2010年11月25日

11/25埼玉・北浦和 ブック&トイ號


book&toy_go.jpg東口を出て、ロータリーを大きく回り込み東へ進む。街はすっかり気の早いクリスマスの装いで、歩道の柵の頭に乗った、金属のサッカーボールがキラキラと輝いている。『北浦和駅東口スクランブル交差点』を突き抜けてさらに進むと、道の先にある高校から名付けられた『浦高通り』…浦和高校…確か澁澤龍彦の出身校だと思ったが、あっちは旧制浦和高校なのか。そんなことを考え付きながら、賑やかな街から離れて、ちょっと暗くなった道なりに、北東へ向かってテクテク。信号をひとつ過ぎると道の向こうが開け、昼間だったら浦和高校の巨大な体育館が見えているはず。さらに進み二つ目の信号を過ぎると、ゆったりとした下り坂になり、左に開けた空地が広がる。その坂道と空地が終わる左手に、側壁が丸見えの白い建物から『ふるほん』の看板が突き出していた。何度か訪れ、タイミングの合わなかったお店なのである。今日は暗い街路に青い看板が輝き、窓から明るい光が漏れ出している。軒にはビシッと張り出した青い日除け。その店名は勢い良くロゴマーク化されている…ゲッターロボみたいな名前だな…左側の下見板壁には店名看板、真ん中の入口を挟み、右側はフィギュア類が飾られたショウウィンドウとなっている…大分ホコリっぽいが…。ドアノブに手をかけて店内に入る。かなり荒れた感じではあるが、人の手はちゃんと入り続けているようだ。縦長のお店で、左右の壁は本棚、入口右横にショウウィンドウ裏側。真ん中は背中合わせの棚を核に、本・漫画・おもちゃ・ショウケースが積み重なり、峻険な山脈となっている。通路や壁棚前にも横積み本やおもちゃ類がゴチャリゴチャリ…実に見通しの悪い店内である。そして奥に棚で造られたゲートがあり、暗い小空間がポカリと口を開けている…どうやらアダルト棚と帳場があるようなのだが、全貌は未だ不明。左側通路は、BLコミック・一般コミック・絶版少年&少女&青年漫画、それにプラモデルやおもちゃが混ざり込んでいる。入口右横のティーンズ文庫・コミック・ゲーム攻略本の小さな棚があり、ショウウィンドウの上には箱入りの超合金類!右壁には100均文庫棚が連続し、下にはひしゃげた文庫タワー。そして100均小説・実用・新書・ノベルス・サブカルムック・美少女コミック・単行本と続く。通路棚には特撮&アニメムック・サブカル・ゲーム。奥の棚ゲートには、写真集(「さよなら!寺山修司」なんてものも)・カード類(古い)・おもちゃなどなど。非常に乱雑なお店ではあるが、しっかりと機能している。古本はほとんどが安値の雑本だが、特撮・アニメ・音楽・サブカルなどは背骨がしっかりしている。ひしゃげたタワーから文庫を抜き取り奥の間へ。ロウソクのような明度の部屋で、左壁はアダルト、そして右側にほぼ真っ暗な帳場…これが帳場!?モニターの光に浮かび上がる、シルエットのような店主の姿は、まるで社会生活に頓着しないハッカーのよう!…スゴイ店番スタイルだ。何だかとてもストイックに見えるぞ…私はただ、暗闇でクラクラ…。講談社文庫「ドキュメント 東京のそうじ/山根一真」小学館文庫「メタルカラーの時代1/山根一真」を購入。
posted by tokusan at 21:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 関東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも楽しく読ませていただいています。
日本の古本屋メルマガを読んでいたら、古本屋ツアーインジャパンが次回何か発表されるとの告知が。

一瞬「ついに書籍化?」とぬか喜びしてしまいました。
こちらも楽しみにしています。

あ、「古本屋名簿 古通手帖2011」(日本古書通信社)も買わないと。

とりとめもない文章にて失礼いたしました。

Posted by N田匿名 at 2010年11月26日 09:07
いつもありがとうございます!そのお話は、書籍化なんていう大層なことではなくて、また何やら書かせていただけることになっているのです。ただ今、どうやって書こうか激しく懊悩中ですが、最終的にはどうにかなると思いますので、ぜひメルマガの配信をお待ちください!
Posted by tokusan at 2010年11月26日 20:40
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