外れた当てを取り戻すため、昨日の行動をそのままなぞるようにして、高架ホームの妙典駅。扇形に近い改札から南口に出て、西南に進んで白い砂の公園をナナメに横切り、『マリン通り』をヒタヒタと南東へ。低層ビルや住宅が、直線道の間に規則正しく収まる光景が、どこまでも続いて行く。500m進んで『新浜通り』に入って西南へ。そして次の交差点で再び南東に進み、さらに次の信号で西南へ。静かな完全なる住宅街である。行く手の右側に『下道公園』の緑が見え始め、その向かいの低層マンション一階に、昨日はなかった『古本』と大きくプリントされた二本の幟が翻っている…これは、確実にやっているな!近付くと、大きなガレージを改装した店舗である。軒に簀子風板製の看板があり、店頭には100均文庫棚・100均文庫プラ箱四つ・地図&ムック箱がひとつずつ置かれている。ちょっとスロープになっている店内に進むと、右壁に三本のスチール棚があり、比較的新しめのミステリ&エンタメ系単行本が安値で収まっているそしてメインフロアとなるのは、左にガッポリと設えられた柵付きの大きなウッドデッキで、左壁に大きくシックな本棚を備えている。真ん中には丸テーブルが置かれ、奥にはカウンター平台と本棚が一本。その本棚を整理しているのは、「東京ベンチ」(2014/07/02参照)の砂金氏である。あちらのお店をしばらく休業とし、この古本販売をベースとする就労支援事業所に全力投球中なのである。相変わらずの行動力と目線の高さに、気高さを感じながらも、心と視線はたちまち古本棚に釘付けとなる。絶版漫画・児童文学・ミステリ少々・古雑誌・歴史・戦争・日本近代文学・日本文学・実用・古書新書・仙花紙本…古書が意外に目立ち、それがとても心地良い。カウンターにはビニール袋入りの古雑誌が置かれ、棚には全集・文学・歴史などが集まっている。とにかく古書が多めなのが魅力である。こちらも基本は安値だが、古書にはプレミア値が付いているものも。笑顔の砂金氏とは、古本売買を源にした、社会の妙な垣根を緩くブレイクスルーする話など。いや、話だけに終わらず、実際に行動に移すところが氏のスゴいところである。その間に、働くみんながあっちこっちと入り交じり、店頭箱を公園に遊びに来た子供が覗き込み、近所のオジさんも古本を買うついでに買取の話などをして行く。こんな風に何気なく、地元にお店の存在がジワリジワリ浸透して行くのか…などと殊勝に感じつつも、ちくま文庫「兎とよばれた女/矢川澄子」秋田書店「悪魔の手鞠唄/横溝正史原作 つのだじろう画」、そして偕成社ジュニア探偵小説3「怪獣男爵/横溝正史」(カバーなしで値段がなかったが、なんと300円!…う〜ん、氏がこの本の価値に気づきながらも安値にしてくれた節が…だがそれでも、どひゃっほう!)を見つけ、掘り出し物を見つける快感に酔い痴れる。あぁ、今日も古本修羅で、すみません。このように良い本を安値で見付けたお店は、記憶に強く刻まれ、すぐさま再訪したくなってくる。というわけで、また即物的な夢を求めて、買いに来ます!スクラム〜、ファイト!
2015年06月15日
6/15千葉・妙典 古書肆スクラム
外れた当てを取り戻すため、昨日の行動をそのままなぞるようにして、高架ホームの妙典駅。扇形に近い改札から南口に出て、西南に進んで白い砂の公園をナナメに横切り、『マリン通り』をヒタヒタと南東へ。低層ビルや住宅が、直線道の間に規則正しく収まる光景が、どこまでも続いて行く。500m進んで『新浜通り』に入って西南へ。そして次の交差点で再び南東に進み、さらに次の信号で西南へ。静かな完全なる住宅街である。行く手の右側に『下道公園』の緑が見え始め、その向かいの低層マンション一階に、昨日はなかった『古本』と大きくプリントされた二本の幟が翻っている…これは、確実にやっているな!近付くと、大きなガレージを改装した店舗である。軒に簀子風板製の看板があり、店頭には100均文庫棚・100均文庫プラ箱四つ・地図&ムック箱がひとつずつ置かれている。ちょっとスロープになっている店内に進むと、右壁に三本のスチール棚があり、比較的新しめのミステリ&エンタメ系単行本が安値で収まっているそしてメインフロアとなるのは、左にガッポリと設えられた柵付きの大きなウッドデッキで、左壁に大きくシックな本棚を備えている。真ん中には丸テーブルが置かれ、奥にはカウンター平台と本棚が一本。その本棚を整理しているのは、「東京ベンチ」(2014/07/02参照)の砂金氏である。あちらのお店をしばらく休業とし、この古本販売をベースとする就労支援事業所に全力投球中なのである。相変わらずの行動力と目線の高さに、気高さを感じながらも、心と視線はたちまち古本棚に釘付けとなる。絶版漫画・児童文学・ミステリ少々・古雑誌・歴史・戦争・日本近代文学・日本文学・実用・古書新書・仙花紙本…古書が意外に目立ち、それがとても心地良い。カウンターにはビニール袋入りの古雑誌が置かれ、棚には全集・文学・歴史などが集まっている。とにかく古書が多めなのが魅力である。こちらも基本は安値だが、古書にはプレミア値が付いているものも。笑顔の砂金氏とは、古本売買を源にした、社会の妙な垣根を緩くブレイクスルーする話など。いや、話だけに終わらず、実際に行動に移すところが氏のスゴいところである。その間に、働くみんながあっちこっちと入り交じり、店頭箱を公園に遊びに来た子供が覗き込み、近所のオジさんも古本を買うついでに買取の話などをして行く。こんな風に何気なく、地元にお店の存在がジワリジワリ浸透して行くのか…などと殊勝に感じつつも、ちくま文庫「兎とよばれた女/矢川澄子」秋田書店「悪魔の手鞠唄/横溝正史原作 つのだじろう画」、そして偕成社ジュニア探偵小説3「怪獣男爵/横溝正史」(カバーなしで値段がなかったが、なんと300円!…う〜ん、氏がこの本の価値に気づきながらも安値にしてくれた節が…だがそれでも、どひゃっほう!)を見つけ、掘り出し物を見つける快感に酔い痴れる。あぁ、今日も古本修羅で、すみません。このように良い本を安値で見付けたお店は、記憶に強く刻まれ、すぐさま再訪したくなってくる。というわけで、また即物的な夢を求めて、買いに来ます!スクラム〜、ファイト!
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浦安、行徳、妙典界隈は古本屋は潰滅状態でしたから嬉しい限りです。自称千葉の古本屋ツーリストとしては是非とも探訪せねばなりませんね。
こちらのTwitterに稀覯本に目を付けられたのはさすが…とありました。きっと怪獣男爵のことですね。