2010年11月26日

11/26神奈川・黄金町 ギャラリー&ショップ ちりめんや


chirimenya.jpg街にどうにか浮かんでいる、駅のホームから下りて改札を抜ける。毎度の黄金町訪問とは違い、今日は北側に出て線路沿いに東へ。そしてすぐの『藤棚浦舟通り』を北に進むと『初音町交差点』…粋な名前が連続するな…交差点を渡り東北側歩道をちょっと北へ。ファミリーマート前の脇道に入り込んで、そのまま東北へ進んで行く。交通量の莫大な表通りとは、比べ物にならない静かな通りで、住宅・商店・事務所・小工場が建ち並んでいる。しかしそのほとんどが、金曜の夕方だと言うのに、シャッターを降ろしてしまっている。十字路をひとつふたつと通り過ぎると、左に暖かな光を放つ和風な店舗が見えて来た。レンガタイルに包まれた、昭和四十年代の香り漂う建物で、店頭の造作は全くもって、和菓子屋・呉服屋・蕎麦屋的なのである。左側には大きなガラスウィンドウがあり、中には人形や陶器・街のイラストマップ、そして店名が染め抜かれた大きな布が掛けられている。右側端は石造りになっており、誰も使用しないであろう蹲が備えられている。自動ドアにはオレンジで描かれたドデカいキャライラスト。路上には立看板が置かれ、自動ドアの前にお目当ての古本箱が乗る椅子が置かれていた…ここは古本も売っている『ギャラリー&ショップ』と言うことなのだが、早速古本が確認出来て一安心…しかし明るい店内を覗き込んでも、さらなる古本の姿が確認出来ない…まさかこれだけなのか?箱の中には『50円〜』と書かれた文庫や単行本。ここでまた少し不安になる。完全に閉まり切っていない自動ドアから店内へ、中に入ると左側に畳の上がり框と、壁一面のガラスケース…こりゃ呉服屋さんっぽいな。低い棚や畳の上の棚、フロア真ん中の平台棚、そして壁に、アート寄りな雑貨類が多数陳列されている。生活雑貨から美術作品的なぬいぐるみまで、カラフルな物体だらけなのだ!…しかし肝心の古本は見当たらない。畳スペースには、美術系女子のホンワカ店主座っており、雑貨を見ようともせず何かを探す闖入者を見て見ぬフリ…私は焦りながら平台の裏へと回り込んだ。するとそこに待望の古本の姿がっ!棚の最上段&最下段にしかないが、おぉあったあったと喜びながら、本の背に視線を凝らす。古い単行本ばかりの、意外にも苦み走った棚造り。日本文学・詩集・随筆・歴史・民俗学…見た目だけのインテリア的扱いではなく、しっかりとセレクトして並べている。なのでか、値段はしっかり目のちょい高〜高め。二冊を選んで、畳に座る彼女に「すいません」と本を差し出すと「あっ、ありがとうございます」と顔がパッと輝いた。ついでにこの不思議なお店について聞いてみると、「十年前までは呉服屋だったんですよ。でもその後看板屋さんが入って、かなり手荒く扱われてたみたいで。今でもほら、塗料がこびりついてたり、ほらガラスが欠けたりしてるんですよ」とニコニコ。その変遷に感心しながら「いや、面白いお店です」と本を受け取り入口へ。ドアマットの上に乗ると、彼女が説明した通り、ガラスの欠けた閉まり切らない自動ドアが、サァっと開く。帰りは夕闇の中、野毛の坂道を上下して、紅葉坂を下って桜木町へ。荒地出版社「エスケープのすすめ/田村隆一編」河出文庫「京都・伝説散歩/京都新聞社編」を購入。
posted by tokusan at 20:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 関東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
新宿駅の地下通路で古本市やってますね
結構な規模ですよ、30日迄みたいです
Posted by ハマショー at 2010年11月27日 17:16
おぉ、情報ありがとうございます。30日までですかぁ〜。行けるかなぁ…。
Posted by tokusan at 2010年11月28日 18:40
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック