2011年10月26日

10/26東京・池尻大橋 ゆたか書房

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渋谷に出向いたついでに田園都市線で一駅。改札を出て人波の一部になりながら、東口から地上へ。風が強く冷たくなった夜。首都高を見上げながら左にぐるっと鋭角に回り込むと、夜に浮かび上がった東へと延びて行く『池尻大橋商店会』。三連の外灯とお店の明かりにうっすら包まれながら、地元的商店街の奥へ。小さな十字路を、一つ二つ…そして三つ過ぎると、左手に輝く『貸本』の文字。新刊も扱う、都会の片隅の小さな貸本屋さんである。軒には『新刊 貸本』と書かれた青い日除け。店名は阿佐ヶ谷の「ゆたか。書房」(2008/10/19参照)と同じであるが、こちらには『。』が無い。軒下の四角い『貸本』の白い看板が、心の何処かを“トン”と叩く。店頭には、幼年誌・児童誌・女性誌のラックがあり、その裏側におぉ!古本棚と古本箱!四段の棚には、コミックちょい揃い・エッセイ・ミステリ&エンタメ・コミックバラ・雑誌附録・文庫少々・ファッション雑誌。足元の小さな四つのプラ箱には、コミック・単行本・文庫…皆ビニールできっちり包まれており、値段は安め。店内貸本からのお下がりがメインのようなので、掘り出し物が見つかるような感じではない。一冊を手に明るい店内に入ると、ほ〜ぅ、本で溢れた素敵なビジュアル。お客さんもちゃんと入って来るな…そして通路の影から現れたのは、貸本屋にはまったく似合わぬ今時の女性!この人が店主だなんて…とそのギャップにドギマギしていると、「いらっしゃいませ。何かお探しですか」と問われてしまう。外から持ち込んだ古本を渡して代金を50円を支払う。…都会の片隅の貸本屋さんの、そのさらに片隅で古本を買い、再び夜の商店街…。新潮文庫「蕁麻の家/萩原葉子」を購入。
posted by tokusan at 22:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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