休日おでかけパスを買って、東海道線で西へ。小田原駅でパスの圏外へと飛び出して一時間。貨物列車が並び、日曜なのにモクモク白煙を噴き出す製紙工場が間近にある駅に着く。北口の空中広場から地上に下り、まずは歩道屋根が架かるアーケード商店街の姿で北へグングン延びて行く『富士本町通り』を突き進む。休みと閉店が重なり、お店の半分はシャッターを下ろしているが、恐ろしく長い商店街である。600m地点の交差点でアーケードは尽き、普通の街道風景となる。進む遥か先には富士山が見えるはずなのだが、富士山型にわだかまった雲がその姿を覆い隠してしまっている…おかげでモヤモヤした不可思議な光景が眼前に…。さらに北に歩き続け『中島新道町交差点』を通り過ぎると、右手には洗車場を併設した『ブックオフ』が現れ、さらにその200mほど先に、目指すお店の看板がようやく見えて来た。まずは古い駐車場看板が立ち、その一軒先に店前にも駐車場を備えた、場所的にも一匹狼的なお店が建っている。建物は疑似円柱がポップさを演出しているが、軒上から不格好に突き出した『古本 CD VIDEO』の看板が、お店の性質を剥き出しにしてしまっている。入口横には日に焼けた児童本やレディコミ雑誌の挿さる回転棚があり、長い暖簾を潜って、薄暗く蒸し暑くなっている店内へ。おぉ、奥深い!縦長で全体的にごちゃついている。入口右側の奥まったところに帳場があり、若めの斉藤暁風店主がスカジャンの男性と話に花を咲かせている。入口左側は十段の木箱壁棚があり、文学・郷土・歴史・ビジネス・実用・文庫・サブカル・自然・児童文学などがカオスに詰め込まれている。木箱には分類番号が振られているので、恐らくネットでも販売しているのだろう。気になる本を手に取り、値段を見てみると、しっかりとした値付けがされていた…気を引き締めなければ!目の前にはコミックと古本で出来た島がデン!とある。帳場右前には絶版漫画棚があり、そこからそのままアダルトゾーンに進めるようになっている。正面には長めの三本の通路があるが、棚下には割と規則的に古本タワーやカゴ&箱に入った本が積み上がっている。左端通路は壁際に百均単行本・ノベルス・日本文学(五十音の一部)が並び、後は青年コミックと百均コミックが続いて行く。コミックは80~90年代物多し。通路棚は、上部が木箱のカオス棚(分類番号あり)で、下部が文庫棚となっている。海外文学文庫・女流作家百均文庫・雑学系文庫…百均以外でも値段の付けられていない文庫が多いようだが…。第二通路左側は上部は同じくカオス棚だが、下部は作家五十音順日本文学文庫がドバドバと並ぶ。こちらも値段が付いていなかったりするが、もう気にしないで抜き出して行く。向かいは少女コミックとゲーム攻略本。それに料理ムックなど。またこの棚脇には『店長おススメ棚』があるのだが、やる気無く雑本が並んでおり、とても薦められている気がしない。第三通路は少年コミック・A5版コミック・美少女コミックがメインだが、右側下部2/3がラックとなっており、音楽CD(シングル・アルバム)を大量に並べている。コミックが多く大衆的だが、程良い古さに古本狩猟本能をくすぐられる。値段の判らぬ文庫四冊を手にして、勇気を奮って帳場に差し出すと、あっさり「400円です」。と言うことで、文庫はどうやら百均のようです。やった。文春文庫「草のつるぎ/野呂邦暢」創元推理文庫「真夜中の檻/平井呈一」角川文庫「鎌倉幕府のビッグ・ウェンズデー/久保田二郎」春陽文庫「若さま侍捕物手帳 虚無僧変化/城昌幸」を購入。
2013年10月06日
10/6静岡・富士 中村書店
