冬の青春18きっぷツアー第一回目。まだ陽は出ていないが、朝焼けのオレンジと夜空のグラデーションが劇的な早朝の街を後にして、総武線→山手線→常磐線と乗り継いで水戸駅に到着。ここからは初乗車の水郡線で、陸地内をグングン北に進んで行くのだ!三両編成の新型ディーゼルカーが、警笛を間歇的に鳴らしながら、郊外→田園地帯→農村地帯→山村地帯と走り抜けて行く。冷え冷えとした暗緑色の清流が、ずっと車窓を並走してくれている。凍った水田、枯葉色の大地…そして求めるは古本…青春は何処にも見当たらない気がする…。二時間も電車に揺られて福島県に突入すると、駅の周辺が少し開けて来る。しかし目的駅に到着し、グラウンドのようなロータリーに出たら、不安がドドッと押し寄せて来た。『やってるのか?やってなければ即座にツアーは終了だぞ』…何たってここ以外に、周囲に古本屋さんは皆無!ダメだったら、ここからさらに一時間北に向かい、郡山に出るしかないのだ!そんな悲愴な決意を固めて、ロータリーを離れて西南へ歩き始める。すぐにこの街のメインストリートとぶつかる交差点。南東に下ると、寂しい商店街に三軒もパン屋さんがあったりするが、古本は逆方向の北西に進む。すると右手前方に、大きな色褪せた古本屋さんの看板を無事発見!ドキドキしながら接近すると、店内の蛍光灯が点いているので、どうやら営業中のようである。ここは以前須賀川でツアーしたことのある「BOOKランド 須賀川店」(2011/05/21参照)の系列店なのである。看板同様色褪せた外観のお店に入ると、中は広く明るく、須賀川店より健康的である。所々に貼られている、『余震が起きたら危険なため立ち読み禁止』の貼紙が、この地も東日本大震災の被災地であることを知らせてくれている。フロア中央はコミックとゲーム(レトロゲーム&ゲーム攻略本含む)に占められており、古本は外周の一部と奥にまとめられている気配がする…。入口左横から左壁前半にかけて、児童文学・児童書・絵本・辞書・ビジュアルムック・ふくしま文庫「亜欧堂田善」複数冊・競馬・アニメムック・アイドル写真集が並んでいる。児童文学を二冊引っ掴んで奥へ進む。最奥に少し凹んだスペースがあり、壁棚に囲まれて通路棚が並べられている。古本は左半分と右壁の一部に集まっているようだ。左壁はノベルスのみで、奥壁が105均文庫と雑学系文庫。通路棚は左から、海外文学文庫&実用系文庫、105均日本文学文庫、210円から日本文学文庫二面、女流作家文庫&ロマンス系文庫、新書&純文学系文庫と並ぶ。絶版品切れもあるにはあるが、雑本的な展開が大部分を占める。右壁角の105均海外単行本を見てから、アダルトゾーンを通り抜け、右端通路の入口側方面へ。すると右壁に大判本・郷土本・全集・時代劇文庫・戦争文庫・歴史小説が現れ、向かいに105均単行本・ミステリ&エンタメ・詩集・戦争・タレントが続く。値段は安いが全体的に雑本ムードに支配されたお店である。狙い目は80年代前後の中途半端に古い本であろうか。気付けばそんな本ばかりを手にして、意気揚々とレジへ。講談社「私立探偵スベントン おばけ屋敷と四つの怪事件/ホルムベリイ作・眉村卓文」学研まんが「テレビ特撮のひみつ」講談社「妖都/津原泰水」創元推理文庫「日本探偵小説全集8 久生十蘭集」河出文庫「佐川君からの手紙/唐十郎」講談社文庫「解体屋外伝/いとうせいこう」を合計840円で購入。判ってはいたが安い!そして本が入った袋に目をやると、須賀川店・棚倉店の他に『二本松店』の文字が…これはいつか確認しなければいかんな…。駅に取って返し、またまた五時間かけて家に帰り着くと、疲れた身体を迎えてくれた街はすでに暗闇。暗い街を出発し、暗い街に帰り着く。侘しい一日が、もう終わってしまう…。
2012年12月21日
12/21福島・磐城棚倉 BOOKランド 棚倉店
