2013年10月15日

10/15山口・新下関 ブックセンターくまの店

せっかく遠い九州に来れたのだからと、黒崎で旅の仲間に別れを告げて、帰りがてらの単独古本屋調査行!とは言っても早く東京に戻らねばならないので、ピンポイントで素早く調査せねばならない。門司辺りが素晴らしそうだが、私の心はひねくれているのだ。鹿児島本線で関門海峡地下トンネルをを通過し、本州の尻尾の山口県へ!海峡に迫る山と、その下に張り付く工場地帯や造船工場が生み出す景色は、川崎や千葉とはまったく違う情趣に溢れている。下関駅で、山陰本線に乗り換えたい気持ちをグッと抑え、山陽本線に乗り込む。そしてすぐに新下関着。緑の多い丘陵地帯に住宅が広がる、何の変哲の無い街である。目標は殺風景な駅から南に1.5キロほど。最初はほぼ直線の最短距離を選んでしまい、山の中に分け入る羽目に。挙げ句の果てに、山の頂上で会社の敷地内に迷い混んでしまい、完全に裏目となる。やはり判り易く、駅南口から『県道34号』に入って南下。一キロ弱のガソリンスタンドのある交差点を西へ。長〜い上り坂はやがて南に曲がり込み、長〜い下り坂となる。いい加減高低差に疲れ始めた所で、右手に『本』の看板が現れた…うひゃっ、まだ開いてない。開店の午前十一時まで後五十分…。仕方なく、見知らぬ街を不審者よろしくブラブラし、谷底の交差点に廃墟アパート群を見付け、そこに棲み付いている猫に爪研ぎされたりしていたら、あっという間に時間は過ぎ去っていた。
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※これが、やせっぽちなのに恐いほど力一杯ジーンズに『バリィッバリィッ!』と爪を立てる猫!

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良かった、時間通りに開いている!坂の途中のコンビニほどの大きさのお店だが、出入口は左右にあり、左側には『本一冊レンタル30円』、右側には『古本屋』の看板が架かっている。どうやら左が貸本屋さん、右が古本屋さんと振り分けられているようだ。フムフム、こんなお店もあるんだなと感心しながら、右の開け放たれた扉を潜る。三方はスチール棚に覆われ、左に背中合わせの棚が一本、右に三本が並んでいる。入口右横には美少女系雑誌とアダルト雑誌の並ぶラック。正面カウンター帳場内には、スーツを着込んだナイスミドルの根上淳風オヤジさん。BGMはコブシの利いた演歌である。今立っている通路は、時代劇文庫がビッシリと収まり、左端通路には大量のハーレクイン・女性実用ムック・アニメムック・絵本・児童文学・児童書が並んでいる。右側通路を覗いて行くと、推理文庫・ノベルス・単行本通路、推理文庫・時代劇文庫通路、雑学文庫・海外文学文庫・ごちゃまぜ文庫・雑誌・写真集通路と続く。文庫は一冊100〜300円。なので値段の安い、雑本的並びの大衆店と言える。富士見文庫「ホラー・コレクション/楳図かずお監修」(和洋映画や漫画のキャラまで、怪談&怪奇&ホラーのキャラを網羅した良品!)中公文庫「妙な塩梅/えのきどいちろう」角川ホラー文庫「爬虫館事件 新青年傑作選」を購入。

さて、急いで東京へ帰らねばと、早足の帰り道。ところが県道沿いに「ブックオフ下関一の宮店」を見つけ、思わず飛び込んでしまう。五分だけの猶予を己に与え、流れるような動きでセドリ開始!105円棚で講談社ノベルス「奥秩父狐火殺人事件/梶龍雄」の発見に成功する。きっかり五分で飛び出し、再びの帰り道。新下関よ、短い時間だが楽しかったよ。さあ、今度こそ本当に帰るんだ!
posted by tokusan at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国・四国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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