2012年11月25日

11/25西荻窪で古本の川をさかのぼる。

昨日の倉敷行がちょっとハードだったので、今日はのんびり西荻窪に出向き、「古本ナイアガラ」(2011/12/10参照)内「フォニャルフ」に補充をした後、何も考えずに古本屋さんを巡ることにする。

自転車を気持ち良く漕いで、秋から冬に変わり始めた冷たい空気を浴びて、まずは「盛林堂書房」(2012/01/07参照)へ。店前で同じく補充に現れた、ナイアガラプロデューサーで“貸し棚道”一直線のつん堂氏とバッタリ。異様に混み合う店内に入り、「フォニャルフ」の動向を観察する。…わわっ!竹中英太郎の「百怪、我ガ腸ニ入ル」が売れてしまった!喜びつつも悄然とし、文庫をボソボソ補充する。岩谷書店「怪異馬霊教/香山滋」(山名文夫装幀挿画!表紙も良いが、扉の描き文字が最高!)春陽文庫「本陣殺人事件/横溝正史」を計3100円で購入する。
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次は中央線高架を潜って「音羽館」(2009/06/04参照)。こちらもかなり混雑していて活気満点!店頭均一棚から安過ぎだろ!とツッ込めるほどの本を二冊。店内で21世紀ブックス「おもちゃの作り方/石川球太」の新版を発見し、驚きつつ抱え込む。中の図解もおもちゃも本当に懐かし過ぎる(元版は神保町「マニタ書房」(2012/10/27参照)や蕨「古書 なごみ堂」(2010/02/12参照)で見かけたが、2000円前後の良い値段が付けられている)。冬樹社「最後の二十五セント/久保田二郎」ほるぷ出版「死刑宣告/萩原恭次郎」デジタルハリウッド出版局「おもちゃの作り方大図鑑/石川球人」(改名したのか…)を計700円で購入。

次は駅北口に向かい「TIMELESS」(2012/06/30参照)。小さな店内と絵本特集を楽しんで、ちくま文庫「続 妖異博物館/柴田宵曲」を400円で購入。

そのまま通りを北上して行くと、やがて右手に「なずな屋」(2010/08/25参照)が。棚を見ながら奥へと進んで行くと、自然に石丸澄子氏と顔を合わせることになり、お互いにはにかみながら挨拶をする。イベントのちらしをいただいたり、エメラルドグリーンの古本屋には不釣り合いな体重計に乗ったりして、ほんわか不思議な時間を過ごす。21世紀ブックス「冒険手帳/谷口尚規・石川球太」を500円で購入。

最後は『青梅街道』にドバッと飛び出して、「古書西荻 モンガ堂」(2012/09/15参照)。お店に入ると、店主・モンガ氏と居合わせたモンガ堂特別顧問の書肆紅屋氏に驚かれ、照れながらご挨拶。紅屋氏としっかりお話しさせていただくのはこれが初めてで、「ブックオフ」情報や様々な人に支えられている「モンガ堂」の小話が素敵で愉快!講談社文芸文庫「槐多の歌へる/村山槐多」ちくま文庫「別世界通信/荒俣宏」朝日文庫「スヌーピーの50年/チャールズ・M・シュルツ」を計1500円で購入する。

南から北へ川をさかのぼるように、古本屋さんを訪ねて行く、小さな旅。カバンはどんどん重くなって行くが、訪ねる先々で緊張しながらも会話を重ね、心は楽しく軽やかに高揚して行く。ついでに財布も軽やかに…。回ったお店は、西荻窪にある古本屋さんの半分だけだが、改めてこの街が古本シティと化していることを実感する。しかし、危険!しっかり各店を巡ってみると、やはり古本を買い過ぎることになるのは必至なのである…気をつけなければ。
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※お知らせ
12月12日(水)に発売される、アスペクト「わたしのブックストア/北條一浩」に、岡崎武志氏との古本屋や新刊書店についての対談が収録されています。氏の胸を借り色々モソモソと喋っていますが、著者独特の視点で選ばれた全国の書店&古本屋さんと共にお楽しみいただければ。書店でぜひ手に取ってご覧下さい!
posted by tokusan at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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