2013年07月02日

7/2眠らない街に眠っていた古本屋遺跡!

午前中から「古本ナイアガラ」(2011/12/10参照)最下段の「フォニャルフ」補充入替に挑む。通常の一列モードに戻り、今月もテーマ無しでガシガシ補充しまくる心づもり。湘南探偵倶楽部「白魔/ロージヤー・スカーレツト」「ポプラ社 少年探偵冒険小説 書影集」(共に新刊)を計2800円でひゃっほうと購入し、さらに調子に乗って欲しくて欲しくてヨダレを垂らしまくっていた、月の輪書林「古書目録10 美的浮浪者・竹中労」を4000円で購入する。よ〜し、読むぞぉ〜!

一旦家に戻り、夕方になって買い物のために新宿へ出る。すっかり用を済ませてから、雑踏の流れに乗って東口へ。『スカウト通り』で、今日は何だかお店が小さめな「路上古本販売」(2011/06/16参照)を冷やかしてから、すでに怪しい人々が集い路上に蠢く歌舞伎町。この街にはかつて「一草堂書店(明治物絶版書、稀書の蒐集)」なるお店があったことは、2013/06/26に記したが、私はこのお店については古い「古書店地図帖」などで知るのみで、見たことも入ったこともないのであった。しかしある日、記事を読んだ「古書現世」(2009/04/03参照)向井氏より連絡があり、お店のあった場所には、未だにお店の名を冠したビルが残っていることを教えられる。お店の痕跡が少しでも残り、取り戻せない時を越えてそれと接触出来るならば、意地でも訪ねなければならない!今は亡き『コマ劇場』に向かって進み、一本手前の脇道を東へ。ちょっと歩いただけなのに、「DVDあるよ」「ソープどう?」「遊んでって」などと、矢継ぎ早に囁きが身に降り掛かって来る。弁財天のある小さな『歌舞伎町公園』前を通り過ぎれば『さくら通り』。さらに北に進み、左手の毒々しい雑居ビル群を注視して行く。すると、地下にマッサージ店、一階にドレスショップ、二・三階に炉端焼き屋の入った、白い小さな雑居ビル…ビルの名は、地下への入口にも上階への入口にも、何処にも書かれていない。しかし、壁面右側に突き出す、ビル案内看板を上へたどって行くと、あぁ!その一番上に『一草堂ビル』とあり、確かに古本屋さんの名が燦然と残っているのであった!
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決して関わることの出来なかった過去のお店に、今ここで人生がかろうじてクロス!欲望渦巻く歌舞伎町で、ひとり古本屋への欲望に身を焦がし、感動する。ここの二階では、かつて市が開かれたこともあったとのこと…こんな場所で…。感動ついでに、雑居ビル群のヤバ目な裏通りに入り込み、『一草堂ビル』の裏側も堪能する。遥か遠くの、ビルに切り取られた通りと空の光が、心を一瞬だけ、古本屋の裏手に佇ませてくれた…。
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posted by tokusan at 22:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 古本屋遺跡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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