コメントタレコミにて、今までまったく存在を感知出来なかった古本屋さんがあることを知る。なので、焦り慌てて横浜駅で乗り込んだ相鉄線で現地へ急行。橋上駅舎から北口に出ると、踏切と地元的商店街が迫り来る駅前。細かな商店街を北西に突破し、突如視界が開ける『鶴ヶ峰バスターミナル』に入り込む。寒空の下でバスを待つ人たちを尻目に、北東方面へテクテク進む。すると奥には、折れ曲がり下る階段があるので、トントン谷に下り、予想外に大きく勇壮に流れる帷子川を越えて北へ。大きな集合住宅脇の急な坂道を上り詰め、『国道16号線』を『鶴ヶ峰地下横断歩道』で潜ると、『白根交差点』をすでに越えた『白根通り』の入口である。後はこの丘陵地の谷にウネウネと走る大きな道を、北に向かって進んで行けばよいのである。車通りは激しく、街は昭和と平成が溶け合った新興住宅地となっている。ちょっと上がり、谷に下り、左右にうねる道を歩いて行く。途中、高圧電線の下で小さな川を越え、大きなスーパーを二つやり過ごせば、駅から一キロ強で『白根小入口交差点』に到達する。だがそのちょっと手前の時差式信号交差点で、西に目を移す。すると、丘に広がる住宅地のための商店街が、まるで門前町のように、十店ほどのお店を道の左右に集め、歩道に屋根を架けて密やかに佇んでいた。左手のアーケード歩道を進んで行くと、三軒目に確かに、本当に未知の古本屋さんがあるじゃないか!軒には『古書 古本』と書かれた店名看板があり、左には白いカーテンが引かれ、芹沢_介全集を飾った古風なショウウィンドウがある。店舗前面は古い商店という感じだが、店内は明るく白く清潔でカーペットも敷かれ、古さは何処にも滲み出ていない。棚は白く頑丈なスチール棚ばかりで、左右の壁と入口左側に張り付き、奥の帳場左脇にも一本。フロアには背中合わせの同型スチール棚が二本置かれ、通路には雨のためか、100均文庫&廉価コミックワゴン・100均文庫棚・100均雑誌ラック・三冊100円箱(カバー無しの単行本が多い)・300均箱などが所々に配置されている。本が積み上がる奥の帳場には、パーマ頭のご婦人が隠れるように存在し、「いらっしゃいませ」と言いつつも、屈み込んで本のクリーニングに集中している。ただ本を紙鑢が削る音が、規則的に響く店内。右壁には料理・暮らし・女性実用・児童文学・絵本・コミック。向かいには女流作家文庫が並ぶ。真ん中通路は右に日本文学文庫、左にミステリ&エンタメ・エッセイ類・A5判コミック・新書のラインナップ。入口左横には、植物・自然・旅・海外都市・東京・鉄道・戦争・横浜・骨董が集まる。左端の通路棚には、時代劇文庫・ちくま文庫・中公文庫・日本純文学系文庫が収まり、左壁に政治・社会・全集類・映画・民俗学・辞書・文学評論・哲学・宗教・歴史・幻想文学・古書・俳句・絶版漫画が続く。奥壁には文学復刻本・児童書・美術など。とてもしっかりとした街の古本屋さんである。棚に淀んだ所がなく、構成もしゃんとしている。80年代以降の新しい本がメインだが、古い本が少しでもあるのは、個人的にとても嬉しい。値段はちょい安〜普通で、プレミア値もあるが相場より安めな印象。東都書房「恐怖博物誌/日影丈吉」安田信託銀行「昭和の横顔 あの時この時・思い出の40年」を購入する。どうやらレジがないようなので、素早く準備された領収書をレシート代わりに受け取る。表に出て、こんな所にこんなお店が潜んでいた喜びを、ガリッと噛み締める。巡り尽くしたと思っていた首都圏内で、未知の古本屋さんに出会えた喜びも、一緒にガキッと噛み締める。
2015年12月13日
12/13神奈川・鶴ヶ峰 往栄堂書店
