2013年04月29日

4/29福島・船引 BOOK・JOY

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お得な切符が何も無いので、徒手空拳の普通列車で郡山。ここからいわきへと通じる磐越東線に乗り換えると、二両編成のディーゼルカー。阿武隈川を渡り、低山地帯谷間の川沿いを、車体を左右に傾けながらブリブリと進んで行く。汽笛と石積みトンネルと里山の二十分が過ぎれば、ホームの端で大きな魔除け人形『お人形様』が、ゼンマイのような両手を広げて待ち構える駅に到着。駅舎と駅前は新しく整備されているが、そこから一歩離れると人影の無い微睡んだ田舎町。駅前通りを道なりに南に下って行けば、500mほどで『国道288号』とぶつかる交差点。迷わず進路を西に採ると、右手にすぐ地元過ぎる大型ショッピングセンター『ふねひきパーク』が現れ、その向かいに水色のラインが引かれた二階建ての『ブックオフ』的配色なリサイクル系店舗が建っていた。ゲームとコミックの匂いが漂っているが、こう言う所は入ってみるまで結果は判らぬものなのだ!…入った途端にきゃりーぱみゅぱみゅの歌に全身を包まれる。すぐ右に雑誌やビジュアル本のコーナー、それにラノベ棚を備えたレジがあるが、見渡す限りはコミックとゲームと、左にあるCD&DVDフロアへの階段である。しかし、通路の奥にチラッと見えた奥壁棚に、どうにか古本の影を認める。ツカツカとそこまで進んでみると、左壁一面に張り付く九本の棚が文庫で埋まっているのにもようやく気付く。そして通路棚の奥側棚脇にも古本コーナーが設置されていた。左壁には日本文学文庫をメインに、雑学文庫と海外文学文庫。足下には文庫揃いが並び、品切れ&絶版もしっかり混ざる構成である。奥壁は、左から新書・ノベルス・ミステリ&エンタメ・海外文学・実用・ビジネス・スポーツ・女性実用・サブカル・タレントが並び、下には『人に読ませたい100冊』の特別コーナーがある。ここいらは通常のリサイクル店。しかし棚脇には、全集コーナーと共に『レトロ本コーナー』が造られていた!古めの70年代の本を中心に、単行本・文庫・ノベルス・絶版漫画が集められている。『値段の高いものも〜』と但し書きがあるが、大抵は安値に設定されている。他の棚脇には、児童文学と絵本が収まっている。文庫とレトロコーナーに面白みあり。値段は安め。案の定、主にレトロコーナーから抜き出す結果となり、カッパブックス「アイラブユー事典/浜口庫之助」芳賀書店「エロチックSF 宇宙のエロス/福島正美編」双葉社「スケバン/前原大輔」ケイブンシャ「仮面ライダー大百科」ハヤカワ文庫「メグレ罠を張る/ジョルジュ・シムノン」理論社「なぞなぞライオン/佐々木マキ」を購入。おぉ、1000円未満に収まるとは!

駅で電車を四十分待った後、連載取材のために郡山で途中下車。そこでついひと月前にツアーしたばかりの「古書ふみくら 郡山店」(2013/03/22参照)が移転してしまったことを知る。以降はインターネット・オークション・探求書販売を営業形態とするそうである。須賀川店は変わらず元気に営業継続中。…よもやあの日の訪問が、ギリギリ滑り込みセーフであったとは…。
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また、シートに座りっ放しの帰り道。まだ苗の植わらぬ、水をとっぷりと張った水田の照り返しを、やけに美しく暖かく感じながら、電車にひたすら揺られ続ける。
posted by tokusan at 20:46| Comment(2) | TrackBack(0) | 東北 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うわ!ふみくら郡山店閉店ですか!近場に居ながら、知らなかった…。びっくりです。須賀川店も不定休になってしまって、先日無駄足を。ううむ。ここはてんとうふに踏ん張ってもらうしかないですね。情報ありがとうございました。
Posted by 二本松市民 at 2013年05月01日 22:10
私も貼紙を目にしてビックリしました。一応移転先は『古書ふみくら 静町店』となっていますが、営業形態から察すると、事務所店の気配がしています。機会がありましたら、ぜひ偵察してきてみてください!
Posted by tokusan at 2013年05月03日 07:50
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