
またもコメントタレコミにより「キノコノクニヤ書店」(2008/10/16参照)が閉店セール中と知り、自転車で高田馬場に駆け付ける。ここはいつでも、それなりに混雑していた印象があるのだが、今日もそれなりに混雑している。自転車を向かいに停め、ごちゃついた店頭に貼り出された『閉店セール』のビラの中を通る。セールは『50%オフ』なのだが、先日の「象のあし」(2013/12/23参照)と同じく『1000円以上の買物』に限られている。細長い店舗を、通路を譲り合いながら奥へ奥へ…本はちゃんと残っているが、心があまり燃え上がらない…しかし右奥の美術コーナーで一冊引っ掴み、レジで精算。イガグリ頭の店員さんに閉店日を尋ねてみると「はっきり決まってるわけじゃないんですけど…う〜ん、一月いっぱいは確実に営業しています。二月にちょっとどうなるか分からなくて…」とのこと。諏訪通り沿いにあった「バーバー書店」(2008/10/16参照)もすでに無き今、このチェーンは高田馬場から完全撤退予定…。青弓社「伝奇・伊藤晴雨/斎藤夜居」を780円で購入。
自転車でヒイコラ丘を越えて、シャーッと早稲田古本街の谷に滑り降りて、「古書現世」(2009/04/04参照)へ。今年も色々お世話になった向井氏に挨拶するも、本棚に、欲しくて読みたくてたまらなかった本…いや、読まなければならぬ本を発見してしまう…しかし!この本は割と高いのだ!…いや、値付けは相場より安めなのだが、それでも高いのだ!ぐわぁぁ…ど、どうしよう。………『買え!欲しい本なら、買えないことないなら、財布を開いて買えるだけの金があるなら、今ここで買っちまえ!そうしないと、二度と手に入らないぞ!他の誰かに買われちまうぞ!』と、脳内に巣食っている古本魂がささやいている気がするので、心を決めて買うことにする。あぁ、例年通りに、愚かに年が暮れて行く…。プレイガイドジャーナル社「釜ヶ崎 旅の宿りの長いまち/寺島珠雄」(嬉しいなぁ。表紙写真がグッと来るなぁ。へぇ、日下潤一の写真なんだ…)講談社文芸文庫「小さな手袋/小沼丹」を計4000円で購入。

続いて二階の古本屋「丸三文庫」(2010/05/31参照)にも飛び込むと、帳場に座っていたのはトマソン社専務の切貼豆子嬢!『BOOK5』の連載がんばりますので、来年もよろしくお願いいたします。そして店内右側が、歴史関連でとても硬さを増しているのに驚き、左側では探偵小説のマニアック化に衝撃を受ける。何だか着々と、早稲田では珍しいタイプのお店になっている模様。講談社江戸川乱歩文庫「幻影城」「幻影城通信」「うつし世は夢」を計750円で購入。
いつも楽しく拝見しております。
キノコノクニヤ閉店は前の記事のコメントで知り、今日行ってまいりました。
以前から目をつけていた本は既に無く、それでも文庫を6冊ほど買い、レジのカウンターの上に自転車雑誌があったのを見て、また来ないとなぁ…と思い店を出ました。買い残しがないよう、あと何度か閉店まで通いたいです。笹塚、三軒茶屋と近場で閉店が続くのは寂しい限りです。
さて。前の通りを池袋方面に走ったところ、「本棚お助け隊」なる看板を発見しました。詳しくはわかりませんでしたが、お店ではなくマンションの駐車場のような所にあったみたいです。池袋の光芳に向かう途中だったのでスルーしてしまいましたが、後日行ってみたいと思います。
一昨日は、京王百貨店新宿店で開催されている歳末古書市に行ってきました。
なかなか青梅の本店には行けないので、古本修羅の先輩達をかき分けて、青梅多摩書房さんの棚を漁ってきました。
そこで、古ツア様と同じく、欲しくて読みたくてたまらなかった本…いや、読まなければならぬ本を発見してしまう…しかし!この本は割と高いのだ!…いや、値付けは相場より安めなのだが、それでも高いのだ!ぐわぁぁ…ど、どうしよう。………『買え!欲しい本なら、買えないことないなら、財布を開いて買えるだけの金があるなら、今ここで買っちまえ!そうしないと、二度と手に入らないぞ!他の誰かに買われちまうぞ!という気分を味わってきました。
山の神にお参りして、「買ってもよいぞ」というありがたい御託宣を頂き、買ってきました。
本日の収穫ー全部初版ー
江戸川乱歩、松本清張共編『推理小説作法』
小栗虫太郎『青い鷺』、『白蟻』
海野十三『赤外線男』
しかし、角川文庫緑の『白蝋仮面』全然見つかりませんねぇ。もちろん諦めませんけど。