2011年10月20日

10/20東京・鷺ノ宮 古本・ガラクタ珍品 木屋

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2011/04/13に報告済みの『新青梅街道』沿いにある謎多き未踏店なのだが、あれからすでに半年の今日、ついに執念が実り、お店に入って本を買うことが出来たのだっ!…とても長い長い道のりであった……私はこのお店のことを、常に忘れぬよう心の底のフックに引っ掛け、機会を見ては観察し続けていた。しかし午前中に行っても、昼間に行っても、夜に行っても、週末に行っても、お店が開いていることはなかった。そんな歯噛みするような日々の中、いつの間にか欲しかった『モスラ』のロビーカードは手品のように消え、店内の様子も何やら見るたびに変化を見せている…一体このお店はいつ営業しているのか!?ただ深まる謎に、一方的に翻弄されるのみ…しかしここであきらめては意味が無い!ならばと、今週に入ってから『曜日営業』の可能性も探るため、近場なのを幸いとし、毎日見に行くことにしてみたのである。そして本日午後五時、ついに明かりを灯したお店に出会うことが出来たのだ!うぅ、やったぞ…。店頭には、左に横倒しにされたロッカーがあり、十冊ほどの単行本横積みタワー二本と背を上にした十五冊の単行本。右にスチール製の書類ケースがあり、横積み単行本タワーと大判本のタワーがある。値段はすべて100円で、タワーのバランスは頭でっかちの不安定な状態となっている。ノンフィクション・日本現代文学・海外文学・「彷書月刊」が多い。店内に以前から立ちはだかる手作りパネルには、『柳生一族の陰謀』『メリーポピンズ』『ピンクレディーの活動大写真』のチラシのみが、寂しく掲出されている。あぁ、『モスラ』よ…今君は一体何処に…。真ん中には、あまり売り物には見えない古本とガラクタ類が迫る通路が一本。店内は乱雑に倉庫的な姿となっている。入口右横の棚には綺麗な「彷書月刊」の束と…あっ!以前店の外から覗き見た青い本たちは「極私的東京名所案内/坪内祐三」だったのか…。表で抜き出した一冊を手に、奥の誰かがごろ寝している座敷に声を掛ける。すると立ち上がって来たのは、スウェット姿の神山繁風店主。100円玉を渡しながら『いつお店がやっているのか?』と聞いてみると、「いつって言ってもなぁ…大体夕方くらいから開けてるよ」と曖昧な返答。う〜ん、どうやらかなりの不定期営業で、営業時間も短い様子…でなければ、もっと早くにお店に入れたはずであろう。そして「本はたくさんあるんで、またいつでもどうぞ」と、表情をあまり変えずに嬉しいことを言ってくれる。しかし店内にそれほど本があるわけではないのが、全く持って不思議である…何処かにドッサリ蔵しているのか…?まぁこれで何となく営業時間も把握したので、店頭ロッカーを漁りにまた来るとしよう。角川選書「日本風景論/池内紀」を購入…あれ?著者謹呈本だ。むぅ、大量の「彷書月刊」、複数冊の坪内本、そして謹呈本…何か出版関係に近しい匂いが漂っているが、これは一体…。
posted by tokusan at 19:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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