懐かしのおもちゃのお店は、古本の扱いも多い。ジャンルは特殊になるが、もしかしたら古本を置く割合は、リサイクルショップや古道具屋に匹敵するかもしれない…。そう今さらながら気が付いて、ダメ元で調査してみるかと下北沢に向かう。まずは南口に出て『下北沢南商店街』を終いまで下り、『王将』前の道が四方八方から集まる広場的な空間へ。『茶沢通り』には向かわず、花屋の右を掠めて住宅街への道に入る。すると直ぐに左手に、雑然とした店頭と立看板とオムライス型の看板が現れた…全体的に黄色いのは、やはりオムライスを意識してのことだろうか…。立看板には柔らかな書体で『ブリキのおもちゃ 怪獣・ヒーロー人形 銀行の貯金箱・薬局の人形 マンガレコード・ソノシート』と書き出されている。専門知識が欠如しているので、古本屋さんとは違った独特な雰囲気をプレッシャーに感じ、中々に入り難い…しかしそれでも中へ!右のガラス扉から中に入ると、懐かしいおもちゃが大量にカラフルに出迎えてくれ、ガラスケースに挟まれたフロアには、二つの島が造られている。ふ、古本はあるのか?と慌てる気持ちを諌めるように、右端通路に並ぶ古本が目に飛び込んで来た!おぉ、意外なほどあるじゃないか!右のガラスケース下には、キャラものノートやスケッチブックと共に、乗り物絵本・写真雑誌・古週刊誌・「キンダーブック」などが床に置かれ、奥の細長い棚に特撮&アニメムックが並んでいる。そして向かいの、レコード&ソノシート下の白いボックス棚に、絶版漫画・VHSビデオ・特撮&アニメ児童書・特撮&アニメムック・雑誌付録・動物絵本・カバヤ児童文庫・児童雑誌など。値段はしっかり目だが、古い本が多くニヤニヤと楽しめる。他に、入口近くにはポスターの束、レジ前にはメンコや駄玩具の紙物類が光っている。マニアック臭の一切しない、何だか爽やかなオッチャンに明るく丁寧に精算してもらう。ます美書房「キューピットえほん のりもの」を購入。
さらに先ほどの広場的空間に戻り『茶沢通り』に向かうと、左手歩道におもちゃの箱を並べた「2丁目3番地」。入口近くにアメコミ、最奥の紙物島の周囲に特撮&アニメ系のムック&児童書を確認するが、残念ながら何も買えずに終わる。店主は「品物全品半額で、オマケも付いてきま〜す」と間歇的に声を上げている…。続いて駅北側に向かい、かつて踏切だった場所を通過して『下北沢一番街』にある二階のお店、「甘辛人生劇場 懐かし屋」に突撃。売っている物は古い玩具だが、急階段を上がってのアプローチや店内の形状と有様が、何とも神戸・元町の「ちんき堂」(2010/12/31参照)に似ているのに大いに驚く。肝心の古本は、左側の角の細い棚に並んでいるが、ブランクがある状態で映画パンフや特撮ムックがほとんど。ここでも何も買えず、小さくなりながらソッとお店を後にする。


ご存知かも知れませんが、先日長野県上田を訪ねた際、ベーカリー「ルヴァン」の2階に古本コーナーを見掛けました。 大したものは無いかも知れませんが、パンは美味しくカフェも落ち着いた佇まいでした。あちらに行かれることがあればお薦めです