早起きして投票所に向かい、そのまま青春18きっぷを使って遠くへ向かう。東海道線できっちり西に四時間。一ヶ月ぶりの藤枝である。南口に出て、足湯に浸る人々を見やりながら、ロータリーから南へ。二つめの交差点を東に曲がり、400mほど真っ直ぐ進む。すると郊外型の店舗が『田沼街道』沿いに並ぶ交差点にぶつかるので、そこを南へ。すぐに現れるひとつめの交差点で再び東へ。途端に地元度が増すが、まだまだお店は連なり続け、巨大スーパー『Big』を過ぎてさらに進むと、右手に大きな『古本』の看板。ここまでは駅から一キロほどであろう。静岡マイナーチェーン古本屋「焼津書店」である。「焼津店」(2011/01/23参照)「藤枝駅南店」(2013/06/08参照)に続くラスト一店。アメリカンなマスコットキャラが目を惹き、軒の『本買います。』の文字がカラフルだが、どうやらここが一番小さなお店のようだ。店内は横長で、左手の帳場で女性店員さんが店番中。壁際はぐるっと本棚に囲まれ、フロアには横向きに背中合わせの棚が左右に四本ずつ置かれている。入ってすぐの通路は週刊誌やコミックが幅を利かせているので、古本の気配を必死に探って行く…すると、右壁棚と奥壁棚を核にして集まっているのを確認する。右壁棚は、児童書・絵本・女性実用・暮し・宗教・雑学・政治・ノンフィクション・105均単行本・歴史・戦争が並び、棚の下部1/3にはビジュアルムックや雑誌類が収まっている。奥壁には右奥から、郷土・静岡・民俗学・美術・洋絵本・古いノベルス・エジプト・海外文学・ミステリ&エンタメ・文学評論と続き、柱を飛び越えて麗しの古書&古雑誌棚!そして雑誌と並んで行く。この奥通路の向かいには、日本文学文庫がズラッと並び、右端に105均文庫&単行本が固まっている。またその裏の第四通路右側に、ハーレクイン・ハヤカワポケミス・海外文学文庫・雑学&教養系文庫も並ぶ。各通路の辻には、何故か必ずLPレコードをドバッと詰めた箱が配置されている。他二店と同様、リサイクル系と思いきや、所々に面白い本&珍しい本が見られ、しかも値段が安め。特に古書は安値の良書が目に付き、掘り出す喜びを味わえる。その代わりと言っては何だが、文庫が新しい本中心なので、あまり食いつけないのが残念である。偕成社「人工衛星・宇宙旅行/原田三夫」(裸本)芸文社「怪奇がいっぱいの国/中岡俊哉」ケイブンシャ「ブルース・リーの伝説/アレックス・ベン・ブロック」(ブルース・リーが古本屋に通い詰めていた事実が判明!でも客として来たら恐いだろうな…)を購入。
ここまで来たならと「藤枝駅南店」にも向かい、丸ノ内出版「横浜味覚散歩/白神義夫」創元推理文庫「女狩人は死んだ/ベン・ベンスン」(和田誠装幀で初版)を計400円で購入。
そしてまたも四時間以上掛けてガタゴト阿佐ヶ谷に帰り着くと、駅北口アーケードの「千章堂書店」(2009/12/29参照)で、本日最大の喜びが待ち受けていた。山渓新書「ヒグマとの戦い●ある老狩人の手記/西村武重」が、100均台にポロリ!一日の電車疲れが吹っ飛ぶ喜びが、電光のように身体を駆け巡ったのであった!ビビビビッ!

