2015年11月07日

11/7神奈川・反町 APT#207

昼食を摂ってから外出し、東横線の車窓から空を覆う雲がどんどん厚くなるのを見ながら、タレコミのあったお店を目指す。深い地下ホームからどうにか地上に出ると、目指すお店より先に、閉店した「ひだ文庫」(2015/09/18参照)のことがどうしても気になってしまう。それならば見に行くべきだろうと、まずは『国道一号』を西に向かう。やがて遠くにお店だった建物が見えてくる…建物はちゃんと残っている。看板も残っている。しかしシャッターが重く閉ざされ…あれ?軽やかに開いている!店頭に本が並んでいる!営業しているぞっ!何故だっ?色めきたち、お店に詰め寄るように近付くと、閉店の幟が立ち、閉店SALEはいつの間にか『全品50%OFF』となっている。そして『11/23(月・祝)閉店』とある貼紙を発見する。
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そうか、閉店日が延長したのか。ならば見に来て良かった!と、予想もしなかった閉店したはずのお店との再会に小さくはしゃぎ、本棚を次々と見て回る。リブリオ出版大活字オールルビ版くらしっくミステリーワールド「第6巻 小酒井不木集」「第9巻 大下宇陀児集」番町書房「平賀源内捕物帖/八切止夫」(帯が付いており、それによりNHKドラマ『天下御免』の原作であることを知る)を計1500円で購入。最後の最後まで何かが出て来そうだなぁ…また見にこうようかなぁ…。

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「ひだ文庫」を出てからすっかり見失っていた本来の目的を思い出し、再度駅頭に立つ。目の前の歩道橋を渡って、高架線の跡地である『東横フラワー緑道』を電車気分でガタゴト北に歩いて行く。かつての軌道そのままに優雅な弧を描いており、レールも一部モニュメントとして残されていたりする。およそ100m強進み、地下を失踪する電車の音が漏れ聞こえる通気口を三本やり過ごすと、左手の家並に立看板を表に出した住宅が一軒。玄関ドアが通りに向けて開け放たれ、内部は古本と雑貨を扱うシンプルなお洒落ショップになっている。入ってすぐ、目線の下に小さな棚があり、村上春樹やほしよりこが並んでいる。目線を上げるとそこは小さなカウンターレジの側面で、ニット帽を被ったハンサム・ガイが「いらっしぃませ」と迎えてくれる。「土足でいいんですか?」と一段高くなった焦げ茶の板の間に、恐る恐る上がり込む。窓際壁際に腰高の棚や台が据えられ、様々な雑貨が置かれているが、脇目もふらず奥のボックス棚に向かって一直線。何故ならそこに古本が集まっているからである。食・料理・旅・冒険・紀行・滞在記・セレクト日本文学・松浦弥太郎・谷川俊太郎・辛酸なめこ・アート・カルチャー・サブカル・書店・暮し系ムックなどのキレイな本が、白く輝いている。値段は普通〜ちょい高。古本修羅たる私の突破口は“冒険”辺りにしかねぇ!と、集英社「最後の冒険家/石川直樹」を「お近くですか?」と聞かれながらも、あくまで通りすがりの客を装い購入する。
posted by tokusan at 18:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 関東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「天下御免」に原作があったのですか! 知らなかった・・・(私だけかもしれませんが)
早坂暁の脚本も面白かったです。「平賀源内捕物帖/八切止夫」探して読んでみようと思います。
Posted by 神楽坂・うし at 2015年11月10日 18:14
ドラマ、面白いですよね。調べてみると原作本は「日本の古本屋」にも登録されており、そう高くありません。でも、お店でこの本を見たのは、とにかく初めてでした。何処かのお店で出会えることを祈っております!
Posted by 古ツア at 2015年11月10日 20:35
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