仙台駅西口から『青葉通り』をひたすら西に進み、仙台の中心アーケード街『サンモール一番町』を南に下る。しばらく進むと、左手に懐かしくごちゃついた『文化☆横丁』。そこからさらに南に進むと、広い駐車場の横に、トタンの壁に覆われて長々と延びる、古い建築群の異形…アーケード下の正面に立つと、『100MARKETS』と大書されたパステルレインボーの劇場の如き軒があり、その下に長い120mほどの通路を携えた二つの入口が見えている。戦後闇市の風情を色濃く残す『壱弐参横丁(いろはよこちょう)』である。飲み屋・喫茶店などの他に、肉屋・総菜屋・雑貨屋・洋服屋・占いなどがバラエティに肩を寄せ合い、その中に古本を商う立ち飲み屋も敢然と存在!去年の冬に荻原魚雷氏に教えられ、“いつの日か!”と思っていたお店なのである。早速『青葉通り』側の小アーケード通路に入り込み、50mほど東へ。途中にぽっかり現れる、空を大きく切り取った中庭的脇道が何とも言えず、素晴らしい。やがて左手に現れる、無骨な木材で化粧された小さなお店…分厚い木材に一字ずつ文字が彫り込まれた店名看板と共に、『古本立ち呑み』の言葉がキラリと光る。足下には文庫&新書の安売り箱。期待に胸をときめかせながら暖簾を潜ると、お店が開いたばかりなのに、すでに立錐の余地無い満席状態!こ、これはイカンぞ!と一瞬怯むと、何と全員明日の一箱古本市に参戦するわめぞチームの皆様であった。驚き&脱力しながらズイと入り込み、末席に加えていただく。天井が低く小さな店内。奥に“L”字のカウンターがあり、フロアには正方形の足の高いテーブルが二台置かれている。カウンター・テーブル共に椅子が収納されているが、ここは基本立ち呑みなので、座り込まずにワイワイガヤガヤ。そして左右壁面&入口横下部に頑丈な木製本棚が設えられ、通常の飲み屋と一線を画する光景を生み出している。皆が談笑する中、私はコソコソと本棚の前を飛び回る。入口横の小さな棚には、ビジュアルムック&雑誌が収まっている(ここは値段ナシ)。左壁を見ると、あっ!「古本T」さんの棚になってる!鎌倉「ヒグラシ文庫」(2011/09/11参照)に続いての立ち呑み屋への進出…何か無性に羨ましいぞ!本は社会・歴史・思想・落語など、結構硬めなラインナップ。棚にはガスメーターや蛇口が陣取る奇景もあり。右壁は四×六の壁棚となっており、ここがお店の領域となっている。北海道・アイヌ・海外文学・本&出版・コミック・日本文学・三島由紀夫・大江健三郎・中上健次・藤沢周・柳美里・佐伯一麦・伊集院静・太宰治・東北関連・文芸雑誌などがびっしりと並んで行く。左右合わせて非常に生硬な棚造りで、冊数も多く古本屋さんとしてしっかりしている。値段は普通。美味しいポテサラをつつきながらビールを三杯飲み、棚を必死に覚えながら談笑。途中、樋口毅宏「二十五の瞳」ファンの一般男性が入店し(サイン本所持)、装画担当/武藤良子氏・校正担当/水玉氏との幸福な出会いに感動する一幕も…フフフ、楽しい酒場だ。新潮社「戦後詩壇私史/小田久郎」を購入する。この後は、そのままみなさんの飲み会に加えていただき、仙台チームの「火星の庭」さん(2008/05/24参照)「書本&cafe magellan」さん(2008/12/06参照)佐藤純子氏、そして「五つ葉文庫」さんを交え、絶品の牛タンに舌鼓を打つ。明日の一箱古本市が、より楽しみになる夜となった。
2012年06月23日
6/22宮城・仙台 鉄塔文庫
