
午前中に「神奈川古書会館」に到着。今日は『古本屋開業講座』の一環として、『古本屋ツアー・イン・ジャパン、横浜に現る』と銘打ち、人前で話さなければならないのである。すでに緊張はマックスなのに、それを意識しないよう、自分自身の心に素知らぬフリをし、まずは一階ガレージで行われている『古書まつり』を探索。中小規模の古書市である。スチール棚二本+ごつく頑丈な長テーブル六台+卓上棚でひとつの島が造られ、それが手前側に三つ。奥側には、スチール棚二本+頑丈長机四本+卓上棚・背低棚+頑丈長机四本+卓上棚・頑丈長机二本+卓上棚の三島があり、左端に帳場が据えられている。古い本が多く文庫は少なめ。紙物やスライド、古い絵本類なども視界に入って来る。横浜&横須賀本にニンマリ。値段はお店により様々だが、プレミア値の付いた貴重な本も棚や平台に多く並んでいる。間断無く襲って来る緊張と不安を心の片隅にギュッと押し込みながら、あまり買わないつもりだったのに、普賢堂書店にて岩波文庫「飯倉だより/島崎藤村」角川文庫「まざあ・ぐうす/北原白秋訳」角川文庫「復員殺人事件/坂口安吾」大日本雄弁会「信仰佛利 二人行脚/日下部四郎太」を、沙羅書店にて東書選書「薬用昆虫の文化誌/渡辺武雄」を、文雅新泉堂にて中央公論社「星恋/野尻抱影・山口誓子」を、合計1850円で購入する。
この後に一時間ほど、生涯二度目のムニャムニャトーク。緊張と混乱の主観的な古本屋話に終始したが、どうにか自身の根元的な衝動について伝えられたのではないかと…。それにしても後に講演した、「聖智文庫」さんの理知的な語りとは、月とスッポンなアワアワ具合…人前で話すと言うことの、何と難しいことか…。とにもかくにも、「閑古堂」さん「文雅新泉堂」さん、神奈川古書会館の皆様、お世話になりました。お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。今後とも精進してツアーに励んで行きます!
特製チラシの為にものすごく横浜を歩かれたんですね。
素晴らしい出来栄えに驚きました。
取材の労力にただただ頭が下がります。
講座終わりには少しお話も出来て良かったです。
どうもありがとうございました!!
私も緊張して質問では失礼な事を言ったかもしれません、お許しください。
でもイベントそのものはおかげ様で成功しました!
あの後偶然一寒堂さんに行ったのですね、やはり古本屋の神は存在するのですね。
ちなみに古本屋の神は貧乏神なのでご注意を(笑)
今度一杯やりましょう!!
寝坊して後半しか拝聴できなかったのですが、とても楽しかったです!
そして「千葉の本2」もゲットいたしました!
想像を上回るツアーっっぷりで驚きました。
地元民ですが、一日でコレは無理です(笑)
想像だけならできますが、本当に古ツアさん凄すぎます。
参考にまた古本屋巡りさせていただきます!
ありがとうございます。
古本屋さんにぼんやりと憧れを抱いているだけですが、
古ツアさんの「実店舗を作ってください」との言葉になぜか奮い立ち、庭先に無人販売所でもおこうかと中古のコンテナハウスをリサーチしてしまいました!(でも意外に高くて断念)。
神奈川県葉山町で11/19に「はやま一箱古本市」が開かれます。是非取材にいらしてください!