…。そして入口左横のレジに入り、テレビを付けてスタンバイ。店内は縦に細長く、左右の壁は本棚、真ん中に背中合わせの棚が二本置かれ、通路は狭めとなっている。右の棚脇に児童文学・新書・教養系文庫の並ぶ棚。入口右横には中公文庫と辞書が並ぶ。右端の通路はほとんどがアダルトで、棚下段にコミック揃いが混ざり込んでいる。その奥には低めのノベルス棚あり。真ん中の通路は両側ともコミックで埋められ、左奥の棚脇に海外文学文庫が収まっている。左端の通路は、日本文学・エッセイ・ノンフィクション・タレント本・経済・歴史・日本文学文庫・100均ハーレクインが並び、ティーンズ文庫がちょっと揃った小さな棚も置かれている。完全なる街の古本屋さんである。計算など何も無い、ピュアな街の古本屋さんなのである。マニアックではない一般的な古本が中心で、値段は普通。レジの奥さんが「またお越し下さい」の丁寧な言葉と共に、袋の中に『水に流せるポケットティッシュ』を入れてくれた…古本屋さんにも色んなサービスがあるものです。岩波書店同時代ライブラリー「明治の東京計画/藤森照信」ハヤカワ文庫「もっとも危険なゲーム/ギャビン・ライアル」を購入。
●仙台「サトウ書店」駅西口『駅前通』をひたすら北へ。やがてぶつかる『定禅寺通』。西へ進めば「火星の庭」にたどり着くが、ここは涙を飲んで東の細くなる道へと進む。「誠文堂シールド」と言うお店を探しているのだが、一向に見当たらない…。ついには別の通りに突き抜けてしまった。見逃したのか?と自分を責めつつ辺りを見回すと、信号のちょっと南側に古本屋らしき姿が!やった、発見!と駆け寄ると、これが何と全く別なお店。しかし出会ってしまったからにはこれも運命!勝手に『ここであったが百年目』となった。軒看板は無く、やけに二階が重たく大きな感じ。何も書かれていない青い庇の下には、右に文庫三冊200円棚と一冊100円ノベルス&単行本棚。日に焼けて状態は良くないが、ハヤカワポケミスや古い講談社児童文学全集などが入り込んでいたりする。このお店も傘立てが無いので、壁に立て掛けて店内へ。入った途端に左のレジの店主が大きな目でギロリ。狭い正方形な店内に流れているのは、テレビの女子刑務所番組…。壁はぐるりと本棚、真ん中に背中合わせの棚が三本、左端通路は袋小路となっている。入口右横に、歴史・戦争・実用が少量並び、右端の通路は18禁のアダルトコーナー。二番目三番目の通路は共にコミック(50円コミック、180円コミック・三冊買うと一冊プレゼント棚あり)がギッシリ。店奥の棚は右から、日本文学・社会・大判ビジュアル本・ハーレクイン・海外文学文庫・ティーンズ文庫・BLノベルス。左奥の袋小路に、日本文学文庫・時代劇文庫・コミック文庫・絶版漫画が収まっている。70〜80年代のコミックが多く、特徴的である。それ以外は至って街の古本屋さんとなっております。文庫は定価の半額。店主の大きな目は猛禽類のように鋭いが、ちょっと低めな声でしっかりと接客してくれます。中公文庫「江戸柳生と尾張柳生/童門冬二」を購入。
そしてこの日驚いたのが、「本にゃら堂」が無いっ!テナント募集になっている!移転か?閉店か?…好きだったのになぁ、あの薄暗い雰囲気。そして「ぼおぶら屋古書店」は相変わらず扉を堅く閉ざしたままであった。