コメントタレコミにて、今までまったく存在を感知出来なかった古本屋さんがあることを知る。なので、焦り慌てて横浜駅で乗り込んだ相鉄線で現地へ急行。橋上駅舎から北口に出ると、踏切と地元的商店街が迫り来る駅前。細かな商店街を北西に突破し、突如視界が開ける『鶴ヶ峰バスターミナル』に入り込む。寒空の下でバスを待つ人たちを尻目に、北東方面へテクテク進む。すると奥には、折れ曲がり下る階段があるので、トントン谷に下り、予想外に大きく勇壮に流れる帷子川を越えて北へ。大きな集合住宅脇の急な坂道を上り詰め、『国道16号線』を『鶴ヶ峰地下横断歩道』で潜ると、『白根交差点』をすでに越えた『白根通り』の入口である。後はこの丘陵地の谷にウネウネと走る大きな道を、北に向かって進んで行けばよいのである。車通りは激しく、街は昭和と平成が溶け合った新興住宅地となっている。ちょっと上がり、谷に下り、左右にうねる道を歩いて行く。途中、高圧電線の下で小さな川を越え、大きなスーパーを二つやり過ごせば、駅から一キロ強で『白根小入口交差点』に到達する。だがそのちょっと手前の時差式信号交差点で、西に目を移す。すると、丘に広がる住宅地のための商店街が、まるで門前町のように、十店ほどのお店を道の左右に集め、歩道に屋根を架けて密やかに佇んでいた。左手のアーケード歩道を進んで行くと、三軒目に確かに、本当に未知の古本屋さんがあるじゃないか!軒には『古書 古本』と書かれた店名看板があり、左には白いカーテンが引かれ、芹沢_介全集を飾った古風なショウウィンドウがある。店舗前面は古い商店という感じだが、店内は明るく白く清潔でカーペットも敷かれ、古さは何処にも滲み出ていない。棚は白く頑丈なスチール棚ばかりで、左右の壁と入口左側に張り付き、奥の帳場左脇にも一本。フロアには背中合わせの同型スチール棚が二本置かれ、通路には雨のためか、100均文庫&廉価コミックワゴン・100均文庫棚・100均雑誌ラック・三冊100円箱(カバー無しの単行本が多い)・300均箱などが所々に配置されている。本が積み上がる奥の帳場には、パーマ頭のご婦人が隠れるように存在し、「いらっしゃいませ」と言いつつも、屈み込んで本のクリーニングに集中している。ただ本を紙鑢が削る音が、規則的に響く店内。右壁には料理・暮らし・女性実用・児童文学・絵本・コミック。向かいには女流作家文庫が並ぶ。真ん中通路は右に日本文学文庫、左にミステリ&エンタメ・エッセイ類・A5判コミック・新書のラインナップ。入口左横には、植物・自然・旅・海外都市・東京・鉄道・戦争・横浜・骨董が集まる。左端の通路棚には、時代劇文庫・ちくま文庫・中公文庫・日本純文学系文庫が収まり、左壁に政治・社会・全集類・映画・民俗学・辞書・文学評論・哲学・宗教・歴史・幻想文学・古書・俳句・絶版漫画が続く。奥壁には文学復刻本・児童書・美術など。とてもしっかりとした街の古本屋さんである。棚に淀んだ所がなく、構成もしゃんとしている。80年代以降の新しい本がメインだが、古い本が少しでもあるのは、個人的にとても嬉しい。値段はちょい安〜普通で、プレミア値もあるが相場より安めな印象。東都書房「恐怖博物誌/日影丈吉」安田信託銀行「昭和の横顔 あの時この時・思い出の40年」を購入する。どうやらレジがないようなので、素早く準備された領収書をレシート代わりに受け取る。表に出て、こんな所にこんなお店が潜んでいた喜びを、ガリッと噛み締める。巡り尽くしたと思っていた首都圏内で、未知の古本屋さんに出会えた喜びも、一緒にガキッと噛み締める。
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