2016年07月16日

7/16「青空書房」の色濃い面影

六月に訪れた時はパワフルに聡明に永遠に続くように営業中だった「青空書房」(2016/06/08参照)。だが、店主坂本健一氏が、古本屋人生を全うされたことにより、店舗も自ずと閉店となってしまった。つい先日の大阪で、弔意を胸に抱きながらお店の跡地を訪ねてみることにした。

『天満橋5交差点』。南側を見ると、裏路地の入口に立看板は見当たらず、角のハンコ屋さんの壁に貼りまくられていた「青空書房」道案内もすべて取り払われている。一抹の寂しさを感じながら、路地に足を踏み入れると、元店舗兼住居の扉も、ぴっちりと閉じられてしまっている。さらに募る寂しさと、あっけなさ。だが、扉が開いている時には気付かなかった、異様な物が視界に入る。路地を奥へと進む。こんな物があったとは……営業時は開けっ放しだった扉裏の死角、窓下壁面に設置されていたのは、商店街旧店舗に架けられていた、大きな軒看板であった。この小さな路地には不釣り合いな、また位置も低過ぎるメタリックな店名看板。『青』の字が少し欠けてはいるが、わざわざここまで移動したのは、ここに必ず架けなければならない物だったからだろう。ここが、古本屋さんであることの、証しだったのだろう。窓の向こうの部屋に見える、まだ残る本の列を見て、ぼんやりそんなことを考える…。
aozora_shobou0714.jpg

昨日は夜行バスでその大阪から東京に戻り、午後遅くに西荻窪「盛林堂書房」(2012/01/06参照)に向かい、一週間以上放置しなければならなかった「フォニャルフ」棚に、関西のでの収穫もちょいと含めて補充する。そして本日午後七時から神保町「@ワンダー」二階に於いて、「盛林堂」小野氏のトークのお相手を務めさせていただきます。お時間とご興味ある方は、ぜひとも夜の神保町へおいで下さい。古本屋や盛林堂ミステリアス文庫やミステリについて、ピーチクパーチクお話すると思います。ついでに関西での収穫も、ちょっと公開鑑定してもらうか…。

■7月16日(土)
【連続講座 古本屋的!! 第3回「出版する古本屋」】
出演:盛林堂書房 小野純一
古本屋業の傍ら始め、早4年目を迎えた同人誌作り。なぜ、本を「売る」だけではなく、「作る」のか。本作りの魅力と大変さ、古本屋業との意外な関係を、今までの古本屋としての経験を踏まえ、お話しします。
会場:ブックカフェ二十世紀(@ワンダー2階) 東京都千代田区神田神保町2-5-4
時間:19:00〜20:30
会費:1,500円(1ドリンク付) 懇親会1,500円(軽飲食20:30〜21:30 ※自由参加です)
■予約申込はブックカフェ二十世紀(jimbo20seiki@gmail.com)までメールにてお願い致します。お名前と参加人数をお知らせください。詳細はブックカフェ二十世紀サイト「EVENT」よりご確認いただけます。→http://jimbo20seiki.wix.com/jimbocho20c
残席ありなので、飛び込みでも恐らく大丈夫です!
posted by tokusan at 12:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 古本屋遺跡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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