休日おでかけパスを買って、東海道線で西へ。小田原駅でパスの圏外へと飛び出して一時間。貨物列車が並び、日曜なのにモクモク白煙を噴き出す製紙工場が間近にある駅に着く。北口の空中広場から地上に下り、まずは歩道屋根が架かるアーケード商店街の姿で北へグングン延びて行く『富士本町通り』を突き進む。休みと閉店が重なり、お店の半分はシャッターを下ろしているが、恐ろしく長い商店街である。600m地点の交差点でアーケードは尽き、普通の街道風景となる。進む遥か先には富士山が見えるはずなのだが、富士山型にわだかまった雲がその姿を覆い隠してしまっている…おかげでモヤモヤした不可思議な光景が眼前に…。さらに北に歩き続け『中島新道町交差点』を通り過ぎると、右手には洗車場を併設した『ブックオフ』が現れ、さらにその200mほど先に、目指すお店の看板がようやく見えて来た。まずは古い駐車場看板が立ち、その一軒先に店前にも駐車場を備えた、場所的にも一匹狼的なお店が建っている。建物は疑似円柱がポップさを演出しているが、軒上から不格好に突き出した『古本 CD VIDEO』の看板が、お店の性質を剥き出しにしてしまっている。入口横には日に焼けた児童本やレディコミ雑誌の挿さる回転棚があり、長い暖簾を潜って、薄暗く蒸し暑くなっている店内へ。おぉ、奥深い!縦長で全体的にごちゃついている。入口右側の奥まったところに帳場があり、若めの斉藤暁風店主がスカジャンの男性と話に花を咲かせている。入口左側は十段の木箱壁棚があり、文学・郷土・歴史・ビジネス・実用・文庫・サブカル・自然・児童文学などがカオスに詰め込まれている。木箱には分類番号が振られているので、恐らくネットでも販売しているのだろう。気になる本を手に取り、値段を見てみると、しっかりとした値付けがされていた…気を引き締めなければ!目の前にはコミックと古本で出来た島がデン!とある。帳場右前には絶版漫画棚があり、そこからそのままアダルトゾーンに進めるようになっている。正面には長めの三本の通路があるが、棚下には割と規則的に古本タワーやカゴ&箱に入った本が積み上がっている。左端通路は壁際に百均単行本・ノベルス・日本文学(五十音の一部)が並び、後は青年コミックと百均コミックが続いて行く。コミックは80~90年代物多し。通路棚は、上部が木箱のカオス棚(分類番号あり)で、下部が文庫棚となっている。海外文学文庫・女流作家百均文庫・雑学系文庫…百均以外でも値段の付けられていない文庫が多いようだが…。第二通路左側は上部は同じくカオス棚だが、下部は作家五十音順日本文学文庫がドバドバと並ぶ。こちらも値段が付いていなかったりするが、もう気にしないで抜き出して行く。向かいは少女コミックとゲーム攻略本。それに料理ムックなど。またこの棚脇には『店長おススメ棚』があるのだが、やる気無く雑本が並んでおり、とても薦められている気がしない。第三通路は少年コミック・A5版コミック・美少女コミックがメインだが、右側下部2/3がラックとなっており、音楽CD(シングル・アルバム)を大量に並べている。コミックが多く大衆的だが、程良い古さに古本狩猟本能をくすぐられる。値段の判らぬ文庫四冊を手にして、勇気を奮って帳場に差し出すと、あっさり「400円です」。と言うことで、文庫はどうやら百均のようです。やった。文春文庫「草のつるぎ/野呂邦暢」創元推理文庫「真夜中の檻/平井呈一」角川文庫「鎌倉幕府のビッグ・ウェンズデー/久保田二郎」春陽文庫「若さま侍捕物手帳 虚無僧変化/城昌幸」を購入。
この記事へのトラックバック


MILBOOKS(12/9月)古書五車堂(13/6月)
一刻堂(13/9月)古本ながいひる(13/10月)
いずれも岡山駅より(古ツアさんなら)ダッシュ可能です。遠出の際には寄ってくださいませ。
アントニオ猪木」が目に入りました。値札がなかったので店主に問うたところ「100円でいい」との由。ところで、かつては書店に専用ラックまで設けられていた「ワニの豆本」と廣済堂の「豆たぬきの本」が消えたのはいつ頃だったでしょうか…。予定ではじっくり発掘作業をするつもりが、用事が長引いたうえ、列車の時刻も迫り20分程度しかいられず、文庫とアダルトをざっと見ただけで退散せざるを得なかったのは残念です。文庫だけでなく漫画なども何かありそうな感じなので、古本洞窟潜入記を期待しております。