●盛岡「TUMI(ブックセンター)」
「浅沼古書店」を出て、道を東南にひたすら進み続ければ、やがて中津川に架かる『富士見橋』。しかしそこに到達する一本手前の道に、確か発見はしたのだが、入れなかったお店(2009/02/02参照)があったはず…。と覚えのある通りに目をやると、以前と変わらぬ二棟続きの屋根の高い木造建築…お店はある。おっ、しかも開いてるぞ!「TUMI」の大きな立看板は変わらぬが、入口上に『TUMI トゥミ』の文字と共にペルーの国旗が掲げられている。さらに店頭には立看板がひとつ増え、『古本』と共に『ブックセンター』と書かれている…かなり再利用度の高いブツではある…。ちょっと狭い開け放しの入口から中に入ると、左に焼き鳥屋的カウンター席、右には待望の壁棚が早速展開する。細長く、食べ物屋特有の匂いが漂う店舗で、奥は小部屋状になっており、三方に壁棚があり、中央に背中合わせの棚が一本。奥のカウンター端に三人の男性が集まっており、静かに静かに将棋対戦の真っ最中。私の気配を察したのか、カウンター内のループタイ着用谷川俊太郎風店主が爽やかな笑みをこちらに向けた。「本を見てもよろしいですか?」と問うと「どうぞ」と快く応対。しかしすぐに盤上へと戻って行った。右壁棚は奥深く、二重にどっさり本を満載している。日本文学・ノンフィクション・タレント・スポーツ・宗教・谷口雅春・大川隆法・精神世界・オカルトなど。棚前に小さな棚があり、日本文学文庫と女流作家文庫を並べている。対局の邪魔をしないように、息を潜めて乱雑にコミックの積み上がる横を通り、奥の小部屋へ。カウンター端下にある日本文学文庫もしっかりチェックした後、三方壁棚に歴史・日本文学・思想・自然・全集端本・古典文学・児童伝記・資料類・戦前本・日本純文学文庫・ノベルス。フロア棚には、東北・民俗学・教養&雑学文庫・歴史&時代劇文庫・新書が収まっている。本の量は中々多く核もしっかりしているのだが、時間の経過と共に少しずつ乱雑に、雑本的になって行っている模様。ちょっと古めの本が多く、探せば何か見つかりそうな雰囲気はある。値段が安いのはとにかく嬉しい。対局中の店主にさり気なくアピールし、精算をお願いする。どうやら店主の棋力はかなり高いようで、さっきからお客さんチームはうんうん唸りっ放し…店主は目を離しても余裕綽々なのであった。新潮社「六十九の非/田辺茂一」を購入。
●盛岡「ブックショップさとう」
その後は、中津川沿いの道に出てしばらく北上すると、岩手県交通『愛宕町バス停』前に、オレンジの日除けのお店が現れた。ここは『まんが古本』専門店で、例外を除いて全品一冊100円でコミックを販売している。店内は本当にすべてコミック。奥のレジ横に、例外の絶版漫画が少々集まっている。ステテコ姿のスローモーなおじいさん店主がプリティーである。講談社「愛蔵版デビルマン/永井豪」を購入。
上の橋袂の「東光書店」にも立ち寄り、相変わらず古めかしい店内をウフウフと愛でた後、新潮新書「明治大正翻訳ワンダーランド/鴻巣友季子」を購入して、盛岡古本行脚を締めくくる。JR東日本パスよ、ありがとう!おかげで安値で東北のあちこちに行けました!


先日、古ツアさんの記事を参考に盛岡の古本屋巡りをしてきました。浅沼古書店→つれづれ書房→TUMI→キリン書房と巡ってきました。やはり、つれづれ書房はお休みでしたが…。TUMIでは店主とお客さんが将棋を指す光景が見られ、あまりの記事との一致に驚かされました。
長々と書き連ねてしまい申し訳ありません。古ツアさんのブログは、古本屋を探す際に必ず利用させて頂き、いつもお世話になっています。これからも、魅力的なツアーよろしくお願いします!