2015年11月03日

11/3神奈川・淵野辺 古本屋カフェ Sunnyday ring

数冊の古本を携えて、毎度お馴染み西荻窪「盛林堂書房」(2012/01/06参照)へ。まずは『古ツアフェア@盛林堂三たび!』にライトに補充すると、識語署名捺印新刊の「それから」がすでに売り切れ、「首都圏沿線」も残り二冊になっていることを知らされる。というわけで近日中に追加補充予定である。さらについに『どひゃっほう本』が二冊売れたとの報告も!旅立って行ったのは集団形星「風光る丘/小沼丹」と東都ミステリー「光の塔/今日泊亜蘭」である。二人とも、大事にされるんだぞ!さて、これで残りは八冊。果たしてその運命や如何に…。

sunnyday_ring.jpg
その後は横浜線上りで神奈川入り。枯れススキが、秋の気配の記号として生え揃うホームから、橋上駅舎を経て北口に出る。細長く線路沿いに延びるロータリーを、北西に進む。やがてロータリーから脱出して、右手に歩道アーケードを見ながらさらに進み、北に延びる『並木通り』、またの名を『カシオペア通り』に入り込む。この辺りは駅から続く道に、ロマンチックな星座の名が付けられているのだが、星座天文感は皆目見当たらない。今歩く道も古い生活道路の成れの果てで、アスファルトから直接銀杏並木が生え出し、竜宮城のような古い中華食堂があったりする。『淵野辺三丁目交差点』を過ぎ、バス停を越えると、左手の小さなビル一階に、十月に出来たばかりの古本屋カフェが姿を現す。大きなウィンドウには本棚の意匠があしらわれており、入口前に『本屋』と書かれた立看板がひとつ。反応の鋭い自動ドアから中に入ると、話し声が交錯するちょっと広めな空間。左のウィンドウ前にレジカウンター厨房があり、その奥にカフェ席が広がる。そこはすでに奥様軍団に占領されており、スピード感のある茶飲み話が飛び交う状況。肝心の古本空間は入口正面に広がり、本を見るだけでもOKとなっている。右壁棚と奥壁棚&ラック、二つの小さな古本島に古本が並べられている。壁棚にはオススメ本・コミック・ミステリ&エンタメ・文庫・サブカル・タレント・実用と続き、奥壁に絵本・ビジュアルムック・アート・ちょっとキワドいオススメ本が飾られている。古本島は特集ゾーンで、男子向け本や『こんな本書いてたの?』と銘打ちタレント&俳優本などが集められている。奥は新ジャケの日本文学文庫・ラノベ・ミステリー・旅・ノベルス・映像化作品原作が固まる。とにかく、若く新しいラインナップの本ばかりである。分かり易く言うと、今時の文化系青春の匂いがどの棚にも横溢しているのである。う〜ん、若い!青い!甘酸っぱい!値段は普通。カウンター内で忙しく立ち働く、キリンジ・堀込高樹風青年に、礼儀正しく精算していただく。ハヤカワ文庫「アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う/ゲイル・キャリガー」を購入。形態や棚造りはどうあれ、古本屋砂漠化が進む横浜線沿線に新店が誕生したのは、大変めでたいことである。どうか、地元星座を形作る輝ける古本屋カフェとして、定着することを願っております!

だが、古本修羅たる私は、新しめの本では古本血中濃度がピクリとも上昇しないので、街を東に横切り進み、「晶美堂 りら書店」(2013/11/14参照)にすべてをぶつける。店内の安売棚を、時に膝を屈してじっくり観察。桃園書房「さすらい雀鬼/山田克郎」旺文社文庫「安南の王子・その一年/山川方夫」徳間文庫「良平のヨコハマ案内/柳原良平」春陽文庫「能面殺人事件/高木彬光」を計861円で購入し、血中濃度をククッと上昇させるのに成功する。
posted by tokusan at 19:23| Comment(4) | TrackBack(0) | 関東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
淵野辺までかぁ、残念。アンバサダー25、ワンシングル2000円をロハでくいっと飲ませますぜ、旦那。と酒で釣る。
Posted by さがみ国分辻書房 at 2015年11月04日 00:22
いずれ飲みに…いや、お店をちゃんと見に行きますので、その時はクイッと何とぞよろしくお願いいたします!
Posted by 古ツア at 2015年11月04日 17:08
先日は「古ツアフェア」の棚から、金釘流が微笑ましい識語署名入りの新著と共に、数冊を購入させて頂きました。
その際「どひゃっほう本」の棚に、某漫画ふろくも一冊並んでいたのを見て吃驚。これって私も以前、涙を飲んで二万円で入手した本。今回のフェアまで購入を待っていればよかったのにと、後悔の念しきりでありました。
Posted by 東奔西走 at 2015年11月09日 12:27
金釘流…ただのカクカク流であります。新刊もフェア本もありがとうございます!おぉ、あのどひゃっほう本に、そんな理由で涙を流す羽目になるとは…。だが、古本冥府魔道の道程には、ままあること。これからも迷わず買って、お進み下さい!
Posted by 古ツア at 2015年11月10日 20:41
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