仙台駅西口から『青葉通り』をひたすら西に進み、仙台の中心アーケード街『サンモール一番町』を南に下る。しばらく進むと、左手に懐かしくごちゃついた『文化☆横丁』。そこからさらに南に進むと、広い駐車場の横に、トタンの壁に覆われて長々と延びる、古い建築群の異形…アーケード下の正面に立つと、『100MARKETS』と大書されたパステルレインボーの劇場の如き軒があり、その下に長い120mほどの通路を携えた二つの入口が見えている。戦後闇市の風情を色濃く残す『壱弐参横丁(いろはよこちょう)』である。飲み屋・喫茶店などの他に、肉屋・総菜屋・雑貨屋・洋服屋・占いなどがバラエティに肩を寄せ合い、その中に古本を商う立ち飲み屋も敢然と存在!去年の冬に荻原魚雷氏に教えられ、“いつの日か!”と思っていたお店なのである。早速『青葉通り』側の小アーケード通路に入り込み、50mほど東へ。途中にぽっかり現れる、空を大きく切り取った中庭的脇道が何とも言えず、素晴らしい。やがて左手に現れる、無骨な木材で化粧された小さなお店…分厚い木材に一字ずつ文字が彫り込まれた店名看板と共に、『古本立ち呑み』の言葉がキラリと光る。足下には文庫&新書の安売り箱。期待に胸をときめかせながら暖簾を潜ると、お店が開いたばかりなのに、すでに立錐の余地無い満席状態!こ、これはイカンぞ!と一瞬怯むと、何と全員明日の一箱古本市に参戦するわめぞチームの皆様であった。驚き&脱力しながらズイと入り込み、末席に加えていただく。天井が低く小さな店内。奥に“L”字のカウンターがあり、フロアには正方形の足の高いテーブルが二台置かれている。カウンター・テーブル共に椅子が収納されているが、ここは基本立ち呑みなので、座り込まずにワイワイガヤガヤ。そして左右壁面&入口横下部に頑丈な木製本棚が設えられ、通常の飲み屋と一線を画する光景を生み出している。皆が談笑する中、私はコソコソと本棚の前を飛び回る。入口横の小さな棚には、ビジュアルムック&雑誌が収まっている(ここは値段ナシ)。左壁を見ると、あっ!「古本T」さんの棚になってる!鎌倉「ヒグラシ文庫」(2011/09/11参照)に続いての立ち呑み屋への進出…何か無性に羨ましいぞ!本は社会・歴史・思想・落語など、結構硬めなラインナップ。棚にはガスメーターや蛇口が陣取る奇景もあり。右壁は四×六の壁棚となっており、ここがお店の領域となっている。北海道・アイヌ・海外文学・本&出版・コミック・日本文学・三島由紀夫・大江健三郎・中上健次・藤沢周・柳美里・佐伯一麦・伊集院静・太宰治・東北関連・文芸雑誌などがびっしりと並んで行く。左右合わせて非常に生硬な棚造りで、冊数も多く古本屋さんとしてしっかりしている。値段は普通。美味しいポテサラをつつきながらビールを三杯飲み、棚を必死に覚えながら談笑。途中、樋口毅宏「二十五の瞳」ファンの一般男性が入店し(サイン本所持)、装画担当/武藤良子氏・校正担当/水玉氏との幸福な出会いに感動する一幕も…フフフ、楽しい酒場だ。新潮社「戦後詩壇私史/小田久郎」を購入する。この後は、そのままみなさんの飲み会に加えていただき、仙台チームの「火星の庭」さん(2008/05/24参照)「書本&cafe magellan」さん(2008/12/06参照)佐藤純子氏、そして「五つ葉文庫」さんを交え、絶品の牛タンに舌鼓を打つ。明日の一箱古本市が、より楽しみになる夜となった。
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お会いしたかったです。
私も,古沢和宏さんと佐藤純子さんにサインをいただいて,年に一度のイベントを満喫いたしました。
綾繁さんもお見かけしました。
マゼランのご主人が,雑貨とのコラボで古書棚を出しているクラックスビルのスペース「R」にはお寄りになりましたか?
期間限定の出店のはずが,固定テナントがなかなか決まらないおかげで,1年以上楽しめているナイス・スポットです。