2015年02月18日

2/18東京・西小山 ハイカラ横丁まるや

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用事をつなぎ合わせて、午後遅くに冷たい雨の中へ。地下を走る目蒲線でたどり着いた駅前も、凍りそうな雨に降られっ放しである。目指すは駅至近の、古本神・森英俊氏よりタレコミのあった紙物天国!ロータリーを囲む屋根の下をたどるように、雨に濡れずに南に進んで東に回り込んで行けば、屋根がそのままアーケードとなる、短い『西小山商店街』に突入することになる。するとすぐ左手二軒目に、昭和感漲る店舗が現れ、古いディズニー物とスヌーピー関連おもちゃとブリキ玩具の並ぶショーケース・特殊古着・古銭の盛られたお皿三枚・綿菓子製造機が並ぶ光景に少し戸惑う。店内の様子をそっとうかがうと、壁に昭和スターのサイン色紙・映画スピードポスター・ホーロー看板が飾られた、コンクリ土間の古めかしい空間。両の壁際には縦型ガラスケースが連続し、中央には木製の陳列棚が置かれている。お店は奥の狭い通路から、さらに奥の小部屋に続き、陳列棚とガラスケースが置かれた帳場となっている。そこからヌッと出て来たのは、法被を着込んだムーミンのヘムレンさん似の長身店主。アーケードに流れる映画音楽をフンフンハミングしながら、柔らかな声で「いらっしゃいませ」。それにしても視界に入る物はすべて、かつては時の流れと共に捨てられ忘れ去られた、懐かしい昭和の物体ばかりである。右側のガラスケースには特撮&アニメのソノシートや絵本やソフビ・ダイキャスト玩具・カルタ・付録漫画(藤子不二雄の「怪人二十面相」が!)・お菓子パッケージ類・ビン類・観光地図・鉄道切符が飾られ、左側のガラスケースにはおまけ類・スポーツ(主に野球と相撲)グッズ・文房具が飾られている。中央の陳列棚には、キャラ物弁当箱・絵葉書・歌本・漫画&スポーツ雑誌・アニメムック・スタンプブック・アニメ映画パンフ・古雑誌・企業宣伝雑誌・メンコ・マッチ・シール・消しゴム・カード・ブロマイド・団扇・講談雑誌・大衆雑誌・カストリ雑誌・駄玩具・紙物…あああああああああ、スゴい!昭和世界観のクオリティー高し!奥の壁際にはレコードと昭和時代和洋映画パンフが集まる。ケースに入った明治時代の新聞を覗き込み、壁にダランと下がった日活映画スターのサインが染め抜かれた『日活浴衣』をニヤニヤ眺めて奥に進むと、古人形・映画スターブロマイド・チラシ・ロビーカード・貸本漫画・雑誌附録・陶磁器が待ってくれていた。昭和三十〜四十年代を玩具・文房具・雑貨などで甦らせた、素敵なお店である。値段も財布に優しめなのが、また良い!散々時代の狭間と記憶の奥底に引きずり込まれながら、封印東宝映画「ノストラダムスの大予言」パンフ、108円の古マッチを三つ購入する。

そのマッチのうちのひとつは、かなり嬉しい日本最古の仏蘭西料理屋と言われる『龍土軒』のマッチであった。国木田独歩・島崎藤村・柳田國男・岩野泡鳴・田山花袋・小山内薫らが『龍土会』なる会合を開いたり、二・二六事件の反乱軍将校たちが頻繁に会合を開いていたお店として有名である。現在は別の場所で営業中だが、このマッチ裏の簡素な地図は旧店舗のものである。近くの『歩兵第三連隊』(現在跡地は国立新美術館に)に“元”が付けられているので、戦後すぐの仮設店舗時代のものではないだろうか。
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posted by tokusan at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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