冬の青春18きっぷツアー第一回目。まだ陽は出ていないが、朝焼けのオレンジと夜空のグラデーションが劇的な早朝の街を後にして、総武線→山手線→常磐線と乗り継いで水戸駅に到着。ここからは初乗車の水郡線で、陸地内をグングン北に進んで行くのだ!三両編成の新型ディーゼルカーが、警笛を間歇的に鳴らしながら、郊外→田園地帯→農村地帯→山村地帯と走り抜けて行く。冷え冷えとした暗緑色の清流が、ずっと車窓を並走してくれている。凍った水田、枯葉色の大地…そして求めるは古本…青春は何処にも見当たらない気がする…。二時間も電車に揺られて福島県に突入すると、駅の周辺が少し開けて来る。しかし目的駅に到着し、グラウンドのようなロータリーに出たら、不安がドドッと押し寄せて来た。『やってるのか?やってなければ即座にツアーは終了だぞ』…何たってここ以外に、周囲に古本屋さんは皆無!ダメだったら、ここからさらに一時間北に向かい、郡山に出るしかないのだ!そんな悲愴な決意を固めて、ロータリーを離れて西南へ歩き始める。すぐにこの街のメインストリートとぶつかる交差点。南東に下ると、寂しい商店街に三軒もパン屋さんがあったりするが、古本は逆方向の北西に進む。すると右手前方に、大きな色褪せた古本屋さんの看板を無事発見!ドキドキしながら接近すると、店内の蛍光灯が点いているので、どうやら営業中のようである。ここは以前須賀川でツアーしたことのある「BOOKランド 須賀川店」(2011/05/21参照)の系列店なのである。看板同様色褪せた外観のお店に入ると、中は広く明るく、須賀川店より健康的である。所々に貼られている、『余震が起きたら危険なため立ち読み禁止』の貼紙が、この地も東日本大震災の被災地であることを知らせてくれている。フロア中央はコミックとゲーム(レトロゲーム&ゲーム攻略本含む)に占められており、古本は外周の一部と奥にまとめられている気配がする…。入口左横から左壁前半にかけて、児童文学・児童書・絵本・辞書・ビジュアルムック・ふくしま文庫「亜欧堂田善」複数冊・競馬・アニメムック・アイドル写真集が並んでいる。児童文学を二冊引っ掴んで奥へ進む。最奥に少し凹んだスペースがあり、壁棚に囲まれて通路棚が並べられている。古本は左半分と右壁の一部に集まっているようだ。左壁はノベルスのみで、奥壁が105均文庫と雑学系文庫。通路棚は左から、海外文学文庫&実用系文庫、105均日本文学文庫、210円から日本文学文庫二面、女流作家文庫&ロマンス系文庫、新書&純文学系文庫と並ぶ。絶版品切れもあるにはあるが、雑本的な展開が大部分を占める。右壁角の105均海外単行本を見てから、アダルトゾーンを通り抜け、右端通路の入口側方面へ。すると右壁に大判本・郷土本・全集・時代劇文庫・戦争文庫・歴史小説が現れ、向かいに105均単行本・ミステリ&エンタメ・詩集・戦争・タレントが続く。値段は安いが全体的に雑本ムードに支配されたお店である。狙い目は80年代前後の中途半端に古い本であろうか。気付けばそんな本ばかりを手にして、意気揚々とレジへ。講談社「私立探偵スベントン おばけ屋敷と四つの怪事件/ホルムベリイ作・眉村卓文」学研まんが「テレビ特撮のひみつ」講談社「妖都/津原泰水」創元推理文庫「日本探偵小説全集8 久生十蘭集」河出文庫「佐川君からの手紙/唐十郎」講談社文庫「解体屋外伝/いとうせいこう」を合計840円で購入。判ってはいたが安い!そして本が入った袋に目をやると、須賀川店・棚倉店の他に『二本松店』の文字が…これはいつか確認しなければいかんな…。駅に取って返し、またまた五時間かけて家に帰り着くと、疲れた身体を迎えてくれた街はすでに暗闇。暗い街を出発し、暗い街に帰り着く。侘しい一日が、もう終わってしまう…。
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こちらこそ、来年も元気なツアー報告に期待しております。
先日こちらで小名浜のエルエルさんを訪問された
記事を見まして行ってみましたが、閉店してました。
隣家の人がどこかでまた営業するような話をして
いたと教えてくれましたが今現在市内で確認出来ません。
それと同じ県内の川俣町にあった古本店に本日二年ぶり
に行ってきましたがどちらも閉店したようでした。
残念です。