2010年11月18日

11/18東京・高円寺 コネクシオン


conekushon.jpgすっかり日の落ちた午後六時。頭上に輝く月を眺めてから、夜の住宅街を抜けてトボトボ高円寺へ。変に綺麗になった駅南口ロータリーから、『高南通り』を南へ下る。ひとつ目の信号脇左手、白い外壁のマンション下の地下一階にある店舗が、今日の目標なのである。イベントも行われたりする『カフェ&バー』らしいのだが、古本も売られているとのこと!…売っててくれ、古本!と願いつつ、ヘアピンカーブの階段前に立つ。あぁっ!隣にあった「飛鳥書房」(2009/07/11参照)が消え去っている!本当に閉店してしまったのか…長い間お疲れさまでした。気持ちを切り替えつつも、多少怯えながら地下へと下りて行く。行き着く先には左右に二つのガラス扉。切り文字のような店名看板を見て、右側のお店に入る。するとソムリエスタイルの、ヒゲを生やした店主と鉢合わせ。突然の来客に多少うろたえつつも、「いらっしゃいませ。お好きなお席にどうぞ」と立て直して迎え入れてくれた。縦長の店内で、左にはバーカウンターとDJブース、右側にソファ席&テーブル席と、壁棚と本棚。取りあえず奥の席に腰を下ろし、ギネスビールを注文した後、立ち上がって壁沿いに棚を眺めて行く。入口横には音楽雑誌と文豪Tシャツ(!?)。EPレコードが並ぶ下に、海外文学・詩集・性愛本。右壁下は、音楽・写真集・美術が並ぶ棚。そして壁際から生えたように一本の背中合わせの棚アリ。手前側には上部に岩波文庫が並び、下に音楽CD。裏側に旅・紀行・散歩・フランス・海外文学文庫・建築・川柳・食・児童文学が並び、深沢七郎・筒井康隆・南木佳士が目立っている。ほっほぅ!名取洋之介「写真の読み方」冨田均「東京私生活」など、ピンポイントで面白い本が並んでいる。ソファーの上には無料本箱が置かれ、横の小さな棚には「酒とつまみ」「中南米マガジン」などのミニコミが置かれ、歴史・東京・TV・「世界の秘境」・水野英子・ブックカフェ・古本関連・ペーパーバック・ノベルスなどなど。中には非売品の閲覧用本などもあるが、ほとんどが安値で売られている。そしてそれほど本の数は多くないが、しっかりした選択眼の棚となっている。しかしいい本や絶版本には割といい値段。何故だか群馬関連本も多かったりする…。こんなお店が地下世界にあったとは…高円寺の懐の深さに脱帽です!これからもこのサブカルな街は、まだまだ奥深い表情を垣間見せてくれるのだろう。
posted by tokusan at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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