今はもう、どこかの会社が作業場か何かとして使っているようだが、かつてはこの中で、様々な古本が店や人の手に渡って行ったかと思うと、誠に感慨深いものがある。近年には『泪橋古書展』と言う良い名の古書市が開かれていたようだが、残念なことに私はその存在すら知らず、一度もここに足を運ぶことはなかった…。かようにこの会館には縁の薄い私が、何故生意気にも感慨を深くしてしまったのかと言うと、それはひとえに、東京古書籍商業協同組合東部支部「東部支部二十周年記念誌 下町古本屋の生活と歴史」を熟読していたおかげなのである!台東・荒川・足立・葛飾・墨田・江戸川・江東の古本屋さんが書いた、会館にまつわる話と越し方の話や、素敵な支部員アンケートを読み込むことにより、妄想と幻視を可能としたのである!…でも、でも、やっぱりここで一度は、古本を買ってみたかった…。
取材をどうにか終えて駅に戻る途中に「大島書房」(2009/03/18参照)に立ち寄り、青心社「映画人烈伝/関本郁夫」を1500円で購入する。すると女性店主に「映画の面白いところをた仕入れておきますので、またお立ち寄りください」とニッコリ。自信溢れるPRがとても清々しい一瞬。


本日は伊勢崎ベイシアに…と思ったのですが、やめて竜ヶ崎モールの古本市会場に久しぶりに行きました。それから我孫子の弥生軒でいつもの唐揚げソバを食べ、柏大平書林へ。大晦日は正午から午後4時までの営業との張り紙がありました。その後は青春18切符使用中のため、無理やり東京駅八重洲古書会館、御茶ノ水丸善周辺の古本屋等々。残り二日は家の片づけ掃除。新年元旦は黒磯白線文庫は開業のようですが、さすがに…。東武宇都宮古本市あたりから「初詣」になりそうです。よいお年と、よい古本詣でをお迎えください。
さて、今年も一年間、古本ツアーブログを堪能させて頂きました。古本鬼神も驚く古ツアさんの執念とも言える文化遺産保存的記録的営為にはただひたすらこうべ垂れるのみです。どうか馬年の来年もより一層拍車をかけて日本全国津々浦々へ壮健に駆け回って下さい。※わが海老名の平和書房さんに本日久方ぶりに来訪。頑張ってますよ、老店主が。棚整理してすっきりしてました。そして、奥にもありますよと平屋の民家畳じきのほぼすべてに棚と山が…。なんなんだよ、もっと早くに見せてよと思いながら師走の世事に急かされて上がらなかった。ちくしょう、年明けに絶対に行くぞ!