2010年01月01日

1/1古本屋遺跡

古本屋さんを巡っていると、自然と数多くの閉店したお店にも出会うことになる。辛く切なくガックリと肩を落とす瞬間…。しかしそんな中でも、時たま面白い光景を目にすることがある。お店はすっかり跡形も無いのに、その名残りが輝きを放っているのだ!徒労と悲哀が、わずかな喜びとおかしさに変化する!古本は手に入らないが、この“古本屋遺跡”と呼べるモノたちは、幾許かの満足感をもたらせてくれるのである……。


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●「本 買 い ま す」
東急東横線大倉山駅近くの、『大倉山交差点』脇のお店に残る日除けの文字である。『店名じゃなくキャッチコピーだから消さなくてもいいか…』そんな投げやりな思いが感じ取れる光景である。元は「大倉山古書店」、今は洋服屋さん。どうか本が持ち込まれませんように。


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●「自転車置場?」
以前も紹介した、東武亀戸線東あずま駅前の物件。辺りをグルグルと徘徊しても「雄文堂書店」を発見することは出来なかった。それにしてもこれは何のために!?あまりにも立派な造りである。もしやこの下に平台を置いていたとか…。


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●「上を見よ」
池袋駅西口の池袋仲通り商店会にひっそりと佇む。この商店会共通のお店の標示板である。もちろんお店はすでに無く、ここに存在していたことを、頭上高くで教えてくれているのが何だかいじらしい。思わず「正林堂書店」に電話したくなってしまうアピール力がある。







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●「夜に輝く」
阿佐ヶ谷駅の北、中杉通り沿いのビルに残る看板。夜の方が輝きを放ち、存在感がいや増す。お店は今は電子部品の会社となっている。ところでこの「石田書房」は神保町の綿華通り沿いに移転したのだが、そこも今はもぬけの殻…一体何処に?




別にこれらの物件を残して欲しいと言う訳ではない。と言うか限りなく見過ごされがちな透明な存在で、やはりいずれは消滅するモノたち…。しかし目にしてしまったからには、この中途半端な状態を記録に残したくなってしまった。数はあまり多くないだろうが、これからも発見次第ご報告して行くつもりである。
posted by tokusan at 14:05| Comment(4) | TrackBack(0) | 古本屋遺跡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
鉄道の廃線跡、みたいでおもしろいですねえ。けっこう痕跡が残っているものだと、感心しました。石田さんは、すずらん通りの「キントト」の上に移転したみたいです。今年も、ツアー、楽しみにしています。
Posted by 岡崎武志 at 2010年01月01日 21:42
岡崎様、今年もよろしくお願いいたします!これが私の使命と胆に銘じ、去年同様猪突猛進ツアーいたします!古本屋のみなさまにも、ご迷惑おかけします!そして「石田書房」さんの情報、感謝です。いくら探しても見つからなかったもので…。
Posted by tokusan at 2010年01月03日 19:28
tokusan様、明けましておめでとう御座います。本年も宜しくお願い致します。しかし、この運良く残った看板、これは非常にオモシロイですね。廃店後の多くには謎が沢山隠されているような気が致します。このように廃店跡というのは日本全国に現在どのぐらい存在するのでしょうか、私は興味津々で御座います。どうぞ、本年も引き続きツアーの方、宜しくお願い致します。
Posted by ピカリング at 2010年01月06日 17:29
ピカリング様。今年もよろしくお願いします!それにしてもスゴイ所に興味津々ですね。どのくらいあるのか把握する術は、ただ訪ね歩くだけしかないようですが、現在進行形でこのような光景は生まれつつあると思います。その素晴らしいタイミングに出会うことを願って、今年もツアーいたします。
Posted by tokusan at 2010年01月06日 21:37
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