2013年09月25日

9/25東京・神保町 一心堂書店

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雨は止まないが、明るい空の午前中の神保町。何軒かの店先に鼻面を突っ込んで、『神保町交差点』から『靖国通り』を東へ。雨の日モードになった書店たちに視線を飛ばしながら、『書泉グランデ』を過ぎる。隣には閉店した「金子書店」の店舗を吸収し、西荻窪「音羽館」(2009/06/04参照)のように、二つの店舗をぶち抜きひとつとなったお店の姿がそこにあった。ビル全体をスチールの格子で覆い、二店の一体感を出している。二階部分に縦型店名看板。右側には大きな看板文字で『一心堂』とあり、その下に『古書買入一心堂』の小さな文字も。左側には小さく『一心堂書店』とあるのみ。四台ある店頭ワゴンは、残念ながら今はシートで覆われてしまっている。右端から古いガラスドアを開けて店内へと入る。静かで通路が広く、明るく天井も高い。奥の壁際は本が積み上がり、少しだけ雑然としている。二部屋共壁棚に挟まれる形で、右は真ん中に背中合わせの低めの棚、左は真ん中に大きく細長い平台が置かれている。各通路は奥側でしか行き来は出来ない。その奥には横長なカウンター帳場があるが、左右の部屋は実は高さが違うので、間に段差が生まれている。今は右の帳場におばあさんがひとり。右壁棚には歴史小説・江戸風俗・東京・骨董・やきもの・茶・民芸・工芸・日本刀(東郷隆の名刀小説「にっかり」までも!)。向かいには工芸&日本美術図録や大判の作品集が並んでいる。裏側は美術図録が主に収まる。左壁には歴史・古代史・幻想文学・西洋美術・日本美術・美術系の特に古い本(雪岱・芋銭・藤田…あ!「怪奇美の誕生」が!)。帳場横には古い柱時計が掛かり、その奥の通路から浅利陽介風若者が登場。「おばあちゃん、ありがとう」「あら、もういいの?」と店番を交代する。若者は左側の帳場に腰を下ろした。こちらも段差をクリアして左側の店舗へ。真ん中が平台なので、見通しは抜群。平台には写真雑誌と共に、大量の書関連本が平積みされている。右壁には写真関連と写真集…かなりレアな本が混ざり込んでいるので、見応えあり。左壁は歌舞伎や芸能、それに角には和本が棚に横積みされている。外見はちょっと取っ付き難いが、中に入れば美術の静かな嵐に興奮必至。美術系の古い本と写真関連が特に熱い。値段も、神保町にしては、美術系にしては、安めな気がする。すばる書房「茂田井武の世界」河出書房新社「デジャ=ヴュ第12号 安井仲治と1930年代」の二冊も、中々の安値で購入させていただく。若者はその二冊を、まるで美術品でも扱うように、丁寧にゆっくりと袋に収めてくれたのだった。
posted by tokusan at 16:17| Comment(4) | TrackBack(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 古ツア様
 今年も野田市役所(東武野田線愛宕駅下車1.2km)1階ロビーで催される「野田市リサイクルフェア 古本市」の季節がやって参りました。もうご存じかも知れませんが、今年は昨年より早く10月5日(土)10時から催されます。今年も古本修羅に飛び込みますか?私はパートタイマーが欠勤などの理由により行きません。
 同月12・13日(土・日)は大宮駅西口にあるJACKビル8・9階で放送大学埼玉学習センターの学園祭「埼玉フェスタ」が催されます。私はここのバザーへ出品します。但し、店名を出すと営利行為になりますので店名は出しません。それから、放送大学図書館の除籍本が無料で提供されます。大学図書館の本や雑誌ですので専門書が多くなるために古ツア様の興味がある物が出るかどうかはわかりません。13日(日)はよんだら堂書店は臨時休業です。
Posted by よんだら堂書店 at 2013年09月26日 01:52
おぉ、今年も開かれますか。またあのズタ袋が配られるのでしょうか?都合が着けば、ぜひとも突撃したいと思います。お知らせ、ありがとうございました!
Posted by tokusan at 2013年09月27日 18:27
例年、袋が配られてますので今年も配られると思います。私はトートバッグ持参で行きました。あの袋は本用に作られてませんので使い勝手がイマイチかと思います。時間がございましたら、市役所の外ではフリーマーケットが行われてますし、駐車場では野田市産業祭が催されてます。冷やかしがてら見て歩くのもおもしろいかと思います。野田市の人口は約16万人で産業祭は野田市の商工業者のお祭りです。
Posted by よんだら堂書店 at 2013年09月29日 00:49
袋、貰いに行こうかなぁ…。でも、本当に使い道ありませよね。
Posted by tokusan at 2013年09月30日 07:50
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