2014年01月09日

1/9静岡・新富士 太陽書店 富士店

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たった十日間で青春18きっぷすべてを消化するのは、なかなかに難儀である(今回購入したのは去年の12/30であった)。せめて後一回、ちょっとでも遠くへ行こうと、中途半端に降り立ったのは東海道線の富士駅。2013/10/06に駅北側の「中村書店」をツアーした場所だが、今回は南側を目指す。正確に言うと最寄り駅はここではなく、東海道新幹線の新富士駅がそうなのである。なのでヒイコラ一キロほど東に向かい、『富士見大通り』を南下する。そうすれば、いずれは新富士駅の下を潜ることになるのだ。白煙を広い空にたなびかせる、製紙工場の煙突を仰ぎ見ながら300mも進めば、『国道1号線』に到達。ここで東を見ると、国道沿いに相応しい、アダルトを得意とする毒々しい大型チェーン店!行くべきお店が無く、本当に困ったとき以外は入らずとも良い種類のお店である。側壁には『Men's collection』とまで大きく書かれている。しかしここは、訝しがりながらも自動ドアの向こうに踏み込んでみよう。そこは、奥の広大なアダルトスペースを隠すための前室となっている。縦に長い通路が三本。それを造り出している棚には、蒼ざめた90年代のコミック…蒼ざめ過ぎて、のっぺらぼうになった90年代コミックの葬列…そして所々に出現する、ティーンズ文庫・ラノベ・恋愛系文庫・SF文庫・自己啓発・新興宗教・タレント・実用本たち…それらも蒼ざめ、傾ぎ、だらしなく棚に収まっている…そう、ここは営業中の店内にも関わらず、もはや打ち捨てられた古本の墓場なのである!蛍光灯は灯っているが、本に埃は積もり、店員の手が入った気配もすでに無い。お客さえも、ここは素通りしてしまうのだろう。ただ、蛍光灯が、今も本の背をジリジリと焼き続けているのだ。生きているようにしか見えぬ、本の上の大きな蛾の死骸さえも、蒼ざめているようだ。だからこそ『これはもしや掘り出し物が!』と軽く色めき立ち、必死で読み難い本の背文字を追いかけるも、成果は見事にゼロ!まさしくここは“古本の墓場”だったのである。むしろコミックは絶版だらけなので、ちゃんと探せばこちらの方が見込みあるのではないだろうか。と言うわけで苦労して、バンブーコミックス「ネ暗トピア1・2/いがらしみきお」を発掘し、豪奢なアダルトゾーンと共通のレジで精算してもらう。告げられたのは200円だったので、“古本墓場”の古本は100円均一と思われます。

この後は『国道1号線』をテクテク西に歩いて、小学校近くの古本屋さんまで行ってみるも、残念ながらお休み中。しかし入口扉から薄暗い店内を透かし見ると、コミックがメインのようだが現役感は満点。奥の通路には文庫が隠されているかもしれないので、また見に来ることにしよう。
posted by tokusan at 18:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 中部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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