
●「本 買 い ま す」
東急東横線大倉山駅近くの、『大倉山交差点』脇のお店に残る日除けの文字である。『店名じゃなくキャッチコピーだから消さなくてもいいか…』そんな投げやりな思いが感じ取れる光景である。元は「大倉山古書店」、今は洋服屋さん。どうか本が持ち込まれませんように。

●「自転車置場?」
以前も紹介した、東武亀戸線東あずま駅前の物件。辺りをグルグルと徘徊しても「雄文堂書店」を発見することは出来なかった。それにしてもこれは何のために!?あまりにも立派な造りである。もしやこの下に平台を置いていたとか…。

●「上を見よ」
池袋駅西口の池袋仲通り商店会にひっそりと佇む。この商店会共通のお店の標示板である。もちろんお店はすでに無く、ここに存在していたことを、頭上高くで教えてくれているのが何だかいじらしい。思わず「正林堂書店」に電話したくなってしまうアピール力がある。

●「夜に輝く」
阿佐ヶ谷駅の北、中杉通り沿いのビルに残る看板。夜の方が輝きを放ち、存在感がいや増す。お店は今は電子部品の会社となっている。ところでこの「石田書房」は神保町の綿華通り沿いに移転したのだが、そこも今はもぬけの殻…一体何処に?
別にこれらの物件を残して欲しいと言う訳ではない。と言うか限りなく見過ごされがちな透明な存在で、やはりいずれは消滅するモノたち…。しかし目にしてしまったからには、この中途半端な状態を記録に残したくなってしまった。数はあまり多くないだろうが、これからも発見次第ご報告して行くつもりである。

