2010年11月09日

11/9東京・神保町 巌松堂図書


ganshodo.jpg今日は何としても神保町に行かねばならぬ!本の街のメインストリートにあるお店が、閉店を決めたと言うのだ!お店の名は「巌松堂図書」!私にとっては二十年ほど前に、よく入口近くの棚で探偵小説や文学評論を漁った思い出がある。つい先日の『神田古本まつり』でも、店頭均一台から「わが森の賢者たち」を購入したばかり。その時店内にも入り、棚の本が全品半額と言うことを知り、まつりとはいえ豪気なことだ、などと感心していたのだった。なので遅刻する前に、この目に焼き付けておかねばならない!『神保町交差点』から『靖国通り』を東に100mほど。南側に十階建ての『巌松堂ビル』。ここの一・二階が店舗となっている。道路側には縦にベランダが連なり、三・四階部分に大きな店名看板、柵の造作が他と少し異なる二階ベランダには『GANSHODO』の看板文字。出入口両側には、左右対称に均一棚&台が置かれている…そして壁に貼られた『閉店セール』の手書きポスター!そこには『長い間当店をご愛顧頂き有り難うございました。閉店セールを下記の通り実施致します。』の別れと告知の言葉。『11月6日〜21日 1冊300円均一』。おぉ、何と言うことだ。短期間とは言え、全品300均のお店が神保町に出現してしまうとは…こんなカタチでなければ、ヨダレを垂らしてウェルカムなのだが。店頭には硬めな本がズラリズラリ。たくさんの人が一瞥した後、店内にスルスルと吸い込まれて行く。私もその流れに紛れ込んで中へ。以前とは違ったスッキリした感じで、棚を全開放の売り切りモードである。各ジャンルは以前からの位置を、かろうじて形骸的に保っているようだ。店内は縦に細長く壁際はぐるっと本棚。フロアは中央右側の階段を境に手前と奥に分かれ、手前には長い背中合わせの棚が一本、奥に背中合わせの棚が二本。奥左側の棚前に本と机で造られた帳場がある。また、入口左横・手前フロア棚奥脇・階段横には、全集の山が築かれている。手前フロアの右壁は、建築・映画・宗教・ビジュアル本・図録・将棋・囲碁・歴史小説・日本文学・山岳・風俗・辞書・言語などが並び、この通路が一番混み合っている。向かいには全集類と海外文学。ここの空になった平台に腰掛け、棚を眺めるマナーの悪いお客もいたりする。左側通路は、壁棚に文庫・東洋文庫・古典文学・国文学・歴史・演劇・美術・哲学が収まり、向かいには文学評論&評伝・詩歌句が収まっている。人波を縫って奥のフロアへ。左壁は東京・郷土・民俗学、そして途中からぐるっと右壁途中まで経済関連が大量に並んで行く。向かいには世界と社会学が収まり、真ん中の通路は両側共ほぼ空になっている。右端通路は、一部壁棚に政治学、通路棚に動植物・科学・数学・コンピュータとなっている。抜き取った本を手に、全集が積み上がった階段を上がり二階へ…と思ったら、何と二階はもはや営業していなかった!手作りダンボールの通行止めが二重に置かれ、もはや見ることは叶わない…確か奥は硬めな学術本で、手前に美術関連が並んでいたと思ったが…すでに遅刻であったか。残念。と言うことで店内は平日と言うのに、老若男女でごった返し、硬めな本のセールが行われている。精算時に「お店はいつまでなんですか?」と聞いてみると、傍らのポスターを指差し「一応21日までなんですが…」とここで笑みを浮かべ「でも、本が無くなったらそこで…ね」とのこと。お店の閉店は兎にも角にも残念ですが、ラストスパートを全力疾走で『靖国通り』を華麗に駆け抜けてください!今までお疲れさまでした。…それにしても閉店後、この本の街にとっての一等地は、一体どうなるのだろうか?新しいお店が入ることもあるのだろうか?それともまったく異なる職種のお店でも…。思潮社「一人のオフィス/鮎川信夫」東京新聞出版局「東京おもかげ草紙/佐野都梨子」を購入。
posted by tokusan at 18:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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