2010年11月23日

11/23千葉・千葉 TREASURE RIVER BOOK CAFE


trasure_river_book_cafe.jpg東口を出て、南側のそごう&京成千葉駅方面に抜け出る。信号を渡り、そごう脇の横道へ入り込み、シブい駅ビル別館と線路沿いを西へ。やがて現れた踏切を渡って、そごう沿いに南へ進むと、ビル五階建てくらいの高さを横切る、モノレールの路線が目に飛び込んで来る!普段はあまり目に出来ない、在りし日の未来の都市の姿…。シューンと言う音と共に、二両のモノレールが宙を走る。ビルの谷間を走り去る。その下にたどり着くと『センシティ交差点』。そのままモノレールと共に大通りを西へ向かう。次の『登戸二丁目交差点』でレールは南にカーブして行くので、追いかけるようにして南へ。しかし次の信号ですぐにサヨナラをし、西に延びる脇道に入り込む。今までのダイナミックな景色から一変した、静かな街の裏道を歩いて行く。ひとつ目の十字路を過ぎると、左手先に小さなビルが居並ぶ一角。パネル張りの外装で、一階が荒いレンガで化粧されているビル…その一階部分が、どうやら目指すお店らしい。…うわぁ、オシャレな感じだな…そう、今日も懲りずに古本カフェなのである。くそぅ、負けてなるものか。それに何だか最近ちょっと免疫が出来てきたような気も…。右端に出入口があり、その前には店名の書かれた立看板、左側は大きく採られたウィンドウになっている。酒瓶の向こうに棚らしきものが見えると同時に、奥にフードを被って外を見つめる男の姿…コワイなぁ。しかし私は迷うこと無くドアに手を掛けカチャリと入店。するといきなり右横に棚が現れ、何と『ご自由にお持ちください』本が並んでいる。ちょっとくたびれた本が多いが、思わずいきなり釘付けになる。北杜夫・司馬遼太郎などなど。店内は広くキレイでシンプルで余裕のある構成。窓際にテーブル席、フロア真ん中にソファセット、左壁手前に古本の積み重なった作業場、左奥に雑貨棚(素敵なデザインブックカバーあり)と四本の本棚、その前に大きなテーブル台、奥壁にソファと本棚が一本…表から見えたフードの人物はここに座っているのだが、これは大きくリアルな人形であった…店主じゃなくて本当によかった。右側には円柱を中心に平台とチラシ類や新刊本棚が置かれ、奥にはL字のカウンターが据え付けられている。そこからフワフワの耳当て付き防寒帽を被った、黒ブチ眼鏡のお肌ツルツル大柄若者が現れ「いらっしゃいませ」…大柄に見えるのは嵩のある帽子のせいか?取りあえずぎこちなく会釈をして、柱前の300円均一平台を眺める。絵本やビジュアル本が中心である。『お席へどうぞ』とか言われないので、そのまま左奥に進み棚の前へ。すると「どうぞ荷物を席に置いて、ゆっくりご覧ください」とのこと。お言葉に甘えてソファー席にリュックを置き、左壁から棚を見始める。ファッション・デザイン・建築・広告・美術・写真などが収まり、それぞれ関連単行本・作品集・雑誌・洋書・図録の内訳となっている。最奥には写真集ディスプレイ棚。ソファーと人形の周りには大判写真集やレコードが飾られている。奥壁の棚は新入荷本が並んでおり、この時は美術図録と建築関連が多かった。下には非売品だが、自然やコンピュータ関連あり。平台には新刊洋書写真集がビッチリ飾られている。美術系のビジュアル本中心のお店で、写真集が一番充実している。蔵書数はあまり多くなく、単行本類はそのうちの1/4ほど。目を皿のようにして古本を探しに来ると言うよりは、お茶やアルコールを嗜みながら、ゆっくりと優雅にページを繰るのが、このお店の正しい過ごし方であろう……古本カフェには躊躇無く入れるようになって来たが、未だ寛いで過ごすのは不可能な私なのである。値段はちょい高〜高め。本を手に「すいません、これを」と店主に差し出し、カウンター近くで精算。彼はおもむろに薄い木箱を出し、パカリと開ける…中には村上隆のイラストがプリントされた小皿が一枚…えっ、なんだろう?…あぁ、ここに料金を置くんだな。お釣りはしっかり小皿に乗せられ帰って来た。「すいません、お茶も飲みませんで」と言うと「いえいえ」と逆に恐縮。そして買った本を見て、「写真の歴史でしたら…」と未整理本や棚の本を次々と見せていただいた。お気遣いありがとうございます。「またお立ち寄りください。どんどん新しい本が入荷しますので」と入口まで見送られる。外に出てホッとひと息。慣れたとはいえ、やはり緊張するのは避けられない。まだまだ脆弱な私であるが、これからも古本がありそうな場所には、突撃して行かねばならぬのだ!と気炎を上げつつ大通りに向かって行くと、丁度モノレールが横に身体を振りながら、シュシュンと走り去るところ…ここでまた、ホッとため息をひとつ。岩波書店「写真の歴史/イアン・ジェフリー」を購入。
posted by tokusan at 19:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 関東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ブログ書いていただいてありがとうございます。

このようなブログを書いている方がいらっしゃるとは存じ上げませんでした。すみません。

さっそくブログを見てきていただいたお客様もいらしゃってます。

本当にありがとうございます。

彫刻怖くてすみませんでした、、、
Posted by TREASURE RIVER at 2010年11月25日 20:00
コメントありがとうございます。そして先日は失礼いたしました。こちらこそ、色々勝手に申し訳ありません。あの文章は、あくまでも個人的な古本屋さん的視点の色眼鏡でお店を見ていますので。それにしても、もう訪ねているツワモノがいるとは…。これからもお店、ゆるりと頑張ってください。近くに行ったら寄らさせていただきます!
Posted by tokusan at 2010年11月25日 21:25
むむっ!!
何と我が家(千葉県)の方にも来ていただいているのですね。退屈男さんには平伏です。
Posted by ハリー at 2011年01月02日 22:15
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