2011年10月16日

10/16前橋追記

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移動中の地下鉄の車内で読んでいた、10/8に前橋で購入した煥乎堂「萩原恭次郎の世界」。前橋の“二大萩原”として、朔太郎と並び立つ詩人の、評論&回顧録集である。ちなみに二人に血縁は無い。本は、思潮社「萩原恭次郎全詩集」が刊行された時に添付された冊子を、増補発展したもので、前橋の書店兼出版社「煥乎堂」から1987年に出されたものである。奇しくもこれを購入したのは、その「煥乎堂」の三階古本販売フロアであった。詩集しか読んだことの無かった私は、様々な恭次郎のエピソードを、時間を忘れて貪るように読み進めていた。そして突然岩盤に突き当たったように、衝撃の一文が目に飛び込んで来た!萩原恭次郎は、「煥乎堂」に勤めていただと!?あの「死刑宣告」の詩人が、前橋の書店で働いていたなんてっ!あぁ、敬愛する詩人なのに、その動向は何も知らずに、彼がかつて勤めていた書店で、彼についての本を買っていたとは!感動と共に、何故知らなかったんだ!と言う自責の念が体内をグルグル駆け回る…。「煥乎堂」に恭次郎を訪れた中野重治によると、仕事として格別なことをやっているようには見えず、ある程度机に縛られぬ、自由な勤務ぶりに見えたとのこと…何と詩人らしい羨ましい勤務スタイル!読み進めて行くと他にも、「煥乎堂」で群馬書籍組合の仕事をしていたこと、サラリーマン風の黒の背広を着て二階の狭い部屋にいたこと、などが判明。…これで次回前橋を訪れる時は、もうすっかり違う眼で「煥乎堂」を見ることになるだろう。●●●●●前橋!××××××煥乎堂!
posted by tokusan at 22:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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