2010年11月14日

11/13宮城・仙台 尚古堂書店


shokodo_sendai.jpg仕事にて、早朝出・深夜戻り・車移動の日帰り強行軍で仙台へ。行楽客や事故見物渋滞に巻き込まれながら、どうにか六時間で到着。スケジュールを確認した後、間隙を縫う…いやグイッと広げて、さり気なく仕事場から脱出!駅西口から延びる『青葉通り』をひたすら西へ。『大町交差点』を通過して、『桜ヶ丘公園』南端に沿った坂道に入ると、今までの都会の景色から一変した、公園と街路樹の紅葉で情緒溢れるエリア。広瀬川までもう一息の坂下に着き、素敵な木造のクリーニング屋前を通り過ぎると、バス停の前に古本屋ビルがそびえていた。歩道奥に駐車場を備えた三階建で、左に店頭を抱え込むような巨大な店名看板があり、二階窓下にも同様の大型看板。ここは、あの巨大古書店「萬葉堂書店」の系列店なのである…時間があまり無い今の私にとっては、かなり厳しい難敵なのである!扉を開けて店内へ。予想通り装飾性を排した、倉庫の如きひたすら古本の詰まった空間である。入口左横に本に囲まれた帳場があり、金田一秀穂のような学問の香り漂う店員さんが店番中。斜め上に置かれた巨大ブラウン管の防犯モニターが、マルチ画面で店内の様子を映し出しており、80年代SFのアナログ的光景…おぉ、ありし日のテクノロジー。壁棚はスチール棚で覆われ、フロアには手前に短めの背中合わせの棚が二本、奥に長めの棚が二本置かれている。左奥隅には、棚で造られた短めの行き止まり通路が一本。そして左壁入口側に階段への出入口がある。二階と地下一階は、ほぼ一階と同じ構造。三階だけが面積半分のフロアに、辞書や洋書が並ぶカタチとなっている。窓からの景色は公園を上から見下ろせて、中々に美しい。それでは多少急ぎ足だが、一階よりツアースタート。右端第一通路は、壁際に文庫・単行本・趣味・児童文学・スポーツ・エッセイ・タレント・実用が並び、向かいは哲学・思想、そして大量の新書の壁が続いて行く。通路には乱雑に箱が置かれ、様々なジャンルの本が足場を少なくしている。第二通路は新入荷本・美術・幻想・コミック・ちくま文庫、そして大量の岩波文庫と絶版文庫がズラズラズラ。奥壁にも海外SF&ミステリ文庫の絶版が、改造文庫・旺文社文庫・文庫揃いと共に並んでいる。左端通路は、言語・資格・コミック・50均文庫棚となっている。奥の袋小路には、コミック文庫・岩波ジュニア新書・ブルーバックス・ペーパーバックなど。階段横にはロッカーが設置されており、ここにカバン類を収め店内を回遊するルールとなっている。私はカバンは持っていなかったが、すでに本を手にしていたので「これは持って行っても大丈夫なんですか?」「大丈夫ですよぉ〜」と確認を取る。そのままホコリっぽく薄暗い階段で二階へ。店員さんもお客さんもおらず、恐ろしく静かな空間…ここはどうやら硬めな本が多いらしいな。左端通路には、経済・白水社・晶文社・法律・民俗学・歴史・古代史。真ん中は、宗教・郷土資料・世界・民族学・風土・考古学。右端通路に、日本文学・文学評論・書物&出版関連・詩歌・海外文学・遺跡資料&論文となっている。文学以外は箱入り本が中心である。三階は前述通り。地下一階は、左手前が行き止まり通路となっており、科学・建築・気象・天文・地学が集められている。そしてフロア手前側には、学術本・政治・社会・犯罪・コンピュータ・文学単行本が収まり、右壁に美術・映画・お茶・文化。フロアの奥には大量の文庫本が勢揃いしている。やはり蔵書量多し!古い本も多し!この短時間では棚の隅々までチェック出来るわけもなく、非常に口惜しい!本は玉石混合だが、いい本はしっかりと目に入って来る。値段は普通〜ちょい高。しっかり値の本が多いが、ちゃんと掘り出せばスキのある本も見つかる予感!帳場で精算中に「萬葉堂」情報をチラシでチェック。現在「鈎取店」「泉店」(2008/10/27参照)、そして「尚古堂」があり、愛子と言う所にあった「開成堂書店」は閉店してしまったらしい。ツアー出来ず終いとは誠に残念である。そして「鈎取店」は、いつの日か必ず対決せねばなるまい…今まで見た二店を、遥かに凌ぐ蔵書量らしいのだが…。日本鉱物趣味の会出版部「日本化石図譜/鹿間時夫」岩波新書「追われゆく坑夫たち/上野英信」三笠新書「読書雑記/正宗白鳥」を購入。
posted by tokusan at 05:19| Comment(2) | TrackBack(0) | 東北 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
仙台へようこそ。
いつも愛読させていただいております。
開成堂書店は8月末をもって閉店。
尚古堂や他の萬葉堂の床には,閉店セール(8月の一ヶ月間は,50%offでした!)を生き残った?本たちが,累々と積まれているのです。
「それでも,3割くらいの本は投げた(注:捨てた)んですけどね。5割引きでも売れないんですから・・・」とは,《学問の香り漂う店員さん》の弁。
私も,静かな2階が大好きな(トイレもあるし)尚古堂です。
系列3店共通の「一割引券」もあり,尚古堂では三大新書が百円均一,人文社会科学系の学術書の20%offなど,それなりに硬い本が手ごろな価格で売られている印象があります。
ぜひ,萬葉堂鈎取店の地下の世界にもお越しくださいませ。
Posted by グッチのぶぞう at 2010年11月15日 22:19
コメントありがとうございます!以前萬葉堂の泉店に行った時、開成堂のちらしを手に入れていたのですが、ついに機会を永久に逸してしまいました…あぁ閉店セール。それにしても萬葉堂情報に精通してますね。店員さんのコメントまで!鈎取店は性根を入れてかからないと、大火傷しそうです…。
Posted by tokusan at 2010年11月16日 19:41
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