2013年09月24日

9/24東京・大岡山 ふるほん現代屋+自転車屋.ver

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目蒲線で、すでに夕陽が眩しい大岡山駅ロータリー。駅前交差点から、ちょっと疎らな商店街を南に歩き、2009/05/17にツアー済みの「ふるほん現代屋」へと向かう。いつの間にか、お店が再調査を必要とするほどの、変身を遂げていたからである!店前に立つと、その変身っぷりは一目瞭然!左側にズラッと『売約済』の札が貼られた自転車が並び、入口を兼ねている百均スペースには空気入れが混ざり込んでいる。何より目立つのは、右側側壁から飛び出した看板の『古本 中古自転車』の文字である!…いつから自転車を販売するようになったのだろうか?異業種の商店が『ウチもちょっと古本でも隅に並べてみるか』と言うのはよくあることだろうが、古本屋さんが別な物をこんなにしっかり販売し始めるのは、中々稀な気がする…。百均ゾーン奥の入口上には『自転車買取修理パンク500円空気無料』の貼紙が。その下を潜ると、以前と変わらぬ縦長の店内が広がっている。手前は壁棚と真ん中に背中合わせの棚が一本。右側通路に児童文学・絵本・趣味・実用・ミステリ&エンタメ・ノベルス・日本文学・思想・教科書類・新書・映画・ノンフィクション・建築・歴史・風俗・民俗学・自然・科学。左側通路にコミック・時代劇文庫・日本文学文庫・出版社別文庫。帳場脇の小さな棚には、キャラものカルタや昭和な小家電類が飾られている。そこをさらに奥に踏み込んで行くと、ああ!本はこつ然と消えてしまい、自転車修理の作業場となっていたのだ!…むむむぅと唸り、二足のわらじを履いた、静かなる店主に精算していただく。岩波文庫「手仕事の日本/柳宗悦」文春文庫「外国遠足日記帳/岸田今日子」を計550円で購入。

武蔵小山で途中下車し、家路を急ぐ人々が行き交う街を、「九曜書房」(2009/03/26参照)目指して一直線。大好きな500円棚に東京関連本の多さを感じつつ、神戸新聞社「文学の旅・兵庫県/宮崎修二朗」文庫クセジュ「探偵小説/ポワロ・ナルスジャック」思潮社「中井英夫詩集」を計900円で購入し、満足する。
posted by tokusan at 21:14| Comment(6) | TrackBack(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです。最近探し物があり古本屋巡りしてるんですが、このブログが大いに役立ってます。「古本屋ツアー 駅名」で検索すれば、近隣の駅も含めてお店が出てきますからね。他にも喫茶店、洋食店巡り、銭湯巡りに加えてギャンブルも少々やりますので(いやかなり)結構忙しいんですが、頑張っていきましょう。本が出たら買いますね(たぶん)
Posted by ハマショー at 2013年09月25日 00:55
古本屋の女店主でもある宇田智子さんの「那覇の市場で古本屋…」(ボーダーインク)は面白い本でしたが、その中に那覇周辺の古本屋マップもありました。離島はともかく沖縄の古本屋も一見の価値があるようです。是非ツアー記録を拝見したいものです。
Posted by 古本虫がさまよう at 2013年09月25日 06:18
この古本屋さん私も行ったことがあります。今は中古自転車屋と兼業になっているのですね。山形の古本屋ということで思い出したのですが、米沢にマツヤ書店という新刊書店があるのですが、ここは店内が半分くらい古本屋になっています。2店舗あってどちらも古本があるのですが、市役所近くのブックセンターの方が量があるかと。もしお出かけの際は米沢駅近くのJRのレンタカー店でレンタサイクルを借りたほうがよろしいかもしれません。冬以外は営業しています。
Posted by イーバ at 2013年09月25日 10:29
ハマショー様。探し物ですか。ではその本が中々見つからずに、楽しい旅が続くことを願っております。存分に当ブログをご活用下さい!そして旅の終りには、ぜひとも探し物をその手に!本、書店で見かけたらぜひ!(土下座)
Posted by tokusan at 2013年09月25日 16:19
古本虫がさまよう様。沖縄も、行く行くと言いつつも、行く機会がなかなか生まれず…しかしこのままでは狼少年になってしまうので、必ずや!必ずや!
Posted by tokusan at 2013年09月25日 16:20
イーバ様。引き続きの山形古本屋さん情報、感謝です!ちょっと山形に行くのが楽しみになって来ました。どうにかして雪が降る前に訪れたいものです。後二ヶ月くらいのうちでしょうか…。
Posted by tokusan at 2013年09月25日 16:22
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