2017年04月03日

4/3東京・都立大学 近所に引越し「ROOTS BOOKS」!

朝から百冊弱の古本を詰めたダンボールを担ぎ出し、大阪に送る。なんとその重さ、二十九キロ!フェア用の補充本で、今回値段がお安めなものが中心。現地に届き次第「梅田蔦屋書店」の古書コンシェルジェが商品化し、棚に並べてゆきますので、西の古本好きのみなさま、折りを見て梅田駅ビル『ルクア イーレ』九階『古ツアフェア棚』を冷やかしにどうぞいらしてくださいませ。

さらに朝から、岡崎武志氏より怒濤の「中央線古本屋地図(仮)」原稿が届いたので、他の仕事と並行しながらレイアウトを進める。夕方に一段落着いたところで、都立大学にノロノロと向かう。コメントタレコミにより「ROOTS BOOKS」(2010/03/25参照)が移転作業中であるのを知ったので、そろそろ様子を見に行ってみるかと、重い腰を上げたわけである。高架下の改札を抜け、すぐに北西へ。道沿いの、古く昭和なショッピングセンター『トリツセンター』は、すでにその役目を終え全面的に閉鎖されてしまっている。このセンターの横っ腹に「ROOTS BOOKS」は格好良くへばりついていたのだが、その店舗のシャッターもがっちり下ろされてしまっている。だがその前には立看板が置かれ『移転します』と簡素な地図が書かれていた。
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壁には2009年からこの地で営業して来た思いが軽く語られ、ウィンドウの向こうにはダンボールに書かれた『I♥都立大』の言葉が掲げられている。相変わらず都立大学という場所に、熱い気持ちを持ち続けておられるのだな。そして地図を参考にして、そのまま『中根小通り』を『目黒通り』に抜ける。交差点から北を見ると、確かにすぐに『ジョナサン』がある。横断歩道を渡り、屋外自転車置場横の『ジョナサン』の入ったビル手前の小道に入り込む。前方には、左に小坂、右に小階段があり、その先には緑道に美しく咲き誇る桜の樹がのぞいている。階段をトントン上がって右を見ると、そこに古本屋さんの姿が地図通りに輝いているではないか。失礼ながら、以前のお店より、しっかりした今時の古本屋さんっぽいぞ!と思ってしまう。
roots_books2.jpg
店頭にはアンティークな木製キャビネットや箱が並び、その上や中に安売本が並べられている。100均文庫&単行本&雑誌、洋書&絵本、それに300〜500円本も左側に並んでいる。中に入ると、思ったより少し狭い空間である。壁には棚がしっかり張り巡らされ、右奥が深くなる構造。だが、今はかなり雑然としている。引っ越したばかりだからだろうか?それともこれがスタイルだからだろうか…?疑問深めながら進入可能な通路に入り込んでみる。とは言っても見られるところは、入って直ぐの正面文庫棚(新しめの本中心)と、横向きフロア棚とガラスケース間の手前通路だけのようである。フロア棚にはCDやビジュアル本が並び、奥に入り込むと入口側壁棚に美術系大判作品集が収まっている。そのさらに奥には、積み上がった本や日用品で進めぬのだが、大きな壁棚を見ることは可能である。何だかノンジャンルで並んでいる感じなのだが、歴史・近代史・文学に良さげな本が紛れている。だが左奥は横積みゾーンとなってしまい、フロア棚の裏側も横積みゾーンになっている。ふ〜むと秘かに唸りながら、積み上がった本に面白そうなものがありそうなのだがあまり手を出せずに、移動出来る範囲をウロウロ行き来してしまう。値段は普通で、良い本にはしっかりプレミア値が付けられている。結局右壁棚から、爪先立って手を伸ばし、どうにか本を一冊抜き取る。ぐるっとフロア棚を回り込み、隠れ家のような小さな帳場で精算する。とにかく引越し、ご苦労さまでした。これからも都立大学で古本屋の灯を、常夜灯のように煌めかせていただければ幸いです。新潮社「上海租界映画私史/清水晶」を購入する。
posted by tokusan at 19:49| Comment(2) | TrackBack(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「ブックセンターいとう」、今度は青梅店が四月十六日をもって閉店するということです。年々ポツリポツリと閉店が続きますね。
「散歩の達人」の屋敷さんとの対談読ませていただきましたが、「新刊書を買わない云々…」のくだりに笑ってしまいながら意外にも感じました。時折、荒木飛呂彦に言及される事もあるので漫画を含めて新刊書も古本とは別に購入されているのだと思っていました。
Posted by 古本極道 at 2017年04月04日 21:39
青梅店までもが!どうしたんでしょうね「いとう」グループ。全く持って寂しい限りです。そして新刊は、本当に滅多に買わなくなってしまいました。ひたすら“古い本”“古い本”“古い本”“古い本”“古い本”!…どうしたらいいんでしょうね。恐らく人生の残り時間から出てきた、無意識の行動かと…。
Posted by 古ツア at 2017年04月05日 17:31
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