2017年03月17日

3/17『気まぐれプレゼント』を受け取る。

本日夕方の漂着地は、千歳船橋と用賀の間にある桜丘。見たこともない住宅街から脱出を試み、いつの間にか経堂駅へと向かう『農大通り』の学生の流れに便乗している。と言うことはこのまま真っ直ぐ北に進んで行けば…おぉ!やはり学生が流れる河の途中には、「大河堂書店」(2009/03/26参照)という名の古本屋が、暗くなり始めた商店街に存在していた。店頭を入念に探った後、まずは右側通路に潜入し、新入荷本や古い単行本に集中する。ロシアの綺譚&妖怪譚を集めた資料本に激しく心が揺さぶられてしまうが、結局は中央通路の超充実文庫棚にしがみつく結果となり、あっという間に六冊が手の中に収まってしまう。講談社文庫「グリーン車の子供/戸板康二」文春文庫「諫早菖蒲日記/野呂邦暢」「原色スポーツ図鑑/浅井慎平」角川文庫「美女の青い影/平井和正」八重洲ブックセンター「ティファニーのテーブルマナー」酣燈社「詩人全書 東西古今集/日夏耿之介」(これが本日一番の掘出し物。帯付きで300円にニンマリ)を計1230円で購入すると。白髪ソバージュのご婦人が、笑みを浮かべながら帳場横の小箱を指差し、「千円以上お買い上げの方にプレゼントです」と宣う。見れば箱の中には、袋に入れられた文庫本が並んでいる。その表には『気まぐれプレゼント 謎の文庫本』のハンコが捺されている…。「何が入ってるか分からないんですか?」「分からないんですよ〜」と再びニヤリ。せっかくなのでちょと迷いつつ、薄手の一冊をいただくことにする。さほど興味も喜びもなかったのだが、貰ったとなると中に何の文庫が入っているのかとても気になってしまう。駅にたどり着き、電車のシートに腰を下ろして、ペリペリと開封してみる。袋の中に入っていたのは、原稿用紙に包まれた新潮文庫「津軽/太宰治」であった…も、持っている文庫だな…脱力しながら、ダブりの文庫本を手にして、夜の電車にガタゴト揺られている…。
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posted by tokusan at 20:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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