2010年11月11日

11/11東京・入谷 地球堂書店


chikyudo_shoten_iriya.jpgそもそもの始まりは先日の山形の帰り。その途中に、鷲神社の『酉の市』を見に行くことになった。ケータイを所持していない相手とどうにか駅で待ち合わせ、商店街をブラブラ…すると右にシャッターの下りた古本屋然とした店舗。…そうか、ずい分前にここを通った時、このお店を見たんだったな。以前もシャッターが下りていたし、今日もこの有り様。やはり開くことはないお店なのだろうか…むっ?シャッターに何か小さい貼紙が。道路をヒュッと渡ってそれを読み取ると、『本日休業』の文字!これは!つまりは営業してるってことだ!よしっ!…そして本日、地下鉄ホームの端から『竜泉方面改札』を抜けて『出口3』から地上へ。『昭和通り』をちょっとだけ南に進むと、すぐに東に延びる『金美館通り』の入口。そこに迷わず入り込み、トトトと進んで行くと、またもやすぐに出桁造りの素晴らしい酒屋がある『入谷一丁目交差点』。その交差点を越えると、南側の魚屋の隣にシャッターを上げた古本屋さんの姿…生モノと古本が並び立つとは…下町って素晴らしい!軒には収納された深緑の日除け、その下にはブリキのシンプルな店名看板。アルミサッシで組まれた店頭は、左右と真ん中にショウケースがあり、写真集や江戸&浅草関連ビジュアル本が飾られている。下にはムックラックや安売り文庫台(痛んだ本多し)、それに横積みされた単行本・全集本。中に入ると細長く奥が狭まっており、きっちりと本を収めた棚が印象的。壁際は本棚で、一部飾り棚になっている部分もある。真ん中には背中合わせの棚が一本置かれ、下部はラック、奥には本の土台を下に備えた低めの長椅子が接続されている。そして狭まったスペースの最奥に帳場があり、老夫婦が退屈ここに極まれり!と言った感じで店番中。老店主は椅子からずり落ちそうな体勢である。右壁は戦争・現代史・実用・民俗学・東京・浅草・江戸・風俗が並び、角を占めるガラスケースには浅草関連の豪華本。下には単行本・雑誌・文庫が美しく積み上がり、その上に並ぶ黒沼健&團伊玖磨が目立っている。奥に進むと、映画・学術本・幻想文学・落語・伝統芸能が続いて行く。向かいは新書・日本純文学文庫・海外文学文庫・落語関連文庫・永井荷風&徳川夢声本。下のラックにはビジュアル誌や映画&伝統芸能雑誌など。長椅子をぐるっと回り込んで左側通路へ。左壁は実用・最近刊文学・歴史小説・書・山岳・性愛・美術&日本文学戦前本・文学評論・荷風関連本・美術図録・作品集が並び、下にはアダルト&実録雑誌類が整然とズラ〜リ。向かいには、古い新書サイズ本・ノベルス・実用・将棋・雑学&風俗関連文庫・推理文庫・時代劇文庫・官能文庫・虫・巨人軍などなど。下町に見事に溶け込み続けているお店で、美術・風俗・浅草・落語・永井荷風がキラリ!値段は文庫は500円、単行本は1000円が中心と言うざっくり高めな値付けがされている。帳場には圏外だが「谷根千」もあり。精算時、老店主は基本的体勢は変えずに応対。超薄紙の古びた書皮が、儚くも可憐である。それにしても「地球堂書店」は、浅草と立川に同名のお店がある。何か関わりがあれば面白いのだが…。河出文庫「寄席はるあき/安藤鶴夫・文 金子桂三・写真」を購入。
posted by tokusan at 18:18| Comment(2) | TrackBack(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
2015年3月撮影のグーグルマップで見る限り、ビルが工事中で閉店しているようです。
Posted by 古本屋調査員 at 2015年06月06日 09:55
古本屋調査員様。情報ありがとうございます!うぉぉ、本当だ。でももしかしたら万が一、新しいビルになって新開店してるかもしれないので、いつか見に行ってみます。
Posted by 古ツア at 2015年06月07日 16:12
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